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時代の終わり。

昨日の朝から著名なみなさんはもちろん、音楽仲間のみなさんが次々にコメントされていますが、それくらいショッキングなニュースでした。

フェルナンデス倒産のニュース。

去年だったか、「大阪フェルナンデス」がクローズして、その時「東京のフェルナンデスとは違う」なんて話を聞いてそうなんだーなんて思った記憶がありますが。今回の話を聞くとフェルナンデスがどうこうというよりも今の楽器業界のたいへんな感じ…ちょっと上手く言えないけど、ひとことで言えば、時代が変わってしまったという感じでしょうか。

フェルナンデスと言えば、僕らの世代ではやっぱり布袋モデルとかHIDEモデルとか、ハウンドドッグの西山さんの赤いストラト(ブラッドギルスモデルでしたっけ)とか、そういうアーティストモデル的なやつがあり、ひとつ上の世代の人たちにはTOKAIとしのぎを削ったリアルコピーのrevivalシリーズとかのイメージがあります。このシリーズでは80年代当時たぶん唯一のバーガンディミストカラーがリリースされていて。さすがにマッチングヘッドではないものの、Charファンにも大きな…、あ、その前にムスタングもありましたね^ ^。気絶コピーモデル。そういう感じで、アーティストと同じモデルを弾きたいという中高生の望みをかなえてくれるブランドだったと言っても過言ではないと思います。

これに加えて。「笑っていいとも」にキヨシローが抱えて出てきたインパクトがすごくて、その日に買いに行った記憶があるけど、日本中でそんな人がたくさんいたと思うZO-3。80年代90年代のフェルナンデスはそういうヒット出しまくるブランドというイメージでした。

2000年代に入ってからは、ジャパンビンテージブームが来て、再びrevivalシリーズのリバイバル^ ^で、ずっと好調なのかなと思っていました。

この20年あまり、国産のブランドは製造の拠点をアジア諸国に移し、廉価版は外国、高級モデルは国内工場みたいな時代がありました。

今回のニュースを聞き、また時代が次のフェーズに移行しつつあるのかななんて思います。もちろん僕らは外野中の外野で、外から見えるもののさらに一部分しか見えてないわけで、業界の中でこの話がどういう位置づけのものなのかまったくわかりませんが、やっぱりギターに興味を持った頃から名前を聞いてきたブランドがその時代を終えるのは、ちょっと衝撃ありますね。

うちにフェルナンデスのギターあったかなぁなんて思って。一本だけ。Zo-3のダブルネック。最初に買ったやつは友だちに譲ってしまったので、これが唯一のフェルナンデス。このロゴがだんだん貴重になっていくんでしょうね。

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