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【日記】利他力ってなんなんだろう/2024.08.08
今日、職場で「ウェルビーイング」という言葉を耳にした。最近よく聞くなあと思いつつ、意味は知らなかったので調べてみた。Well(よい)とBeing(状態)からなる言葉で、個人や社会にとってよい状態であることを言うらしい。
よい状態の定義は人それぞれ違うから、一人一人が「よい状態」だなあと思えるような社会を作っていきたいね、といった取り組みがいろんなところで行われている。
ウェルビーイングの解説サイトに「幸福度診断」というものが紹介されていた。オンラインの診断で個人の幸福度が測れるとは思えないけどな、と思いつつ興味本位でやってみたら、自分が想像していた程度の幸福度が数値として出た。人に見せるものではないと思うので、結果は書かないでおく。
幸福度よりも気になったことがある。結果ページの「あなたがもっと幸せになる余地のある特性」という項目の中に「利他力」というものがあった。
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わたしがもっと幸せを感じるためには、他人の幸せを願い、他人に親切にするといいらしい。
本当にそうなんだろうか。正直言って全くピンとこない。たぶんこれは、人に尽くしたり、人の幸せを願ったりすることが自分の幸せに繋がる、という経験をしたことがないからだろう。
でも、本当にそういうものなんだろうか。
例えば、家族がスポーツの大会に向けて練習に励んでいるとする。わたしは家族のために身の回りのことをサポートする。時には励ましの言葉をかけたり、日頃の頑張りを労ったりする。そして本番を迎え、家族は大きな会場で輝かしい成績を残す。
客席でその姿を見たわたしは、たぶんめちゃくちゃ喜ぶのだろう。がんばってサポートしてきてよかったなあって、幸せに包まれるのだろう。
でも、家族の晴れ姿を見て、わたしはたぶん劣等感を感じたり嫉妬したりするはずだ。わたしにも才能があればと悔しく思うに違いない。他人を支えるのではなく、自分自身が大きな成果を残す方が、何十倍も幸せに決まってる。その方が、何かを成し遂げた時の達成感は半端ないだろうし、自己肯定感も高まるだろう。
じゃあ利他力ってなんなんだ。もちろん、大切な人に対して親切でありたいとは思うし、自分のしたことに対して感謝されるとうれしい。でも、自分は他の誰よりも、自分自身に尽くすべきではないのだろうか。これはわたしが未熟だからわからないんだろうな〜とは思いつつ、今後歳を重ねていろいろな経験をしたとしても、「他人の幸せこそが私の幸せです!」とは言えないような気がする。
たまにはもやもや考えていることを書き出すのもいいかなと思って、書いてみました。