ニコ厨女が女性アイドルにハマったきっかけの5曲



中学・高校時代はニコニコ動画でボーカロイド曲や歌ってみたばかり聴いていた私が、数年前に素敵な女性アイドルに出会い、そこからゆるゆると応援するようになりました。

ボカロとアイドルって全く違うようで実は結構親和性があるんじゃないかと思います。
両コンテンツともに、「ボーカロイド」「アイドル」と一括りにされることが多いです。(それ故に偏見も持たれがち)
しかし、あくまで歌い手が「ボーカロイド」であり「アイドル」であるだけで、コンセプトも音楽のジャンルも多種多様なのが醍醐味であり両者の似通っている部分だと思います。
おまけにどちらも歌い手が「かわいい」というのも共通しています。

前置きが長くなりましたが、もし「アイドル」を一括りに認識されている人がいるなら、こういう曲を歌うアイドルもいるんだよ!かわいいだけじゃないんだよ!というのが少しでも広まればいいのになと日頃から思っています。

ということで、アイドルに興味のなかった私が「アイドル」そして「アイドル音楽」に興味を持つきっかけになった5曲をおすすめさせてください!!よろしくお願いします。

What is LOVE?/モーニング娘。'14

全てはこの曲から始まりました。
ニコニコ動画ユーザーならご存知の方もいると思いますが、ニコ動から誕生したボーイズアイドルグループのむすめん。(現mesemoa.)による、この曲の踊ってみた動画を観たのがきっかけでモーニング娘。および女性アイドルにハマりました。

それまでは昔のモーニング娘。すら知らなかったのですが、この曲の中毒性と激しくて癖になるダンス、そして息が切れることなく歌い踊り続けるメンバーの姿に衝撃を受けました。
私の中での「アイドル」のイメージは覆され、かわいい女の子というより女戦士という感じに惹かれました。
(アイドル=口パクと思っていた自分が恥ずかしい。本当にすみませんでした。)

また、EDMといわれるジャンルの音楽も特別好きなわけではないのですが、「EDMを歌うアイドル」が当時の私にはものすごく新鮮でした。
ぜひ、ライブなどの生歌でのパフォーマンス映像を一度観て頂きたいなと思います!



Limited addiction/東京女子流

モーニング娘。でアイドルそのものを好きになった私が、アイドルの楽曲に興味を持つきっかけになった曲です。

あの、この曲めちゃくちゃかっこよくないですか!?!?(IQ2)

音楽についてあまり詳しいほうではないので、アイドルの曲として以前にこんなにかっこいい曲がこの世にあるのかと驚きました。
今思えば、自分が好きだと感じる音楽を発掘できたのも女性アイドルのおかげです。

当時中学生の少女5人が、大人っぽくて少しブラックなファンクを歌うギャップにやられてしまいました。歌声はまだあどけないものの上手くて、小西彩乃さん(元メンバー)のサビの歌い上げはもう最高…。MVも少しグレーがかったような雰囲気でオシャレですし、振付も全くいやらしくないのにセクシーで、少し見てはいけないような気持ちにすらなります。

女子流の楽曲を全面的に編曲していた作曲・編曲家の松井寛さんもこの曲をきっかけに知りました。(MISIAの「つつみ込むように…」の作曲などをされた方です)
松井さんのディスコ系サウンドと女子流との相性はぴったりで、松井さんが楽曲提供された女子流楽曲はどれも好みど真ん中です。


話は逸れますが、アイドルきっかけに好きな音楽を見つけられるのもアイドル音楽の楽しみの一つだと思います。
作曲家や編曲家に注目しながら曲を探すのは本当に楽しい!ボカロPのマイリストを巡回するようなワクワクした気持ちになれます!


