五感六感

夜眠れないときに、しっかりと目を開けて暗い天井をじっと見つめていると、いつの間にか寝ている。

ザックリ言って、五感が20%ずつに分散して周りのものや自分の体を認識しているとして、そのうちの一感を閉じると、他の四巻が5%ずつ冴える。
寝ようとして目を閉じると、急に時計の音が気になったり、布団の重みを感じたりして眠れなくなる所以。

で、五感をシャットダウンしてしまえば六感が冴え、宇宙と繋がるのだという理屈になる。

それは間違いではないが、そもそもその六感が正しく開いていなければ
五感を閉じると、恐怖がくる。

アイソレーションタンクという、体温と同じ温度の液体に浮かび
暗闇にして無音のカプセルに入り、五感をシャットダウンして完全なリラックスを味わうものがあり、それに入ると
「自分」が無くなって素晴らしい体験をしたと言う人と、恐怖で耐えられないと言う人がいると言う話を聞いた。

もちろんリラクゼーション目的の器具なので危険のないようにはできているし、あくまで疑似体験だが。

瞑想中に、変なとこと繋がってしまい低級霊のお告げを聞く人なども。

なので、現実世界オンリー、つまり五感が全てで生きている人にはエネルギー世界は扱えないのだけれど、
宇宙とつながるパイプがしっかり開いていないと五感を閉じても意味がないことになる。

六感を欲しがる人は、五感を軽視しがちだが、六感が開くのは五感がしっかりした後の話である。
順番があるのだ。

なので、まずよーく感じること。
しっかり味わう
耳を澄ませる
体の出すサインを無視しない

順番間違えて、不用意に六感が開くとちょっとヤバい人になる。

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