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年を重ねた音色。

※最新ツアー「DEMOLITION&ELEVATION」のネタバレがあるのでご注意ください。曲目等は書いておりません。

11月22日、ドラムロゴスで行われたトライセラトップスのライヴに行ってきました。

ツアー発表とともに無期限活動休止がアナウンスされ、これは見たいと思って慌ててチケットをチェック。ファンクラブ会員でもなく、取れるんかな?と不安でしたが、なんとか無事にゲット。

トライセラもひさしぶり、ロゴスもひさしぶり。

暗くなってからたどり着いたのでよくわからなかったけど、公園がなんか工事中なんですかね?外周に並ぶ感じになりましたが。

無事に入場。ちょうどPA席の真横。ひさしぶりのオールスタンディング。「持つ」かなあ?と思ってしまうところが残念ながら現実(苦笑)。僕が最後にトライセラ見たのは大分に来た時だから2010年。15年前かあ。周りにもひさしぶりって言ってる人がいて。トライセラは年下の人たちなのでファンの人も僕よりも年下であろう人の方が多い。親子連れっぽいグループもちらほら以上の数^ ^。MCでもそういうひさしぶりの人に対して言及されておりました。トライセラ、これまで何回見たかなあ?初めて見た時にはまだサンバーストのレスポールを使っていたと思います。

トライセラ見る楽しみは、僕はコーラスワークとアンサンブルがいちばんなんです。うちのサイト始めたとき、掲示板で「トライセラはロックか?」なんて話もあって^ ^。僕はロックだと思っていたけど「ポップじゃん」っていう人もいて、へぇって思ったり。いまやカテゴライズとかどうでもいいですけどね。トリオ…スリーピースか、でコーラスやるっていうバンドとしては、お手本だったんですよね。僕にとっては。あんまり感じないでしょうけど(笑)。日本で3声のバンドってあんまりないでしょ。コーラスでのオクターブの使い方とか、いわゆる3度のコーラスとは違うパターンを知って…そこは使ってないですけどね^ ^;。

今回はとりあえずのラストツアーだからか、最初期からの曲も数多く演奏されましたが、当時のままのフレーズももちろんありながら、さりげなく加えられたギターとベースが呼応するフレーズがあったり、エクステンドされたアレンジがあったり、思わず唸るところが随所に。PAの真横だったせいもあるかもしれないけど、とにかくコーラスもアンサンブルもバランスがよかった。

個人的にもうひとつのお楽しみはギター群。相変わらずの惜しみなく繰り出されるビンテージギターズ。まずはゴールドトップ、これは初めて見た。P-90でバーテイルピースに見えた。でお馴染みの?白いテレキャスター、サンバーストのストラト。SGはビグスビーがついていたように見えたけど改造したのかな?別個体?、で赤い335、マーティンはたぶんD-18。アンプはシノーズ。素晴らしい音色の差を楽しめる使い分け。よかったですねえ。こんなにビンテージ弾きわける人も持って回る人もいまやいないですよね。個人的にはゴールドトップとストラトの音がいいなと思って聞いていたけど、王道ヒット曲はやっぱりSGとの相性でしたね。すべてが考え抜かれて選ばれたどれもがいい音でした。ボリュームも絞りめだったのかな?一回だけガーッて大きな音があったけど、それ以外はむしろ抑えた音量だったと思います。リバーブやら音量も多少はPAでコントロールしていたようでもあり。そういう意味ではオーディエンスファースト?聴き始めたころ、爆音だったのが懐かしい^ ^。相変わらずのクラプトンフレイバーなアドリブもよかったけど、とにかくリフ弾くのとかアルペジオとか、上手いなー練習してるんだろうなって思う安定のプレイ。思わず自分はこの27年で上手くなってるんだろうかなんて我が身を振り返る^ ^;

和田くん、ツアータイトルを日本語で「解体と上昇」って言った以外は、活動休止に一切触れませんでした。「これからもよろしく。また来るね」っておしまい。佳き哉。2時間オーバー、大満足のラストツアーでした。ひさしぶりにワーミー引っ張り出したくなった^ ^。

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