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(想)「No」は貴方を強くする

前に触れた雑貨の飛び込み営業での体験だが、毎日200人くらいの人と話し、10人くらいの人に安い雑貨を買ってもらうというシンプルだけど奥深い仕事をしていた。

2日目までは先輩が同行してくれるのだが、3日目からは早速一人での外回りとなった。サボりはせず、8時間精一杯働いたが案の定、買ってくれる人もそんなに見つからず、凹んで事務所に帰宅した。

先輩とその日の出来事を話している中で、「断られるのがキツイです。」思わずと漏らした。

誰もが感じることを言ったときに、「そうかもしれない。けど、その{NO}がお前のハートを強くしてくれるんだ」だから、断られるたびに強くなれるんだぞと。

その時はまだ若かったので胸に響き、なんていい言葉なんだと心から感じていた。

今思うと、NOもらい過ぎな仕事だろ(笑)とは思うけど、たしかに的は得ていると思う。

何かにチャレンジする。上手くいくときもあるが失敗もある。人が成長するには、実はその失敗からのヒントがもっとも多いと思っている。

上手くいくときって運もあるので再現性が難しいときもあるけど、失敗は数をこなすと大体共通点が見えてきたりする。でもそれには{NO}をもらう必要がある。 

「断られる」「うまくいかない」「失敗」

一見、ネガディブな言葉だが、実はその言葉の裏には、貴方を成長させるヒントがいっぱいかもしれない。

貴方のハートを強くする。しかも、原因も追求できるので精度が上がっていく。そして、辛さをしっているから優しくなれる。

おぉ、まるで昔のCMみたいじゃないか。

「タフでなければ生きて行けない。優しくなれなければ生きている資格がない」

                         By フィリップ・マーロウ


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