介護職って誰でもできる??
介護職、超高齢化社会が進む日本では介護分野は必要不可欠であり、人手不足な職業でもある。
介護のイメージを聞けば、大変そう、辛い仕事、大切な仕事だとは思うけれど私にはできない。
などさまざまな意見があるだろう。
その中でも今回は「介護って誰にでもできる仕事なんじゃない?」という話について。
結論から言えば介護は最低限のやる気と社会性があればできないことはない。
無資格でも雇ってもらえるところはあるし、人手不足で就職場所もさまざまである。
そして技術面。介護技術はもちろん介護福祉士の方とど素人では差はあるものの、半年、1年ほどすれば最低限の介護技術はついてくる。
在宅の人に関しては介護素人の家族様が普段は介護しているくらいだから、専門性はあるものの高いわけではないと思う。
これが引き金となって本来はダメと分かっているが、他の医療従事者からは介護士は現場で少し肩身が狭かったり、下に見られることが多い。
(経験談)
でも、そうではない。
介護士の専門性を出す場所は介護技術ではなく、寄り添う力、そして考え方であると思う。
1番利用者と長くいる時間が多いのは介護士。
普段気軽に話している内容やその人の普段の思いが1つのケアにつながるかもしれない。
話を聞き、気持ちを読み取って、性格を加味して、利用者様が求めていることを聞き出しできる限りの行動をする。
これが寄り添う力だと思う。
介護の知識はとても大切で、その知識を活かし、科学的根拠(エビデンス)を持ってケアプランや介護計画に沿って利用者様に最適でばらつきのない介護を行う。
介護自体にばらつきがあってはいけないが、話す内容や一介護士と利用者様の間での関係性はそれぞれあっていいと思う。
そこを構築して行き、最適で気持ちのQOLが上がるような日常生活を作っていけるのは他でもない介護士である。
ただ、特に何の思いもなく介護士をしている、完全な知識不足で介護士をしている人も多い。
正直、ここが1番介護士が舐められる理由ではないかと思われる。
でも今の現状日本ではそのような人も雇っていかなければ現場が回らないのも現状。
綺麗事だけではいかないし、介護士の低賃金問題も取り沙汰されているが、今後どうなっていくか。不安はあるものの、自分もまだまだ勉強不足。
自分が少しでも困っている人の力になれる可能性があるくらい大きくなれるまではまだ準備期間。
これからも初心を忘れず、正解はないのかもしれないが自分なりの思いで気持ちを強く持ち成長して行きたいと思う。