TOKYOグライダー/Juice=Juice

この動画の26:53~

Juice=Juiceは、モーニング娘。と同じハロー!プロジェクトの中でも歌唱力の高さに定評のあるユニットです。
ハロー!プロジェクト(以降「ハロプロ」と表記)は、元プロデューサーであるつんく♂の影響でファンク調の楽曲が多いことが大きな特徴で、各ユニットがファンキーな曲を持っています。

その中でも、Juice=Juiceは落ち着いていて都会的なディスコファンクやフュージョンといわれる音楽がとても似合うユニットだと思います。パフォーマンスも体育会系というよりはスマートで洗練された印象を受けます。
そんなJuice=Juiceが歌う「TOKYOグライダー」は先程の女子流の曲と同じ松井寛さんサウンド!最高!!優勝です!!!(すぐに優勝させるオタク)

とにかくこのライブ映像を観て頂ければ魅力は伝わるかと思います!
歌唱力だけでなく一人一人の個性ある歌声とソロ、修正無しの綺麗なユニゾン、煌びやかな東京の街を飛行するような振付、どれも超カッコいいです!


いとし いとしと Say My Heart/アンジュルム

試聴はこちらから

これまたハロプロですが、エネルギッシュでパワフルなアンジュルムが昨年5月にリリースしたアルバムからの1曲です。
ハロプロが得意とするファンキーな曲ですが、いい意味でハロプロ特有のダサさが無く、少し洋楽チックで新鮮です。

作曲された星部ショウさんのライナーノーツによると、この曲はJAMIROQUAIを意識して作られたそうです!
私は洋楽に詳しくないもののJAMIROQUAIは大好きなので、まさかハロプロがJAMIROQUAIのオマージュをするなんて!と、死ぬほど嬉しくて踊り狂いました。
(星部ショウさんがハロプロ界の坂部剛さんだという話はまた今度します)

また、この曲とセットでJAMIROQUAIの「Canned Heat」などを聴いて頂けるとアンジュルムとの親和性がお分かり頂けるかと思うので、ぜひMVをご視聴ください!



イッツ・マイ・ターン/フィロソフィーのダンス

私がここ一年で一番注目しているユニット「フィロソフィーのダンス」にハマるきっかけになった曲です。

ここまで紹介した曲を気に入って頂けた方なら、フィロソフィーのダンスも大好きになれるのではないかと思います。
なぜなら、「FUNKY BUT CHIC(ファンキーだけど上品に)」をテーマとしたファンキーで上品な楽曲を歌うユニットだからです!!これぞアイドルの多様性を感じるユニット!!

この曲のイントロを初めて聴いた時になぜか涙が出るほど感動した覚えがあります。
どこか懐かしいのに新しいサウンドがあまりにかっこよくて、Aメロ→Bメロ→サビといった一般的なJ-POPの進行と違うところも耳が肥えていない私には新鮮でした。
さらにメンバー4人の歌声もバラバラ(ソウルフルな歌声の子からアニメ声ぽい子までいる)なところに、私の思う「アイドルっぽさ」や個性が尊重されている感じがして沼落ちしました。

また、先ほどJAMIROQUAIの話をしましたが、この曲もところどころにJAMIROQUAIっぽさを感じます。というか、MVのとあるシーンなんて完全にCanned Heatで面白いです。ぜひチェックしてみてください!
(イッツマイターンの2:55~、Canned Heatの2:15~)





かなりの長文になりましたが、
「こんなアイドルいるのか!」と感じさせてくれた5曲を全て紹介させていただきました。

多様性を伝えたいと言っておきながら、かなり私の好みに偏ってしまい申し訳ありません!

紹介したアイドルの他にも、馬糞をかけられるアイドル、HIPHOPをやるアイドル、コントをするアイドル………など、世の中には本当に様々なアイドルがいるようです。
かつて私がイメージしていた「アイドル=可愛い・清楚・制服・元気」なんかはその中の一つに過ぎなくて、各々が自分たちはアイドルだ!と主張しながら日々活動されているのが本当にかっこいいなと思います。

また、ブラックミュージックといった現代の日本ではそこまでメジャーではない音楽も、アイドルが歌うことで私のような素人でも手に取りやすく、聴きやすくなっていることもアイドル音楽の魅力だなと思います。

最後に、みなさんの好きなアーティストや好きな曲なども教えて頂けると嬉しいです!
また、好みが合う方は「○○が好きならこれも好きだと思う!」という風におすすめして頂けると大喜びします。



最後まで本当にありがとうございました!
次はボカロ編で。




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