2ヵ月でTOEIC800点を突破する方法(前編)
こんにちは。ろんです。
今回は、私自身が大学3年時に実践したTOEIC初学者が2ヵ月で800点を突破した勉強法について紹介します。
当時を振り返ると、サマーインターンシップの選考で惨敗し、せめて英語く
らいはできるようにならないと本選考で勝負にならないぞと相当焦っていました。
インターン選考の集団面接を受けてみると、アルバイトやサークル、部活動の似たような学チカばかりで、これでは企業側はどうやって判断するのか釈然としない思いでした。
実際に20社くらいのインターン選考を受けて、難易度の比較的低い3社ほどのインターンに参加できましたが、これでは自分の納得できる企業の内定は到底もらえず、大量採用している大企業に滑り込めれば御の字だという印象でした。
大学受験を頑張ったものの、大学生活をなんとなく過ごし、結果として自分の希望していない企業に就活せざるを得ないことに危機感を覚えました。
就活まで残された時間は半年くらいでしょうか。
定量化できるスペックを得ようと、TOEICに挑戦することを決めたのはそんな後ろ向きな理由からでした。スコア目標は周囲の話から、平均は600~700点、900点は帰国子女や留学帰りの人、私のような普通の学生が800点取ったらすごいようだったので、800点を目指しました。
勉強方法は以下の順番で行いました。
勉強時間は学生時代ろくに勉強してきませんでしたが、なんとか毎日2時間を目標としました。
①まずは試験を知る(1週間)
公式問題集を解く前に各パートの内容や解き方を知りたかったので、「はじめて受ける~」や、「1週間で攻略~」系の問題集に取り組みました。
これにより、TOEICというのはリスニングが全体の半分の割合を占めていること、文法・語彙のレベル、長文の長さ等、全体感を掴みます。
リスニングの配点が半分を占めるテストというのは大学受験まで経験してこなかったため、勉強時間のうち半分はリスニングに充ててもよいと考えました。
この問題集を解きながら、公式問題を解ける準備ができたら次に進みます。
単語の学習については、単語帳を使って覚えるやり方が一般的かと思いますが、私の場合、単語帳は使いませんでした。
単語学習は覚えるだけで相対的にラクなので、そちらに逃げてしまう傾向があること、時間が限られているため問題が解ける範囲の必要最低限の単語を覚えればよいと考えました。
問題を解くなかで分からない単語は当然出てきますが、全てをマスターすることは考えず、間違えた問題について、どの単語が分かれば解けたのか把握し、その単語についてのみ、単語と意味をノートにメモしました(20-30単語/日)。
メモした単語については、反復しマスターします。A4ノートの真ん中に線を引き、左に単語、右に意味を書いて毎日繰り返し読んで覚えました。
②公式問題集を解く(1週間)
本番を想定した場合、公式問題集に勝る教材はありません。
しかし、当時は公式問題集が2冊しか出版されていなかったため、使うタイミングについては注意が必要でした。
私は古いほうのVolume 1 を練習用、Volume 2を直前用と位置づけ、このタイミングでVolume 1 を時間を測って解いてみました。
結果は、長文25問以上残しタイムアップ。正答率40%程度、スコア400点程度とボロボロでした・・・・
①の勉強を全否定されたようで、採点後落ち込みました。
①の問題集で問題の解き方を学んだはずでしたが、時間が圧倒的に足りない。
800点までは程遠いような気分になりましたが、問題をもう一度見直してみることに。
時間無制限で長文を解き、リスニングは繰り返し聴いて問題を解き直しました。すると、さきほどとは違い、問題は(時間無制限、リスニング聴き放題であれば)それほど難しくなかったのです。正答率は6割を超えていました。
TOEICは問題の難易度以上に時間との戦いなのだと理解しました。
問題を解くスピードを上げていき、その過程で正答率を20%上げることができたら、目標の800点も見えてくるのではないかと希望が持ててきました。
③解くスピードを上げる(2週間)
リスニング・長文について、問題の量を解きながら情報処理のスピードを上げていきます。問題の質・量を鑑みると、以下2つの問題集はよくできていたと思います。
量を解くなかで、問題への慣れが養えただけでなく、問題を早く解くためのテクニックがあることがわかりました。
以上、今回はTOEICを受験した動機、最初1ヵ月の基本戦略について紹介しました。
テクニックや試験の結果については、次回紹介します。
最後までお読みいただきありがとうございました。
ろん