誰かさん

頭に浮かぶ言葉を書き留める。だって、勿体ないから。

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最近の記事

秋のお散歩『小山田緑地』

10月中旬、まだ色濃くないほんのりと香る秋風に誘われて、東京都町田市にある『小山田緑地』へ行ってきました。 私はよく弟と一緒に色んなことを想像しては話し合い、物語を作るという遊びをしています。そしてある日、地元を舞台に何か物語を考えようとなった時、残念ながら胸を熱くするような雰囲気が地元にないことに気づいたのでした。もちろん生まれ育った地なので居心地は良いです。ですが、物語が生まれてくる気配が、趣が無いのです。 今まで気にしたことはなかったのですが、よくよく考えたら私の生

    • 私は誰だ

      私は一体誰だろうか。 何者なんだろうか。 いい歳して、まだそれがわからない。 とりあえず音楽を職にして生きているけれど、本当に私がしたくて就いているのか、これまたわからない。 小・中・高・大学、とそれぞれ自分のキャラが違ったため、本当の自分がどれなのかわからない。多重人格なのかと言われたら、それも違うと思う。 言動は何も知らない子供のような無知の域で、と思ったら、すん、と急に冷めて夢のない大人のような意見も口から飛び出る。まるで布切れを縫い合わせたちぐはぐ人形のよ

      • 私の

        長かった髪をバッサリと切った。 短くなった髪にパーマをかけた。 真っ黒の髪を聞いたこともない色に染めた。 今年の夏、私は新しくなった。 と、自分で思いたくて髪に手を出した。 鏡を見るたび垢抜けない自分に、急に嫌気がさした。いつもなら気にならないのに、なぜかその日は違った。いつも行動が突然すぎると自負しつつも、今回も気づいたら短めのヘアスタイルを検索し、翌日には結べないほどの長さにバッサリといった。 後悔はしてない。 鏡に映る自分に満足した。 今時の、柔らかそう