クリック。
5月28日土曜日に大分市は「のつはる天空ひろば」にて催されるFree Spirit Concert Vol.2に向け、われわれYa☆Chariは準備(練習)を進めております。
明るい夏の始まりを告げる青空のもと、空気の澄んだ郊外の広場で本当に人生を呪うような歌を歌ってもいいのか(爆笑)。まあ、できるだけ呪わないような選曲をしようということでやっておりますが。
とにかくライヴ勘が鈍っていることに加えて、初期のころに比べるとライヴの本数が減っているから、それによる弊害があるんです。それは季節を歌わなくなること。その時期に合わせた歌があるじゃないですか。たとえば杉山さんなら秋冬には「君のハートはマリンブルー」があったり「最後のHoly Night」があったりするし、夏なら「ふたりの夏物語」とかね、この時期にこの歌聞きたいな、的な。
われわれアマチュアですから誰でも知ってるヒット曲とかないですけど(泣)それでも、いちおうこの時期にはこの曲、みたいなセットがあったりします。
一方でお構いなしというか、夏でも冬でも同じ曲で、って人もいますけどね(笑)なぜそうなるかは、歌い慣れてる歌を歌いたいから。きっと、伝える人としては心を込められる歌に心を込めて歌いたい、ということなんでしょうね。
まあそこは理解できるんですけど…いつも見に来てくれる人にはそこはバリエーションを見せたいじゃないですか。結果、メンバーはパニくるわけですけど、どうなんですかね?そんなにパニくるほどたくさん曲数もないですけどね(笑)。ほぼ毎回そうなるのは、そういう僕の考えがもしかしたら異常な感覚なのかもしれません。
で、タイトルの話が本題。昨日もスタジオ入りして練習したんですけど、たまたま純ちゃんが休みだったこともあり、クリック聴きながらやることにしました。
理由があるんです。こないだ緑黄色社会を見に行ったときに、打ち込み同期の曲が多いなと思ったんだけど、非常に違和感のない上手な演奏で、このバンドはよく練習しているなあと感心したんですね。
リョクシャカのFenderサイトのインタビューを読んでいたら、クリック聴きながら練習してるということを書いてあり(後編に出てきます)、なるほど、日ごろから努力してるんだなあと。それも「これで次のステップに行けた」と。「ほかの楽器の音を聴いて演奏するモードに切り替わる」という言葉が印象的で「これだ!」と。
基準になる音(リズム)があると、自分たちの演奏の雑な感じとかがはっきりわかります。どこのリズムに乗るか、乗せるか、どこまで延ばして、どこを切るか。譜面が読めたら簡単にできることも、ざっくりした勘で、それも考えながら―よくいえばヘッドアレンジしながら―演奏していると、いつまで経ってもおかしいところに気づかないんですよね。
昨日は(昨日も)一曲を約2時間みっちり。これでうまくなると信じて(信じるしかない)。あれこれ確認はできたと思います。
昨日の眉村卓じゃないけど、ほんとうに僕らは年取っている。日々。老いとの綱引き。うまくなりたいという気持ちと練習量が比例しないのはもちろん、頑張りと頑固さとが見事に相殺し合っていて、まったく先に進んでいないように思える。
それでも。
足掻いて藻掻いて。
お客さんの前ではいいところを見せたいのです。
痩せんとね、まず(泣笑)。