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先週ジェフベックの訃報に驚いてからこの1週間のうちにさらに衝撃的な知らせ。
デイヴィッドクロスビーの訃報。
2週続けて「え゛」って声が出てしまう。まあ年齢的にも、これまでの体調からも、決して「想像もできない」という感じではなかったわけですが、やはりタイミングでしょうか。ショックです。
昨年書いた記事で少し書いていますが。
このアルバムでもそうだけど、この人のアコギの感覚は簡単に真似できない。アコギの響きを絶妙に美しくさせる。変則チューニング、フィンガーピッキングのフレーズは独特で進化し続けてきています。そういう意味ではジェフベックと同じくギターの求道者的な人だと思います。
CSN&Yの問題児というか、聴き始めた頃、新作として「アメリカン・ドリーム」ってアルバムが出たんだけど、ニールヤングが「クロスビーがドラッグやめないと一緒にやれない」って言ったとか聞いて、ああ、そういうトラブルがあるんだなとか思った記憶があります。その後たぶんそのせいだと思うけど肝臓移植の手術を受けたとか、わりかしよくないニュースの方を聞くことが多いながらも、この人の声があるおかげでハーモニーの芯が通った感じになります。メンバーもそう思っていたのではないでしょうか。
YouTube上では最近まで彼が精力的に活動していたのを裏付けるようにたくさんの動画が上がっています。ニールヤングの次なんじゃないかな。面白いのはMCが入ってるんですよね。彼の喋りが好きな人が多いということなんでしょう。
初めて買ったアルバムに入っていたGuinnevereはもうどうやって弾いているのかまったくわかりませんでした。グラハムナッシュとの絶妙なハーモニーも素晴らしい。最近は、上の記事でも書いてあるとおり、仲違いしていたようで、才能はぶつかってしまうというか、エゴの強さは年なんて関係ないんですね。
ここのところのライヴでFor Freeを歌うたびジョニミッチェルとクロスビーについて毎回話していたのですが、明日のライヴはどうしようかな。