加奈崎芳太郎LIVE at 秘密基地。
11月8日。午後、約束に遅れないよう少し早めに有給休暇をいただいて別府へ。
待ち合わせの某ホテル前到着。…と。加奈崎さん御一行もちょうど到着。
最後に会ったのが2019年の4月19日だから
5年7か月…足かけ6年ぶりに会う加奈崎さん。
差し出された右手と「よろしくな」の低い声。そのあとは相変わらずの加奈崎ワールドでした^^
いや、なんだか前よりパワーアップしている?
「秘密があるんだよ(ニヤリ)」みたいな。
いちおう九州ツアーの最終日、それも3連荘のラストなんだけど、疲れなんて微塵も感じさせない。さすがプロ。
杉山さんについて2週連続土日土日というツアーやった時2週目ヘロヘロだったわれわれのことを思い出します。あんときも杉山さん、すげえなあって思ったけど、加奈崎さんしかり。年って何だろうとか思いながら一路会場へ。
あれこれと話しながらのひとときはファンにとっては至福の瞬間です。
到着した会場のライヴハウス「秘密基地」はこの夏オープンしたばかり。別府鉄輪温泉のど真ん中にあるバスターミナル前、地獄に近い(こう書くとちょっと怖いですね:笑)場所。鬼山地獄とか「地獄巡り」の施設?があるんです。近くに^^。
オーナー久門さんとしばし話して、セッティング。出てきたのは今年買ったばかりというオールマホのマーティン。「ガロじゃないでしょうね?」というツッコミに「うるせーな」なんて笑いながら「自分の音になるまで半年かかった」ってコメントがギタリスト。
絶好調の中、リハーサルの途中で聴いた一曲は特に素晴らしく。思わず「いや〜僕のためにありがとうございます!」「ふざけんな何言ってんだ」みたいなやりとりしてるうちにリハーサルも終了。
逆リハでわれわれもリハーサル終了。加奈崎さんも聴いてくれて。じゃあ本番よろしくお願いします〜なんて言ったところで、同行のスタッフ氏が「今日はMC短めでお願いします」…ドキ(笑)。初めて会ったのになんで知ってるんだろう…?まさか大分のやつは話が長いとか言われてるのか?…ひそかに焦っていましたが加奈崎さんのことでした(爆笑)。
オンタイムでスタート。秘密基地は音がクリアなので、薄まらない分だけ緊張します。ギター弾きのみなさん、ぜひ秘密基地で演奏してみてください。われわれは4曲聴いていただきました。
Flashback
アイスオレミルク多め
風が来る風が行く
Mirror
いよいよメインアクト。加奈崎さんはマイペースで機材を確認しつつ、ステージスタート。初めて生で聴く曲、毎回演奏される曲、織り交ぜながら。
絶好調の声はアレをアレしたから^ ^これまでご一緒した大分公演ではベストのボーカルでした。僕があんまりKiss of Life推しだからではないでしょうけど、GOMIもやってくれました。
まーつん(本人呼)はオールマホらしい粒の揃った感じ。初めて加奈崎さんを見た時にはチェットアトキンスでザッツハードフォークというか、高速グルーヴフォークという感じだったけど、ご一緒するようになってから気づくといつもフィンガーの曲をどうやって弾いてんのかなって思って見てる。今回も右手に釘付けでした。
長いMC(笑)も挟みつつ、たっぷりの2時間あまり。ラストに「最後まで声が持ってよかった」なんて言ってたけど、なんのなんの、打ち上げまでスーパー元気な加奈崎さんでした。
コロナが世界を変えた中で、いちばん大きかったのは、アマチュアである自分たちが音楽をやることの意味のなさを思い知らされたことでした。そんなことはわかっていたことだったんだけど、長くやっていると、いつのまにか意味があるような気になっていたんでしょうね。リセットという意味では決して悪くはなかったかも知れないけど、やっぱり失ったものは大きかった。
もう会えないかも知れないなと思っていた加奈崎さんから電話もらったときは本当に嬉しかったし、再会してみれば、変わらないどころか、まだこの年で進化するのか!って思ったこの夜、励ましてもらった気がしました。いや〜、まだまだだ。まだ伸びしろがあると思うことにしよう(笑)。
「またな」って握手。ぜひまた。ありがとうございました。
聴いていただいたみなさん、秘密基地スタッフのみなさん、加奈崎さんと御一行のみなさん、ありがとうございました!