あゝ60's
こんにちは。ルーズリーです。
10月11日(金)より音楽映画が2つ公開されましたね。その映画とはモッズ映画の金字塔「さらば青春の光」のリマスター版、
ダニーボイル監督の「イエスタデイ」です。
「さらば青春の光」はThe Whoが製作総指揮に携わっているし、「イエスタデイ」はThe Beatlesがテーマ。
あれ?これきてるんじゃないか。
UKロックの波、2019年に来てんじゃね?
こりゃあ、チルウェーブ系の音楽ばかり聴いてる場合じゃねえぞ。
てことで、UKロック界で大注目のFURというアーティストについて今回は紹介します。
彼らはUKブライトン出身。かなり60'sのサウンド(特にギター)に影響を受けています。
ブライトンで60'sのサウンドに影響を受けた、といえばThe Kooksもいますね。
でも、The Kooksの場合、「60年代の音を2000年代前半の音に昇華したバンド」という感じ。それから15年以上経ってFURというバンドが登場したわけだけど、FURを一言で言うと「60年代の音を2019年の音に昇華したバンド」ってところです。
なんや、時代が違うだけでほぼほぼThe Kooksと同じバンドかよ。定期的にそういうバンド出てくるよねー。
おいおい、2000年代前半はいわゆるニューレイヴ(この言い方は批判があるかも)が大流行りして日本の大型フェスのラインナップもかなりダンス寄りだったやん!チルウェーヴやローファイな音が流行っている2019年とはまるで違う。FURの音楽はもっとシンプル。
なるほど。じゃあ、FURってバンドの人気度ってどんなもんなん?
これが、すごいんですねー。
彼らの所属するNice Swan Recordsによると、"キャリアの初期段階にも関わらずYouTubeにupした動画が300万再生された。"とか、"インドネシアのリスナーまで拡大するのにはそう時間がかからなかった。月間、ジャカルタだけで1万2千人のリスナーがいる。"とかなんだかとんでもないことが書いてありました。
ほうほう、なるほど。では実際に聴いてみようではないか。
ということで、FURの曲をいくつかご紹介します〜!
「If You Know That I'm Lonely」
FURの代名詞的な曲です。
MVは8mmフィルムで撮られたような仕上がりでまさに60年代!
と言いたいところですが、メンバーが小細工をするコミカルな要素で今っぽさを演出しているおかげで可愛らしい作品に仕上がっています。
サウンドはついつい口ずさんでしまうようなシンプルな作りです。
シンプルな曲って曲調の予想がつくのに飽きないのはなんでなんですかね〜。
IKKOが「どんだけ〜」って言うの分かっているのに、上島竜兵が熱湯風呂に入ってしまうことが分かっているのに、笑ってしまうアノ感じに似ています。
話がかなりズレましたね。本題に戻ります。
可愛らしい曲調、MVとは裏腹にリリックは卑屈な人間の目線で書かれています。
まずタイトルが「If You Know That I'm Lonely」ですよ?
友達や恋人と仲良く遊んでいて、急に「なんだか、孤独なんだよね。まぁ、こんな気持ちなんか分からないか。」とか言われたらめっちゃムカつきません?
そんな感じで人を信頼できないboyが考え得ることを書いた歌詞です。
(でも、なんんとなくそういう気分の時もあるよね。)
はい、次。
「Angel Eyes」
映画のトレーラーかよ、といったMVですね。
ドリーズームが使用されていたり、構図が映画的でしてやられた感があります。
ギターリフは特徴的でありながら、またまたかなりシンプルな作りです。
そして、歌詞はキュートでピュアな仕上がり。
在りし日のビートルズがそうだったように、かなり分かりやすい英語詞で耳あたりも最高です。
はい、次。
「Trouble Always Finds Me」
このバンドの凄さって聴いたことのあるような曲なのにどこか新しく、常にキャッチーな曲を世に送り出していることだと思います。
この曲はまさに上記のことを体現している作品。
この曲は他の曲に比べてガレージロック色が強い気がします。
多分イントロ部分でストロークス的な音が鳴っているからだろうけど。
しかし、FURはガレージバンドというよりポップスバンドな気がするんだよなあ。全部の曲が聴きやすいし。
とまあ何曲か紹介しましたが、彼らはこのペースで曲を作っていけば日本にも来てくれるんじゃないかなー、って思ってます。
FURのヴォーカル、セリーヌのインスタに登場してんじゃん。
かっけぇ〜。
これからがまじで楽しみですね。
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