ヒップホップが好きな人へ。何も考えずに観るコメディっていいよね
こんにちは。ルーズリーです。
前回の記事を公開してから少し時間が経ってしましましたね〜。というのも、京都へ旅行していたからなんです。その間、ずっとコンテンツから離れていました。でも、私がいなくても普通にコンテンツは放出される訳で...。別に全部のコンテンツを消費したいとは思っていないけれど、少し置いてきぼりな感がありますな。
と思って帰宅してからNetflixを開くと...
エディ・マーフィーじゃん!
次の瞬間には作品を見始めていました。
作品タイトルは『ルディ・レイ・ムーア』。どうやら、実在した人物の伝記モノっぽい。
まぁ、この映画を一言で表すなら
おかえりなさい!エディ・マーフィー!
といったところ。
作品自体は主人公のグルーヴと行動力だけで物語は進んでいくけれど、主演のエディ・マーフィーのおかげで単調に感じさせずテンポ良い映画に仕上がっていて個人的には好きな部類にカテゴライズされます。
主演のエディ・マーフィーは一時期、ギャラをもらい過ぎているとか言われていたけれど、この役は彼にしかできないんじゃないかな...。ルディの哀愁や気前のよさ等の感情の揺れを魅せられるのは批判を受けつつプロとして俳優を生業にしてきたエディだからだと思います。
コメディと言うと社会風刺的なブラック・ユーモアを含んだモノが多いけれどこの映画はなーーーんにも考えないでフフッと笑いたい時におすすめ。
もちろん、そういう要素がない訳ではないけれど個人的には主人公の生き方に笑っていたいかな。
そうそう、この映画に欠かせないのが音楽なんですねぇ〜。
作品を通してずっとソウルフルな楽曲が使用されています。
冒頭からマーヴィン・ゲイの名曲「Let's Get It On」が流れてきたと思っていたら、スライアンドザ・ファミリー・ストーンの「Thank You」が流れたり。
調べたらルディ本人もカントリーやR&Bを基調としたソウルを歌っていたので、この選曲にはかなり納得です。
そうそう。この言い忘れていたけれど、この映画はヒップホップ好きに観てもらいたい!
スヌープ・ドッグが出てるから...だけじゃないよ。
この映画の最後にも出てくる通り、ルディはヒップホップの父と呼ばれているんですねー。
は?なんでソウルを歌ってるおっさんがそんな呼称つけられるん?意味わからん!
と思った人はルディが出した音源を聴いてみるといいです。
漫談のようなことを洒落た音楽にのせてやっています。抑揚をつけたり、韻を踏んだりして。
まさにヒップホップ・ミュージックやん。
作中で主人公ルディが”そんな古臭いドラムロールはやめろ”と言うシーンが印象的だったのはそういったバックグラウンドを引き出すためだったのかもしれませんね。
優れたビートとフロウ、ライム、リリックの中の落とし所やパンチラインは考えてみるとお笑いの要素と似ていますな〜。
エディ・マーフィーのキャラがたちまくりの今作、観てみる価値はアリですよ。
エディ・マーフィーと言えば山ちゃん!と思う方、吹き替え版はしっかり山寺宏一さんがつとめられているので、吹き替えでも是非。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?