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ナイトクラブとゲイ友と幽霊👻80'sマンハッタン生活 #日本の有名人

ニューヨークでは、たまに日本の有名人に遭遇することがあった。

酒席で一緒になったのは、ハーレムのアポロ・シアターで、東洋人初の単独ライブをしに来ていた「一世風靡」

「一世風靡」は1980年代に活躍した路上パフォーマンス集団で、そのメンバーは現在では、柳葉敏郎、哀川翔、小木茂光といった超ベテラン俳優となった人も多い。

彼らをクラブへ誘うと行きたいとのことだったので、メンバーの内のある3人を連れてクラブ ネルズに行こうとタクシーを捕まえた時、柳葉敏郎が走って追いかけてきた。
遠くから「僕も行きたい〜!」と叫んでいるのが見えた。実は、革ジャンにリーゼントだったので、おそらくそのファッションではクラブ ネルズのドアマンに入れてもらえないだろうと思いブッチさせてもらった。

その後、柳葉敏郎がこんなにも売れっ子俳優になるとは・・・やっぱり連れて行けばよかったと後悔した。

その後、彼らは私の部屋にも遊びに来て、悪いことも教えながら当時流行っていたダイスゲームのヤッツィーで遊んだ。

アポロシアター公演の際に、おにぎりを納入させてもらう約束ができ、翌朝ミッドタウンのホテルのロビーで待ち合わせをして、「一世風靡」のメンバーたちとアポロ・シアターまで車で一緒にいった。

ハーレムに行ったのはこれが初めてだ。裏口から楽屋に入るのだが、屈強な黒人男性のガードマンがいて、空気がピリピリしていた。

私がニューヨークで怖い思いをしたのは、マクドナルドで全財産とパスポートが入ったハンティングワールドの大きなショルダーバッグを盗まれたことと、銀行で家賃を振り込む際に、振り込み用紙に記入している際に後ろから「落ちましたよと」声をかけられ下を見ると何もなく、振り込み用紙の横に置いていた現金がなくなっていたことくらいだった。

だから、ニューヨークは確かに危ない処だが、命の危機は感じていなかった。しかしやはりハーレムはなんとなく危機感を感じる街だ。

しかし、、のパフォーマンスを、数々の黒人スターを発掘してきたニューヨークの音楽の殿堂「アポロ・シアター」で見ることができ、観衆にも大盛況だったので楽しい思い出となった。


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