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命いっぱいのちから君が天国へ
フィールドを毎瞬、色とりどりにクリエイトする皆さま、こんにちは。
今回は、わたしの中のある一つの世界がで全く変わってしまった、動物保護活動家の「海月ダンテ」さんという方が保護した「ちから君」のお話をさせてください。
ちから君は、半分顔が癌のため無くなっていた猫で、飼い主に捨てられたらしいところを、報告を受けたダンテさんが保護した猫でした。
その後、そのちから君の様子をTwitterでアップしてくれていたのですが、
そのちから君との、それもわずかな動画の、ほんの少しの出会いでしたが、何かが、戻れない程わたしの中で変わりました。
わたしは、アニマルコミュニケーションをしている友人ができてから、動物に対する理解が深くなっていくごとに、驚きと、これまでの自分の未熟さに打ちのめされてきたのですが、
その友人から知った「海月ダンテ」さんのヴィーガンレシピ動画を最近見るようになっていました。
その流れで、ダンテさんとは、動物保護活動家だということや、
人間の暮らしを快適にするためだけに虐待、虐殺されている動物達の事実を伝えたり、
保護動物を自然に近い形で生かせるための活動をされていることも知りました。
その中でも、いつも食べていた卵や鶏肉はメスだけに需要があるため、
オスが生まれると、生きたままオスのヒヨコはシュレッダーにかけられることを動画で見て初めて知り、
衝撃を受けました。
自分は動物虐待について、知っている方だと思っていたのが、ほんとに恥ずかしくなりました。
そういう事実を動画などで伝えるため、アンチからの嫌がらせや、動画削除など、いろいろなこともあったようですが、法的な対処をされるということも、知りました。
そんな中、
虐待で顔が無くなり、捨てられたのでは、という猫がダンテさんに保護されました。
その猫につけられた名前が「ちから」。
最初は、顔の半分ない猫の姿を動画で見て、
ぎょっとしました。
何が起こっているか、わからなかったのです。
そのうち、獣医さんに診てもらい、虐待ではないこと、
ガンため、顔の半分が無くなっていることなどが知らされました。
最初はちょっと引きながら、動画を見ていましたが、
ちから君と名づけられたその猫は、
痛い思いもしただろうに、
飼い猫だったようで、病気のために捨てられて悲しかっただろうに、
ひもじい思いもしただろうに、
なんと、すぐにダンテさんになつき、
ゴロゴロとノドを鳴らし、スリスリし、
どんどんご飯を食べ、
シャワーを浴び、
信じられないほどの、真っ直ぐな純粋さで、
思い切り人に甘えていました。
人に捨てられて、悲しんで、人になかなか、なつかなくなった動物もたくさんいる中で、
ちから君は、ダンテさん達に対して
何一つ、スレることなく、拗ねることなく、
愛され切って生きていました。
ご飯もりもり、
散歩に喜び、
みんなの帰りを窓辺で待ち、
ゴロゴロ、スリスリして。
保護動物の動画を見れば、それは、ほんとによかったな、と思うけれど、
こんなに、他人様のところに来た見ず知らずの動物を愛おしいと思ったのは、生まれて初めてでした。
元気いっぱい食べたり、甘えるちから君の動画を見るうちに、
ちから君の重い病気のために、剥き出しになった歯や骨や肉が、
このまま治療してもらって、ふさがって、再生まではしなくても、長く生きていけるんじゃないかと思いました。
菌に汚染され、拭いてもよくならないのか、
ダンテさんも感染症になったりと大変だったにも関わらず、
病気についてよく知らないわたしは、それでも楽観的にとらえて、アップされる動画を見ていました。
ところが。。。
美味しそうにエサを食べていたちから君が、
急変して、もう長くはもたないだろうとの投稿が。。。
可哀想だからとか、そういうことではなく、
全く言葉が見つからないのですが、
とにかく、泣けて仕方なかったです。
生まれて初めて感じたものというか、
あんなにひどい状態なのに、
全然気にやむことなく、
健気に、甘えて食べて、喜んで、
命いっぱい生きている姿を、わたしはわたしの世界の中に見たことがなかったのかもしれません。
「知らない世界」くらい、衝撃でした。
憐みとか、同情とか、かわいそうだから、とか、
