浮世絵を脳内変換してみると。。。から、浮世絵オンライン鑑賞まで。
フィールドを毎瞬、色とりどりにクリエイトする皆さま、こんにちは。
今回は、太田記念美術館のオンラインで鑑賞できる「Men 和装男子 江戸の粋と色気」のご紹介と、浮世絵に全く造詣の無い者の衝撃からの徒然です^ ^
「Men 和装男子 江戸の粋と色気」
太田記念美術館
https://otakinen-museum.note.jp/n/nfd18e8189eb1
過日、noteの記事で、若い男女が一つの三味線を二人で弾く「つれびき」という絵の紹介を見て、この展示会だけはどうしても行きたいと思っていて、駆け込みで鑑賞してきました。
感想は、行ってよかった!
ほんとに素敵な絵ばかり、
素敵なチョイス、というのか、
とにかく楽しく、面白い企画展でした^ ^
まあ、言うなれば、
「イケメン祭り」。(//∇//)
そして、その企画展が終わってしまったものの、コロナで時間制限をしていた展示会のため、
オンライン鑑賞が、太田記念美術館初の試みとして始められていて、
それがこの、素敵なイケメン祭り(とはいえ、かわいい女の子との絡みが愛おしい)の企画だったので、
こちらで紹介させていただきたいと思った次第です^ ^
ほんとに素敵なので、ぜひ!
私事ですが、ある時から天使の絵を描き始め、女神様、観音様や日本の仏様を描くようにもなり、
調べ物をしている中で、日本の神様を描いている歌川国芳に衝撃を受け、大好きになってから、
浮世絵がとても好きになりました。
昔は、なんでこんなのっぺらぼうに顔を描くのか、
昔の日本人の顔を、なんで誰か一人でも写実的に残して伝えてくれてないのか、などと、ふとどきなことを思っていました(^◇^;)
絵を自分が描くようになってから、
描く側のことを想像するようになってからの、
浮世絵の楽しみ方が自分なりに、できるようになりました。
もともと、時代劇が好きすぎて、
学生で時間がたっぷりあった頃は毎日多い時で9本は、ハシゴして時代劇をテレビで観ていました。
なので、特に江戸時代は、
本当はどんな暮らしをしていて、
本当は、どんな色の建物で、
本当は、どんな服、髪型、人の顔だったのか、
とにかく知りたかったのです。
浮世絵では、写実的な顔がわからない、というところがネックで、詳しく見ることはなかったのです。
ところが、国芳が好きになってから、遅ればせながら、
実は浮世絵こそ、当時のもの、こと、色を正確に伝えているものだ、と、気がついたのです。
(遅いっ!(^◇^;))
ただ、どうしても、顔がのっぺりなので、
そこをタイムマシンに乗って見に行きたくて、
でも、できないので、
遂に脳内変換するようになったのでした。
浮世絵の正確な伝達情報を、脳内で、リアルなものに変換するのです^ ^
江戸時代も終わる頃の日本人を海外の人が撮影し、記録に残したものを見ると、
日本人は、今と変わらない顔をしていることがわかりました。
というより、
もっと、カッコよくて、素敵。。。
笑顔に溢れ、大人も子どもも、堂々としている。
屈託なく、そのままの自分を喜びとしている。
そんな感じで、感動しました。
そして、その美しさがなぜ、これだけ引き立つのかというと、
日本人には、昔の髪型と、着物が本当によく似合っていたのだと思いました。
日本人の顔と体型を、ほんとに美しく引き立てるものだった、と。
夏祭りなどで、和装を華やかにしている日本人を見るたび、
日本人が一番カッコよく見えるのは、和装だよなー、と常々思っていたので、今回はそれを痛感しました。
また、髪型のバリエーションと美しさと華やかさ、
着物の模様や形や組み合わせの華やかさと、粋と美しさがどういうものであったかも、浮世絵が正確に描写しているので、知ることができました。
感動。。。
大好きだった時代劇では、なぜか、建物や家屋は古びたものばかりの演出をしています。
長屋や、着物も、ほんとは作りたてのものもあるでしょうし、こげ茶色一色ではなく、
もっと華やかだったり、
生活を彩る楽しさの色があったんじゃないかな、と、時代劇をいつも見ていたので、
今回の企画展で、ほんとに華やかな織物、模様、色、おしゃれ、小粋さが知れ、
とにかくワクワクしました。
そして!
この企画展の表紙にもなっているイケメンの服装ですが、
黒い頭巾を首に巻くのが流行っていたというこの服装。
今でいうところの、パーカーの重ね着じゃあないですか。
若い人は時代が変わっても同じなんだな、と、かわいいな、と思いました。
実はこの絵は、イケメン男子にかわいい女の子たちの熱い視線を集めている絵だとかで。。。
(太田記念美術館のカタログより)
そこで、また脳内変換してみると、こののっぺりした男子は、現代と変わらないイケメンで、女の子達も、現代のようにキラキラしているんだろうな、
と、なり、
目で見てみたい、となり、
遂に、ちょっと描いてみたのでした^ ^
例えば玉木宏君が、
韓国の方ですが、大好きな東方神起のチャンミンが、
目の前を、
このパーカー的着物で、微笑んで踊り過ぎて行ったとしたら、、、。
。。。
(//∇//)
着物、この髪型も、
復活しませんかね。。。(^◇^;)
実は女の子の髪型も着物も、それは素敵です。。。
復活しませんかね。。。(^◇^;)
他にも、火消しの心意気から、
世からはぐれた生き様を選んだ男性の服や髪型、
若衆から、寄り合いの大勢の男性陣の着物の一つ一つの紋様の違いとカッコよさまで、この企画展では見ることができました。
思い出してもワクワクします。
衝撃だったのは、最後の方に紹介されたある一枚の浮世絵。
明治初期になり、ついに西洋の文化に変わりつつある様子を浮世絵に描いたものが。。。
まさに
「散切り(ザンギリ)頭を叩いてみれば
文明開化の音がする」。。。
マゲを切り落とし、角刈りのザンギリ頭になったところの浮世絵が一枚だけ、あったのですが、
に、あ、わ、な、い。
テンション下がりました。。。(^◇^;)
ネイティブ・アメリカンの文化じゃないですが、元々の長髪文化は復活してもいいのでは、とつくづく思ったことでした^ ^
それも含めてとても面白かったです。
ほんとは、浮世絵の本物の色の深さを実物を見ながら楽しめたらいいとは思いますが、
何処にいてもいつでも、これらの文化を楽しめる企画があることは、ありがたいと思いました^ ^
素人目線からの、徒然、お付き合いいただきましてありがとうございました。
今日も皆さまにとって、楽しい一日でありますように。
戸張碧月
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