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5年ぶり。

2019年。前の年に続き、杉山さんの九州ツアーでOA&セッションをやらせてもらって。

この年はオメガ35周年がらみでたくさんオメガ曲を演奏しました。

杉山さんとのセッションは、演奏はもちろん楽しいんですけど、ハモらせてもらうのがもう最高に気持ちよくて。

ラストで「次は全曲やる?」って。ええっ!?




…そして。




その年の暮れから世界が変わりました。




翌年、2020年はちょうど子どもが高校卒業だったのですが

卒業式中止という最悪の事態は免れたものの、まだ暖かいと言うには程遠い3月1日に体育館の窓全開というなかなかな環境で、寒かったこと以外あんまり覚えていません。



その1か月後、子どもが進学した大学の入学式は残念ながら行われませんでした。



予定されていた杉山さんのライヴツアーは延期、さらに再延期となり


僕らも、自分たちの通常の演奏をする機会が無くなってしまいました。


幸い、お世話になっているスタジオは僕らの練習を許してくれてなんとか練習だけは続けることができました。なんとか演奏の機会をと、配信で番組やライヴなど、いろいろとやってはみましたが、定期的にライヴをやっているということが、目の前にお客さんがいるということが、いかに大事か思い知りました。

距離がつかめないんです。ライヴは目の前にお客さんがいてこそなんだと改めて実感して。


そんな風に大きく変わってしまった環境が、実に3年もの間すべてを飲み込んでしまいました。


昨年5月以降、ようやく制限が緩やかになり、少しずつ演奏もできるようになりましたが
今度はなかなか勘が元に戻らない。

時間が過ぎているにもかかわらず、そのことを心と体が理解できていない感じです。気持ちは時間が止まった時で止まっていて、体だけ衰えている。

そんな中で。

再開された杉山さんの大分ライヴ。生でできないなら、と押しかけ持ち込みで始めた「リモートセッション企画」も今年で3回目。杉山さんもお客さんも幸い受け入れてくれて。


そろそろ一緒に…しかしあいにく大分はスペースの都合で演奏は無理かなと。少し広い場所でお客さんとの距離を保てる環境…それが、今回の企画へとつながることになりました。



何をやるかにあたり、まずは今回のセットリストをまるまるコピーしようと。


いざ始めてはみたものの。


杉山さんは、何事もなさそうにさらっと2時間近く弾き語っていますけど、複雑に絡む原曲のアレンジをギター一本のひと筆書きで再現するというのはかなりの高度な技です。

いつも「そこどうやってんですか?」ってところがある。

で、これをひとつひとつ解いていく。本当に勉強になります^^。


オリジナルと弾き語りとを行ったり来たりしながらコピーして。


そして迎えた当日。リハーサルで聴いてもらって。どれやるか決めてもらおうと…結局、今回フルステージご一緒させていただきました。

みなさんに楽しんでいただけていたら幸いです。



杉山さん、インスタでフルサポートって書いてくれていますが、サポートどころかサポートしてもらったのは僕ら^^;。僕らが緊張してるのをほんとうにほぐしてくれて。ほんとうにあっという間の幸せな2時間弱でした。

ちなみにMCで僕がしゃべったところはまったく段取りなしの普通の会話(笑)なので、杉山さんの振りについていけてなかったらすみません!あれが楽しいんですけどね^^。何を振られるんだろう、みたいな。

そんなこんなで幸せな一日は終了。杉山さんの心遣いとお客さんのあったかい拍手に感謝。
関係者のみなさんにも大変お世話になりました。

改めてお礼申し上げます!ありがとうございました!

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