そんなものではないのです。
純粋な何かを見て、知ったというか、、、
言葉がやっぱり見つかりません。
ダンテさんの報告の数日後、
ちから君は、天国に行ったそうです。
最後までしっかり愛して看取る、というダンテさんのメッセージでしたが、
家族や周りの皆さんが、これ以上ない愛を注いでくれていたので、
何も心配することなく、旅立ったと思います。
なのに、わたしは、なんでこんなに涙がでるんだろう。
ほんの短い期間、動画で見ていただけのちから君に対して。
感動とか、そんなところに当てはまるものでもなく、
ただ、愛おしいと思うだけで、、、。
なんか、自分の中の、いろんな価値観が
ガラリと変わってしまって、
そこに関してはもう、元には戻れないという状態です。
愛とか美しさとか、純粋さとか、
命の輝きとか、
薄っぺらい言葉にしかなりませんが、
その辺りの価値観でしょうか。。。
泣いたと言っても、一番辛かったのは、ダンテさん達なのですが。。。
わたしも、離れたところからですが、感謝をいっぱい送らせてもらいたい、と思いました。
もらったものが多すぎて、うまく伝えることもできませんが、
ちから君の、愛いっぱい、命いっぱいの可愛らしさを、
ここに紹介させていただきたいなと思ったのでした。
その、海月ダンテさんの保護動物活動は今、どんどん広がっていて、少しご紹介させていただければと。。。
Twitterから、そのまま一部転載させていただきます。
(ちから君の動画は、そのままありますが、ここでは、ダンテさんがどんな保護動物活動をされているかは、過去投稿の抜粋をそのまま、引用した方が伝わるかと^ ^)
海月ダンテさんのTwitterより
https://twitter.com/dante_kaigetsu?s=21
https://community.camp-fire.jp/projects/view/58731
僕が作りたいのは自然に近い保護施設。
動物を一生ケージにぎゅうぎゅう詰めの状態で閉じ込める保護団体をいっぱい見てきたけど、毎日ストレスと退屈でもう動物の刑務所みたいなもん。
こんな動物が伸び伸びと自由に、幸せに生きられる環境を作りたい。
【保護施設の説明その1】
一生のお願い。最後までご覧ください。
人と動物が平和に共存する殺処分ゼロの日本のためにどうか力を貸して下さい。今までひどい目にあった動物たちが自由に、のびのびと生きられる保護施設を作りたいです。
その名はアニマルフォレスト。
【保護施設の説明その2】
動物がずっと狭いケージに閉じ込められて、ぎゅうぎゅう詰めの状態でストレスや感染症に苦しむ施設が多い世の中ですが、自然に近い環境で楽しく遊べるケージフリー、ストレスフリーの楽園を作ろうとしています。
【保護施設の説明その3】
日本は保護施設に使える土地代がとても高く、かなり安くしてもらっていますがそれでも土地代だけで3500万円がかかります。
ローンとお金集めを一生懸命頑張って、全財産をかけて、自分で1600万ほど集めましたが、まだ1900万円が足りない状態です。
【保護施設の説明その4】
動物の治療部屋、水・電気の設備、土地整備などもあり、保護施設はとても大きいプロジェクトですが、土地さえあればそれは徐々にやって行けるので今は土地が最優先です。
何年も土地を探していて、このチャンスを逃したらまたいつできるかわかりません。
【保護施設の説明その5】
そんな大金だと無理だと思ってしまう方もいるかもしれませんが、一人ででけきないことは何万人が力を合わせたら確実にできます。
今、この投稿を見ている一人一人が1000円をご寄付下さったら、1日だけで保護施設ができます。
小さな命のために心からありがとうございます。
(以上、Twitterより抜粋)
このような活動をされていて、この後、あっという間に資金が集まり、土地が購入でき、
いろんなことが始まっているようです。
保護猫活動は、とても忙しいようですが、
この活動も広げられていて、
ただただ頭が下がるばかりです。
感謝。
今回は、戻れなくなる程の、世界観シフトを与えてくれた「ちから君」と海月ダンテさんの紹介を、この場を借りてさせていただきました。
命と愛いっぱいのちから君とダンテさんのお話でした。
ありがとうございました。
今日も皆さまにとって、楽しい1日でありますように。
戸張碧月