見出し画像

ファンタジー小説のプロットを書く 3

そろそろ息切れの気配がしてきた戌井です。

しかし書き上げたい意地もあります。
今回は一話ですっきり終わらせられるように頑張ります。
でも内容的に2万字で終わるのか?という疑問も有ります。
余裕を持って3万字ぐらいで考えてみようと思います。

では、今回やる事です。

プロットのやり方
「いつどこで誰が何をしているのか」を箇条書きにする
始まり・事件・被害状況・対処・終わりのブロックに分ける
文字数は以下の通り
始まり   100
事件    200
被害状況  200
対処    200
終わり   100

文字数は同じでいいかな。
事件で転移してその後から異世界になって、被害状況は女刑事が捕まってて、対処で仲間を作って救出。終わりで新天地での生活。
これだと救出がメインになってしまう?

流れは変えた方が良い気がします。
メインで書きたいのは「仲間を作って知識と安心感を手に入れて自由に暮らす」の部分です。

① 始まり   100
陰陽師的な家に仕える化け狐一族の落ちこぼれ主人公
人に化けられるけど他には何もできない
それでもいいよと庇ってくれているご主人の役に立ちたくて荷物持ちのお供で都会に着いてきたけど満員電車でパニックになって変化が解ける
いきなり狐が現れて周囲もパニックになり踏み潰されそうになるが女刑事に助けられる

② 事件1    100
自分の無力さと役立たずさに落ち込んでこの世から消えたいぐらいの落ち込みで能力発現
女刑事ごと異世界に転移
女刑事が不審者扱いで独房に監禁される

③ 対処1   100
閉じ込められた女刑事を助けるために主人公がもふもふ仲間を作る
仲間を引き連れて牢破り
女刑事奪還
逃走

④ 事件2   200
何かトラブルが発生する

⑤ 対処2   200
もふもふ仲間に助けられながら異世界の知識を女刑事共々身につける

⑥ 終わり   100
安心で自由な暮らしを手に入れる。

これなら書きたい所をメインに書けそうです。
各項目の文字数と内容を調整していきます。

① 始まり   100
とある社に仕える化狐一族の落ちこぼれ主人公、人に化けられるが他には何もできない。お使いを命じられ都会へ行くが満員電車でパニックになり変化が解け、踏み潰されそうになったところを女刑事に助けられる。(97)

② 事件1   100
女刑事に抱えられ着いた駅で電車から出る瞬間、自分の無力さと役立たずさに落ち込んでこの世から消えたいぐらいの落ち込みで能力が発現し、女刑事ごと異世界に転移する。女刑事が不審者扱いで独房に監禁される。(98)

③ 対処1   100
地下の開拓街にある独房にいる女刑事を助けるために主人公がもふもふ仲間(流星獣)を作り、仲間を連れて牢破り、女刑事を奪還し、女刑事と打ち解けていた開拓街の衛士長の女と現状を話し合い、結界石を使って街を守る約束を交わす。(108)

④ 事件2   200
森で結界石を集めるためのパーティ(化狐・衛士の青年・開拓者の男・開拓者の女の子・星獣1)を結成し、森の奥にある鉱脈を目指す。開拓者の女の子が鉱脈探しのプロ、おっさんと衛士は護衛役。星獣は化狐が気に入って行動を共にしているだけで人間助ける気は無い。化狐は星獣に力の使い方を学び徐々に転移の力を磨いてメンバーをサポート。女刑事は街の護衛隊に入り、この世界の知識を学ぶ。森の星獣がパーティの進行を阻む。(198)

⑤ 対処2   200
パーティは森の中の星獣と揉めて衛士の青年と開拓者の男が拘束される。化狐が流星獣と間違われて敬われる事を利用して仲裁に入り、人間と星獣の確執の歴史を知る。化狐が街に戻り、女刑事と衛士長に状況報告。森の主と友好関係を築こうとするが、逆に怒らせて小星獣たちが街を襲撃。開拓街の支援をしている貴族が守護星獣と共にやってきて小星獣達を追い返す。結界さえ張れば街を守れるが結界石が足りない。化狐と女刑事、開拓者の女の子・衛士長が密かに衛士の青年と開拓者の男を救出し、守護星獣が森の主を引きつけている間に鉱脈へ向かう。(252)

