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大学生活の見取り図

こんにちは。ろんです。

今回は、以前の記事(大学受験を控えた高校生へ)の続編として、晴れて大学生になった自分に向けて、その後4年間の大学生活を送るうえでの指針を示せればと思います。

就職後、日本で働いていた頃は100人以上の学生の面接を担当しました。その経験も踏まえ、実りのある、他学生と差別化できる学生生活とは何か、その視点で書きたいと思います。

大学入学後の自分を振り返ると、授業が詰め込まれた高校時代から突然自由になり、何をすべきか迷っていました。焦っていました。
高校時代は毎日決められた時間割に従い、授業後は部活動へ行き、帰宅しました。自由な時間がほしい、高校の時に求めていた自由を手に入れた途端、その自由から逃げ出したくなったのです。
私は不安症なので、大学入学当初から就活のことを意識していました。
皆と同じような学生生活を送って、自分なんかが難関企業から内定を取れるのだろうか。誰かにこうすべき学生生活の見本を提示してほしい、そう思っていました。

そんな自分にどんな学生生活を提示できるでしょうか。

詰まるところ、学生生活は勉強、サークル、バイトにおいて何をしていくかです。その3分野でどのような行動をとればよさそうか、考えていきます。


学業・勉強

格好つけてダルい感じを装うことなく、授業で良い成績を取ることを目指しましょう。学んだことが就職後に役立つかどうかは分かりませんが、頑張った過程で得た知識や能力は将来に繋がります。
レポートの書き方、語学、教養は身につけておきましょう。
成績(GPA)は就職活動で企業に提出する場合もありますし、どこかのタイミングで大学院に行きたくなった時に必要なものなので、1年生の初めから手を抜くことなく、良い成績を目指しましょう。
私の友人は入学早々から真剣に取り組んでいたため、返済不要の奨学金を得ていました。

「将来やりたいことがわからないから、勉強に身が入らない」

気持ちはよく分かりますが、スタート地点で考えていてもやりたいことは見つかりません。
まず目の前の授業に全力で取り組んでみる、学内や学外で出会う人と積極的に話してみる、動き続けてようやくおぼろげながら、やりたくないこと、やりたいことが見えてきます。

語学学習の意欲があれば1年間の海外留学を目指しましょう。留学支援センターに行くと様々な国、大学のプログラムがあり、それぞれGPAは何点必要か、TOEFLのスコアは何点必要か確認できます。費用は国内の大学の学費を払えばよい場合がほとんどです。
マイナーな地域や大学では定員割れしているケースもあるので、国際系の学部以外でもチャンスはあります。
留学へ行く理由は様々ですが、就職において間違いなく有利になります。
4年のうち1年くらい海外で過ごしてみて、将来自分は海外で生活したいのか、国内に留まりたいのか、見極めるのにも良い機会です。

サークル・部活動

新入生歓迎会のタイミングを逃さずに、複数のサークルに入りましょう。スポーツ系、文科系、緩い系の3つくらいを掛け持ちするのがオススメです。サークルは途中で辞めてもよいので、まずは友人作りに入ってみましょう。
秋新歓をやっているところもあります。

就職に有利なのは、部活動や伝統のあるサークルでしょう。
将来何をしたいか明確に決まっていれば、関連するサークルに入るのがいいと思いますが、決まっていない場合は英語系・国際的な活動ができるサークルや学生団体に入ると、語学との親和性が高くオススメです。

バイト・インターン

卒業後は定年まで働くことになるので、必要最低限のお金を稼ぐことを目指しましょう。
優先順位では、勉強・サークルに劣後します。
アルバイトは何でも良いですが、ユニクロやスターバックス等はアルバイト教育が充実している印象です。
実際にそれらの企業でアルバイトしていた学生の面接をすると、大人びており、受け答えが上手な学生が多いです。

そんな私は塾講師と飲食、コールセンターでアルバイトしていました。
これらの経験が社会に出て役立ったかは分かりませんが、就職活動の際にどんなバイトをしていたか、言える程度にはしておきましょう。

長期インターンシップは、過度な期待を持たずアルバイトと考えましょう。
ベンチャー企業等で働いてみる経験は貴重だと思いますが、経験できる業務と引き換えに失っている時間の価値は見合うものかを見極め、学生時代にしかできないこと(勉強・サークル活動等)を優先しましょう。

大企業が短期インターンシップという名で実施している採用活動については、参加しておくと本選考で有利に働くことがあるため、積極的に参加しましょう。
インターン選考が本選考前の模擬選考として、面接準備にもなります。

その他

ここまでやったとしてもまだ時間はあるはずです。
残りの時間は、恋愛しましょう。
どんな理論武装しても、恋人がいないという事実は変わりません。
マッチングアプリや合コンをしましょう。そして何度もフラれましょう。

時に、何冊の本を読むよりも、好きな子からの言葉は重みを持つことがあります。

多様性の時代に拒絶される経験をしましょう。

断られる理由は、あなたにあるはずです。
自分を省みて自分を少しずつ改善しましょう。

以上、4年間の大学生活を送るうえでの指針となる見取り図を描いてみました。
もちろん正解は一つではありません。
4年後、自信を持って社会に出られたのなら、それが正解なのだと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

ろん

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