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腹筋!背筋!スクワット!!。
昨年12月9日、Fender Flagship Tokyoにおいて、同月4日に発売された「Char Stratocaster Burgundy」のリリース記念イベント、 「Fender Flagship Tokyo Special Event with Char」が行われました。
当日はインスタグラムでもイベントの模様が配信され、平日の東京には行けない九州人(僕のことです)のためにもおすそ分けをしていただきました^^。
このほどFenderNews.jpサイトにて当日のイベントレポートが公開されました。まだお読みでない方、ぜひどうぞ。
大体のイベントの中身については上の記事を読んでいただくとして。当日印象に残ったポイントをいくつか。
ひとつめはマイクが遠かったこと(笑)。プロのやってるイベントでもこういうことは起こるんだなあと。そのせいで最初のうちはCharさんの座っている姿勢が不自然で、マイク担当の人は気が気がじゃなかったろうなあと思う。上の記事で上のほうの写真と下のほうの写真でマイクの角度が違うのはそういう理由です^^。これはそのことを責めているのではなくて、そういう状態を踏まえてどう対処するかという話です。最初はMCの人のいる位置が下手(しもて)でそっちに顔を向けるとマイクから離れてしまうのでリアルタイムの書き込みコメントにも「声が小さい」という声が上がったんですが、最初はギターの説明やらデモ演奏やらがあるのでCharさんも動けない。ボリューム上げたり、マイクの角度を変えるくらいでしたが、途中からCharさんのめったに見れない?ハンドマイク姿が見れることに^^。これはこれで嬉しいじゃないですか。まあどうでもよさげなところでどうでもよくないポイント。
ふたつめ。Fender鵜飼さんの存在。このバーガンディを制作するにあたってのくだりでも言及されていた「カスタムショップマスタービルトよりもいいものをどうしても作りたいって鵜飼くんが言うから」っていうところから始まって、たぶん当日見ていた人たちは戦慄した(しないか)と思うんだけど、「ムスタングはやっぱり弱いところがあって、このストラトも…!?…わ、俺がいないうちに直したろ?ねえ?」このくだり。曰く「1弦だけ…ほかの弦が100だとすると1弦だけ99.2くらいだったのに…直せるんだね…まあプロだからな…」ほんのわずかでもそのバランスのポイントを聴き分けてしまうCharさん、それをリハーサルの後本番までの間にとっさに直す鵜飼さん、さらにその直したことを本番中に気付いてしまうCharさん。プロ同士のこのやりとりのすごさ。記事になっていないけど、ここが最も感動したところでした。鵜飼さんに会いたい^ ^。
そして3つ目。今回のタイトルにもしていますが、ギターを始めたばかりのビギナーやこれからギターを始めようと思っている人へのCharさんからのメッセージ。なかなかギター弾こうとしてる人に対して「腹筋背筋スクワット」って言わないと思うんですけど(笑)。いかにもCharさんらしいなあと。Charさんのコピーを始めた時から今に至るまで、もうずいぶん経ちますけど、ずっとあれこれここが同じにならないと同じような音にならないっていうポイントがいくつかあると思ってきました。みんながよく言うのはピックの持ち方ですけど、すごく深くコピーしてる人は右手(右腕)の動きそのものを言う。でも全体的に大きいポイントも。ひとつは姿勢。初期のころ、まあファーストアルバムの角度もそうですけど、うしろに重心がいった感じになる姿勢。あれ、体幹がしっかりしてないと無理なんですよね。見た目より重心は後ろに行っていないと思うんですけど、写真だけ見るとね(笑)間違える。腹筋背筋。立ち方は本当にCharさん美しくて、サイケデリックスのころよくやっていた、ジミヘンみたいにアームダウンとかブレイクのところでふかく腰を落とすアクション。あれ真似してましたけど、簡単にできないんですよ^^。スクワットってきいてなるほどなあ、って。
動きが美しいのは円の運動になっている部分が多いから、脇をしめてそういう動きになるようにしないと似ないって昔書いたことがあって、その数年後Charさんがなんかのインタビューで「脇をしめるんだ」って言っていて、これは本気かふざけてか知りたかったことがあります^^。今は少しCharさん痩せちゃったから必ずしもそうなっていないし、ギターの角度も昔と違うのであまりないですけど、昔はマシンガンのようにギターを抱えていたのでその感じは強かった。いまはそうなっていなくても美しいからその次のステージに行ってるんでしょうね。改めてあの左手の動きに魅了されています。
コピーするなら体鍛えてないと似ない、ってことですね。頭痛いなあ(苦笑)。