【日記】友人の気苦労話/2024.09.15
今日は友達と遊んだ。ハンドメイドのイベントに行ったら前が見えなくなるほどの土砂降りで足元がびしょびしょになったり、プレートランチのおいしい店に行ったら想像以上に行列ができていて泣く泣く引き返したりしたけど、楽しかった。
ランチを食べる予定だった店の近くに以前から気になっていたお店があったので、友達の車に乗って連れて行ってもらった。古民家を改装した店内にカフェと雑貨の販売スペースが併設されていて、レトロで温かみのある空間がすごく心地よかった。
わたしはガパオライス、彼女はフォーを注文して、食べる手を何度も止めながらいろんな話をした。彼女とは新卒で入社した会社の同期で、研修中は一軒家でルームシェアをしていたこともあって親しくなった。優しくておしゃれで、コーヒーが大好きで、寄り添いすぎなくらい、人の気持ちに寄り添える人だなあっていう印象がある。人の気持ちがわかりすぎるから、他の人よりも多くのことに気を配っている。
気苦労が絶えない彼女の話は今日も面白かった。遠方に住む友達とのLINEで「また今度会おうね」という話になり、出不精の彼女はわざわざ会いにいくのは億劫だなあと思ったものの、また会おうね〜と嘘をつくことはできなかったらしく、「たぶん会いに行くことは無いと思う」と正直に伝えたという話をしてくれた。彼女なりに相手を思って返信したのだと思うけど、あまりにも正直だし、親切なのか薄情なのか分からなくて笑ってしまった。
わたしだったら会うつもりはなくても「また会おうね〜」って送っちゃうけどなあと言ったら、「一度嘘のメッセージを送ってしまったら、その友達とのトーク画面を開く度に自分が送ってしまった過去の嘘と向き合うことになるから、それがなんか嫌でさ」と言っていた。わたしは彼女の思慮深いところが大好きなんだけど、思慮深さが行き過ぎるとここまで人間くさいエピソードが生まれるのか。面白すぎる。やっぱりこの人のことが好きだなあって改めて思った。
ランチを終えてわたしが気に入っている雑貨屋に行った。彼女は以前からハンドメイド作家をしていて、自分の作品を通販サイトやイベントで販売している。店にずらっと並んだポーチやアクセサリーを「どうやって作ってるんだろう」って作り手の目線でまじまじと見ていた。かっこいい。
「家で一人で物を作っていたら、『これって本当にかわいいのかなあ』って自分の気持ちを疑ってしまう。だから、たまに外に出て雑貨屋とか服屋でいろんなものを見て、『かわいい』って思う気持ちを確かめてる」って話していたのが印象的だった。こういう話はものづくりをしている人からしか聞けないし、自分自身の心の動きを言葉にして伝えてくれたのも嬉しかった。やっぱりわたしは、人の心の話を聞くのが一番好きだし、それを踏まえて自分の心と向き合う時間がすごく好きだ。今日はなんてことない会話ばかりしていたけど、すごくうれしくて幸せだった。
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