⑥ 終わり   100
鉱脈から原石を採取し、開拓者の男が化狐の力を借り、仲間達と協力して結界を街に張る。守護星獣が森の主に負けて街道が破壊され、人々は街に閉じ込められる。化狐が鉱脈そのものを街の周囲と街道に転移させ、開拓者達が結界石加工し、街と補給路を確保。安心で自由な暮らしを手に入れる。(133)

こんな感じになりました。
ちょっと思ってたのと違うストーリーになっています。

主人公に何か目的を持たせようと思ったら何故か獣達と戦う流れになってしまっています。
もっと平和的でまったりした物語を書きたいです。軌道修正します。

① 始まり   100
とある社に仕える化狐一族の落ちこぼれ主人公、人に化けられるが他には何もできない。お使いを命じられ都会へ行くが満員電車でパニックになり変化が解け、踏み潰されそうになったところを女刑事に助けられる。(97)

② 事件1   100
女刑事に抱えられ着いた駅で電車から出る瞬間、自分の無力さと役立たずさに落ち込んでこの世から消えたいぐらいの落ち込みで能力が発現し、女刑事ごと異世界に転移する。女刑事が不審者扱いで独房に監禁される。(98)

③ 対処1   100
地下の開拓街にある独房にいる女刑事を助けるために主人公がもふもふ仲間(流星獣)を作り、仲間を連れて牢破り、女刑事を奪還し、女刑事と打ち解けていた開拓街の衛士長の女と現状を話し合い、街を守るための結界石を採ってくる約束を交わす。(113)

④ 事件2   200
森で結界石を集めるためのパーティ(化狐・衛士の青年・開拓者の男・開拓者の女の子・星獣1)を結成し、森の奥にある鉱脈を目指す。開拓者の女の子が鉱脈探しのプロ、おっさんと衛士は護衛役。星獣は化狐が気に入って行動を共にしているだけで人間助ける気は無い。化狐は星獣に力の使い方を学び徐々に転移の力を磨いてメンバーをサポート。女刑事は街の護衛隊に入り、この世界の知識を学ぶ。森の星獣がパーティの進行を阻む。(198)

⑤ 対処2   200
パーティは森の中の星獣と揉めて衛士の青年と開拓者の男が拘束される。化狐が流星獣と間違われて敬われる事を利用して仲裁に入り、人間と星獣の確執の歴史を知る。化狐が森の主を説得し人質は返してもらう。衛士の青年達と街に戻って女刑事と衛士長に現状報告。森の主と和解できなければ開拓街を放棄しなければならない。開拓街の支援をしている貴族が守護星獣と共にやってきて強引に森へ入ろうとするのを化狐が止める。流星獣も加勢し、貴族は兵を引き、開拓街を放棄すると宣告。(223)

⑥ 終わり   100
街の開拓者の多くが街を出るが、行く当てのない弱者と街に愛着がある者達は残る。衛士長も残り、女刑事は結界石があれば街を守れると考え、ひそかに森へ入る。化狐と共に森の主に会い、学んだ知識をもとに和解。安心で自由な暮らしを手に入れる。(114)

これならそんなに戦わなくて済みそう。
今回は異世界になるから「いつどこで」の情報は後回しにしました。
舞台になる異世界の設定はいまのところこんな感じ。

世界観:星森は人外領域、街は結界街と地下街が有り、結界街の方が快適でランクが上。伝統ある神聖な街は古き良き地下街な感じだが、近年の開拓街は下民多めのスラム的扱い

星獣:森に住んでる強い獣、死ぬと天に昇り星になり、天の力を蓄えて輝きが増すと流れ星となって地に降りてまた星獣になる。地に降りた衝撃で天の力が流れ込み森が生まれる。星獣が生まれると地上が豊かになるが、落ちた場所に街があれば壊滅するため、厄災扱いされることもある。

大星獣・小星獣:星が落ちた衝撃で砕けていくつかの欠片になり、大きな欠片は大きな星獣になる。大きさによって格が決まり、森の主と呼ばれる。

結界石:星獣が地に落ちた衝撃で生成される星石を加工したもの。

星石:星の力がため込まれていて星術の源になるが、星獣の大好物でもある。

星石狩り:自分の街と友好的な星獣に捧げるために各地の森から星石を採掘して持ち去るため嫌われている。

流星獣:地上に落ちた際に砕けずに星獣と化したもの。たいてい知力が高く、力も強い。森に留まらずあちこちうろつく。流れもの。

開拓者:未開の地に街を作る人々

次回は異世界の設定とキャラクターの設定をさらに細かく考えます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?