【国家試験対策】社会福祉士国家試験とチベット旅行記
写真は夏に、こどもたちを連れて蓼科山(2500mくらい)に上ったときの写真です。チベットではありません。
そろそろ国試の時期ですね。いまから勉強を始めようという短期集中型のかたもいるかとおもいます。ここでは、国試対策として試験のテクニックにおいていちばん大事な点を解説します。80%くらいは冗談です。
社会福祉士国家試験の特徴
社会福祉士の国家試験についてご存知のことも多いと思いますが、以下のような特徴があります。
①7割程度とれれば十分
②学習範囲は膨大で、全てを網羅するのは無理
③すべてが選択肢方式
④事例問題は勉強しなくてもほぼ正解できる
⑤試験時間は「余裕があるというほどでもない」
要するに、7割のうち、事例問題である程度は稼げるので、残りの部分を知識や推論を働かせて得点を積み上げていくわけですが、②のとおり、どんな受験者も勉強しきれていない不安を抱えています。
ですが、選択肢方式なので、正答を導く知識が不十分な場合でも、消去法を駆使し正解に到達することが可能なわけです。
河口慧海「チベット旅行記」
河口慧海の「チベット旅行記」はもう100年以上も前に、彼が鎖国状態のチベットに密入国をして、梵語の仏教の経典を持ち帰るまでの、冒険・旅行記です。現代ならスパイと目されてもおかしくないんじゃないでしょうか。未開の国土の踏破ルートを詳述していますし、時代も日清戦争が終わりたてのころですし。
青空文庫で読めますが、文庫本で読んだほうが味わいはあるかもしれません。
彼は香港からインド・ダージリン地方に入り、ネパール・カトマンズを経て、ヒマラヤを超えてチベットに入ります。「深夜特急」よりかもストイックな旅行みたいですね。あたりまえか。
試験問題に解答する上での注意点
消去法的に正解を推定していく上での注意点は、⑤の点から、できるかぎり処理済みのことを何度も考えない、処理済みの文章を何度も読まないことです。「完全に違う」と思ったら選択肢に×を入れて、「うーん微妙」なのは△、「わからん」は?を入れて、×の選択肢についてはよっぽどのことが無い限り読み返さない。
問題の中には、4つ「?」だけど、1個の「〇」を見つけられて難関を潜り抜けられる場合もあります。
時間内にすべてを回答し、残り時間で、微妙な問題に戻って再検討できるよう、ある程度のスピードが求められます。
出発から3年を経てチベットへ
彼がチベット国境にたどり着いたのは、移動やら語学学習やらで、出発から3年かかったそうです。
道中は標高4000mはあるんじゃないかというヒマラヤの山道を方位磁石とざっくりした地図を頼りに首都ラサ方面を目指すわけですが、途中には山道ルートを選んだがいいか、人里近くのルートを選んだほうが良いかわからないような事態を何度もむかえるわけです。
選択肢を絞り切れなかったときは
試験中にも、自分の知識不足だったり、問題自体が悪いということもあり、選択肢が一つに絞り切れない事態が生じます。
分岐で迷ったときに、ホリエモンなら「ワクワクを選べ」とか、岡本太郎なら「危険な方に身を投じろ」とかいっていますが、河口慧海は、下のように述べています。
断事観三昧(だんじかんさんまい)とは
「ござります」が味わいがありますね。ただ、くれぐれも⑤のことがありますので、試験では瞬時に無我に至り、選択しないといけないのでござります。
「回答に2がやたらおおいな、、そろそろ3にしないといけないかな、4少ないな。ここらへんで4いれておくか」
などは、全てあなたの執着でござります。無我に至っておりませぬ。
「ここで落ちたら内定取り消しだ」
などは、全てあなたの煩悩でござります。無我に至っておりませぬ。
△あるいは?を脳みそのデスクトップにおいて、断事観三昧を行えば1秒以内に選択肢の数字が浮かびあがってくるはずです。心の中で「キェ!4」っとテニス選手みたいな気合をいれながらマークシートにマークしましょう。それが正答かどうかは、わからない以上あくまでも確率論に従うのでござりますが笑。
結論:あてずっぽうでも集中せよ
でも、わからないのは全部2にしようとか適当にマークしようというのは堕落だし、回答の分布を見て分散させようとするのは、根拠になっていないし思考の無駄遣いですからね。集中を保ちつつ、さっさとマークするのが良いんだと思います。
断事観三昧は国試以外でも役に立つかもしれませんね。国試で役に立つかどうかもわかりませんね笑。