シングルズ&オリジンズ。
先ごろ、5月末だったかな、発売されましたガロの最新?編集盤。これまでにも何度かベスト盤はリリースされていますが、今回はシングルA面と「オリジンズ」ということで、ボーカルさんが選んだ究極のガロ曲を追加して、ライブ一本分という感じの構成です。
特にオリジンズ曲は、ガロ後期のアルバムに収録されている曲が多くて、というかそればかりだから^ ^知らない人も多いかもしれないですよね。
学生時代、ガロが解散してから10年後の昭和60年ごろ、せっせと中古レコード屋巡ってはガロのアルバムを探していましたが、1枚目から3枚目までは割と簡単に見つかって。そのあとなかなか見つからない。あれーロマンスってアルバム曲じゃないのかなあ?なんて。当時周りにガロ聴いてる人なんて誰もいないからまったく情報がないんです。それから1年くらいして4枚目を見つけた。あった〜って感じ。大学卒業する直前に下北沢で偶然サーカス見つけて。これで全部かと思ってて…この話前も書きましたね^ ^。最初の復刻で「吟遊詩人」が出てきて。ほんとうにこれはよく聴きました。で次の復刻の直前だったかな?どっちが先だったかもう覚えてないな…三叉路に辿り着いて。後追いはほんとうにたいへんな時代でした。ガロ4とかね、あまり言われてるの聞いたことないけどトミーのギターの歪みの音がいい音なんです。あれはエフェクターの音じゃないからだと思うけど、あの音簡単に出ないんですよ。今回吟遊詩人が入ってるから、多少トミーの歪んだギターの音を聴けますけどね^ ^。
シングルズということで、シングルバージョンが収録されているんですね。あんまり過去のシングル集聴いてる時には頓着なかったんだけど、今回聴いてびっくり。たんぽぽってまったくミックス違うんですね。ひとりで行くさはなんか記憶があったんです。あーエンディング違うんだって思って。アルバムバージョンのたんぽぽはサビのコーラスが3人うわーって前に出ているんだけど、シングルバージョンはマークだけ前で他の2人は後ろのクールファイブ…クールツー(笑)。僕が最初に聞いたガロのベスト盤はアルバムテイクだったから「わたしと自然の魅惑」の魅惑が「びわく」に聞こえて???ってなったの覚えてる。シングルバージョンはクリアに「みわく」って聞こえますよね。ライブバージョン聴くとコーラスもメロディ変えてるところけっこうあるというか、ある程度コピーして聴くと新たな発見がいまだにあります。おそるべし。
つい先日の坂崎さんの番組にボーカルさんが出て、このアルバムの話をされていましたが、ダブルトラック!美しすぎてのサビの厚みの秘密!たんぽぽも今聴くとマークさんダブルトラックですね。マニアはブレスの息づかいやリップノイズまでコピーしないといけないからたいへん(笑)うちのバンドはバンマスがダブルトラック好きでねえ。音程が不安定だとコーラス(エフェクターの方です)かかったみたいになるんです^ ^。マークさんは息を吸っているタイミング以外の歌詞部分はまったくシンクロしてますよね。坂崎さんとボーカルさんがプロとしてのレコーディング、みたいな話をしていて、思い当たるんですよね。アマチュアは(われわれのことです)どこまで伸ばすのかとかほんとに甘いんです。何回言っても直らない。「だって自分が気持ちいいところまでやろ」で終わる。昔、ボーカルさんが徹底してシンコペーション合わせる練習したって言ってるの聞いてトライしたけどほんとに難しい。だからいつもケンカになるんです(苦笑)。
最近われわれがやっている吟遊詩人も収録されております^ ^これがまたコピーしがいのある難曲なんです^ ^。途中いんちきして?僕ひとりでトミーとマークのパートを掛け持ちしてますがふたりのマイクの使い方がやってみるとわかるんです。ガロすげえなあって思う瞬間。
聴きごたえあるコンサート一本分的ベスト盤、お手元にぜひ^ ^
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