「ほんと変わらないよね」 お酒を片手にパジャマ姿の友人は言った。 悪気はないのだろうけど、小学校からの友人の言葉に傷つく。 来年には大学を卒業するというのに。 友人家族が中学校のときに京都へ引っ越し、私は大学入学のときに京都で1人暮らしを始めた。新潟から越してきた私を心配して、数ヶ月に1度、友人家族はお家に呼んでくれる。この日もそうだ。私と友人以外は、コンビニのお酒とボードゲームがいつものスタメンだった。 「そんなことないよ〜」 誰が見ても美形の人が周りから、「モテる