【投手向け】球速アップの方法を科学的観点から紐解く
はじめに
プロ野球選手になるのは簡単だ。
155km/hの真っ直ぐを投げればいい。
今野球が上手いとか、下手とか、
才能があるとか、ないとか、
一切関係ない。
時代は令和。
その方法は科学的に解明されつつある。
“知らなかった”
で野球人生を終えるのはあまりにもったいない。
球速の重要性
球速の重要性①リリースから打者のインパクトまでの時間が短い
球速が速ければ、打者は当然短時間でコースを判断し、振らなければならない。
球速が130km/hであれば、打者のインパクトまで約0.46秒。
球速が150km/hであれば、打者のインパクトまで約0.40秒。
わずか0.06秒の差であるが、距離に表すとおよそ2m以上の差となる。
球速が速くなるにつれて、打者は引っ張ることが難しくなる。
引っ張りに比べて、流し打ちでは強いライナー・フライ性の打球を打ちにくいことが分かっており、また流し打ちの打球はスライス回転がかかるためバックスピンがかかりにくく飛距離が伸びない。
そのため、球速が速いことによって長打を打たれにくくなる。
長打率は得点と非常に強い相関があるため、長打を打たれにくくなることで結果として失点数が減少する。
佐々木朗希投手の豪速球は、引っ張ることが難しく、強いライナー・フライ性の打球を打つことが難しい。
実際、完全試合を達成した試合では右打者に引っ張った打球を打たれていない。
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