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学習環境デザイン

こんにちは。ろんです。

今回は、学習環境をデザインすることについて書きたいと思います。

過去の記事(大学受験を控えた高校生へ)において、勉強量の重要性、勉強の質も大事ですが、十分な勉強時間(期間)を確保することについて言及しました。

世の中にはわかりやすい参考書、モチベーションを維持するための自己啓発書が数多く出回っていますが、勉強量は説明不要で重要です。
理屈抜きで量をやるしかないからこそ、根性や精神力が試される消耗戦になります。勉強中は一人黙々と机に向かい、孤独と向き合う必要があります。そのような厳しい経験を経て精神的に成長できる面もありますが、一日10時間近く黙々とする勉強は、非人道的だと思うほどです。

魚を飼うということは、水を飼うということである

糸井重里

そこで私は糸井重里さんの言葉を引用し、学習環境をデザインすることの重要性について説きたいと思います。
人間は環境に左右される生き物ですし、個人の頑張りには限界があります。
皆さんは良い環境に投資できているでしょうか。

私は学生の頃、図書館で過ごすのが好きでした。
広々とした建物に、あらゆるジャンルの書籍があり、本の閲覧や自習のための机と椅子が所狭しと並べられていました。
利用者は学生だけに限らず、卒業生や近隣住民の方にも開放されていました。
図書館での時間があったから、卒業に必要な単位や英語のスコアUP、就職活動の準備等、上手くいったと思います。

ところが社会人になり、住んでいる場所から大学の図書館に通えなくなりました。英語や資格試験の勉強は自宅やカフェ、ファミレスで行っていました。これがどうも集中できませんでした。
自宅の場合は生活する場所と勉強する場所の境目がなく、勉強のスイッチが入らないのです。カフェやファミレスでは店員から長居しすぎと思われていないか、他のお客さんの会話が聞こえてきて色々気になってしまう等、自宅でも外でも2時間勉強するのが限界でした。

TOEFLの勉強では、なかなかスコアが伸びず、期限内に必要なスコアに到達できるか精神的に追い込まれていました。日中働きながらの勉強で、勉強量(時間)が足りなかったのです。休日は10時間以上の勉強が必要でした。

「魚を飼うということは、水を飼うということである」

そこで前述の言葉を思い出し、良い環境に投資することを考えました。
月額1万円は安くはありませんでしたが、有料自習室を利用することにしました。
結論から言えば、もっと早く決断すればよかったです。

その自習室は、ビルの一室を貸し切っており、定員は約40名。オートロックで鍵をかざすと24時間利用可能で、利用者は受験勉強をしている方や資格試験の勉強をしている社会人の方でした。利用以前は、安全面や衛生面、利用者のマナーを気にしていました。しかし、監視カメラが設置されており、清掃も行き届いていたため、その空間は安全かつ清潔に保たれていました。月額を払って利用していることからも、利用者は皆、真剣に勉強に取り組んでいました。

そこに行けば勉強だけに集中できますし、同じ境遇の同士が集まっているように思え、自分だけ先に帰るわけには行かないと、やる気を分けてもらっているようでした。仕事終わりと休日に通うようになり、勉強時間は大幅に伸びましたが、不思議ときつくはなく、心地よい集中力のなかで勉強が大きく進捗しました。自宅やカフェ、ファミレスでは2時間が限界だったのが嘘みたいでした。

この環境が気に入ったので、TOEFLの試験が終わったあとも、テレワークや読書のためにその有料自習室の利用を続けました。有料自習室は、集中して仕事や勉強に取り組みたい方にオススメです。

以上、今回は学習環境のデザインについて書きました。

最後までお読みいただきありがとうございました。

ろん


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