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キャリアサポーターアカデミー 講師との模擬面談一回目

1回目の面談が終了いたしました。気づいたことをつづらせていただきます。
これから面談を控えている同期の方は、ケースが同じであれば閲覧注意です。

相談者の設定


32歳男性、既婚・子なし(結婚したばかり)
中堅どころの転職エージェントでのRACA兼務3年、
その後大手人材会社へ転職し、新卒向けの就職合同説明会やイベントの企画運営7年目。
現職での仕事に不満はないし、数年以内に住宅購入も考えているので今の会社を辞める気は今の所なし。
漠然と30歳までに昇進・昇格・給与など確かな経験と実績が欲しいと考えていたが叶わなかった。
自分には役職もなく、大して専門性がないということが漠然としたモヤモヤにつながっている。
今後どのようにキャリアを積み上げていけばよいか、プロに相談したい。

事前準備


ミートキャリアの面談は事前に、相談者のプロフィールや相談内容を提供いただくので、人物像や、見立てを想像することが可能。ただ、今の私の力量では、情報を詰め込みすぎると、目の前の相談者に集中できなくなるので、面談時に目に入るところに置いておかないほうがよい。参考までに事前の見立てなどは以下の通り。

●事前アンケートから読み取れるクライアントの主訴は?
30歳までに昇格できなかったので、自信を失い、将来への不安を感じている。

●想定される60分後のゴールは?(複数見立てておきましょう)
どういったことを今後のキャリアの軸にしていきたいか(昇進・昇格・給与が欲しいという気持ちのが本当かどうか。またその真意を言語化する)。
そのうえで、今後どういった方向を目指していくのか、磨いていくのか。周りからの期待、強み、価値観を探索しながら、方向性を決める。
話が進むようであれば、具体的な行動計画まで落とし込めるとよい。

●クライアントがとれる選択肢は?(複数見立てておきましょう)
昇格を目指す(マネジメント)。
何かを磨く(専門職)。
転職、大手でよいのか、中小がよいのか。
住宅購入をすべきなのか(それは前提事項であるのか)

●それぞれの選択肢の検討やそれに紐づくアクションプランを提案する際に、必要となりそうな情報を調べておきましょう
転職エージェントに関する調査。

●カウンセリングで確認したいポイント/投げかけたい質問メモ
・相談者が30歳までに欲しかった確かな経験と実績とは?
・なぜ30歳?
・30代の理想のキャリアイメージはある?今の自分とのGAPは?
・マネジメント、スペシャリストを目指す場合の具体

事前準備を行った感想


まず感じたのは、事前準備を行うことでいろいろと考える。想像する。これを行うことで、面談スキルの幅が広がる。いかにいろいろな想定をするか。ステレオタイプで物事を見ていないか。引き出しをどれだけ持てるか。
事前準備の中で、「アクションプランを提案する際に必要となりそうな情報を調べる」という行為が、今までの私の頭になかったこと。相談者の業界に対する知識を理解できている場合とそうでない場合では、面談の進め方や奥行きの広がり方が大きく異なってくるのでは。
今回の相談者の業界は転職エージェントであるが、私は全く知識がない。調べていくと、お客さんの業界や年齢によりエージェントとしてのスキルレベルも様々。いろいろな記事を読んでみることで、少し知識の幅が広がった。
また、調査を通じて、このnoteというツールのありがたみも感じた。自身の業界や仕事のことを、感情も含めて記載いただいている方が多数おり、本当に勉強になった(多くの方に、スキさせていただきました)。こういった社会貢献の仕方もあるんだと痛切に感じました。私も、いつか見知らぬどこかの誰かが私の記事を読んで、助かったと思えるように、文章を研鑽しながらコツコツと記事を書いていこうと思いを強くしました。

面談を行った感想


事前準備はあくまでも自分の知識やスキルを上げるための「筋トレ」みたいな取り組みで、「戦術」のようにこの面談にすぐに生きてくるものではないことを実感。主役は目の前の相談者自身で、事前準備の想像上の人物とは全く異なるものであった。

●できたこと
「役職者にならないと、周りから成果を出していないとみられる」という主訴にたどり着くまでは、とてもうまく運べた。講師からもフィードバックをいただいたが、ヒアリング力が私の強みだということが明確になった。事実と想いをセットで、いろいろな方向からヒアリングすることができ、結果として相談者の気づきにつながった。

●できなかったこと
主訴にたどりついた後に少し横道にそれてしまった。後から映像を確認すると、相談者も少し困ってる様子。思いとは裏腹に、場当たり的な質問をしてしまい、相談者に「無理な回答」をさせてしまった。フィードバック時に、「話したくて話していること」「聞かれたから話していること」は全く違い、後者は意味のない時間で、ともすれば相談者の信頼を損ねる可能性もあることを実感した。

●もっとできること
映像を見直すと、一つのストーリーとしてはうまく完結しているが、まだまだ相談者の価値観を構成づける要素はあるように感じる。20分も余らせてしまったが、少し枝葉の部分に話を波及させて、もっと相談者の輪郭をはっきりさせた方がよいと感じた。
フィードバックテキストの項目に、相談者の強味の欄があり、面談でそういった話をしなかったことにきづいた。相談者の強味や良いところをもっと引き出し言語化するようなアプローチも必要だと思った。「新しいことにチャレンジしていること」や、「お客さん視点である」ことや、「上司にアピールしようとしている積極的姿勢」などの話をもっと深堀りして、相談者の良いところを気づいてもらいたいし、私も知りたい。

できていること、できていないことを、明確にしていただけた面談でした。自分の強味が「ヒアリング力」だなんて、指摘いただかなければ、ずっと気が付かないことでした。
前後の準備や振り返りを含め、大変有意義な機会となりました。ありがとうございました。

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