エモーショナルな内容。クールな文体。
うちのサイトを開設当初からご覧いただいている方には懐かしいかもしれないフレーズ^ ^。
今やそんなもんあったの?的な感じですが、四半世紀前、みんながやり取りするのは「掲示板」でした。電子掲示板。BBS。
このシステムでよかったのは即時性。同時性。地方に住んでいて滅多に見れない自分は、その日の様子を周回遅れ的な雑誌やファンクラブでのレポートで知るしかない。その日やった曲、その日使った機材、その日喋ったこと。なによりコアなファンだけが気づくポイントをファン同士で共有できることがたいへんありがたく、すぐに盛り上がっていきました(当社比)。
ところが、じきに気がつくんだけど、雑誌との決定的な違いはクオリティ。なんのクオリティかというと目線がブレるんです。特に演奏する人としない人の視点の差は埋まらない。どっちがよくてどっちかがダメと言うのではなくどっちでもいいんだけど、すれ違うのが見ていて辛いんですよね。これは自分は管理人だからいいけど、読んでるだけの(ROM専とか言ってましたね)人には辛いかもなあと思って。それで注意書きを書いた。それが冒頭の「エモーショナルな内容をクールな文体で」というお願いでした。
当初はなんとも思っていなかったんだけど、ある時誰かから「なかなか難しい要求だね」って言われて、初めて意識した^ ^。そんな経緯があるんですけど、みなさんどう思われますか?優等生とかいろいろ言われたけど、全然優等生じゃなくて、すれ違う内容をシカトして言いたいことだけ言い合うのが大嫌いなだけなんです。セッションしてる時に周りの音聞かない感じ。必要に迫られて思いついた言葉だったんだけど、それを丁寧に見てくれている人がいると知った時はやっぱり言葉遣いに気をつけないとなあって思った。気をつけているつもりでも間違えますからね。
先日のCharさんの野音でのライブ、たいそう評判が良くて。たくさんの方がSNS上で感想を書かれています。その中でとても素敵な文を読んで、ふと上の言葉を思い出したという。相変わらず前置きが長くてすみません(汗)。おふたりとも個人的には存じ上げないのですが、こういう文を書ける人になりたいなーと思います。という意味で勝手にリンクさせていただきました。ご迷惑だったらごめんなさい。
うわー行きたかったなーと改めて思わずにいられないレポートです^ ^