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VJとは? VJを始めるには?

お疲れさまです、ロンです。
今日のお題です。

  • VJってなに?

  • VJをするためには何が必要?



  • VJってなに?

「VJって何ですか? 何してる人ですか?」
ってよく聞かれます。
DJ は分かるけど VJ って分からない人が多い。
VJとしては悲しい現実です。

VJというのは

「クラブでDJの後ろに映ってる映像を出してる人」

です。

たまに
「あれって自動で出てるんじゃないんですね???」
って言われるんですが、手動です。
流れてる曲に対応するMVを流したり、モーショングラフィックスを曲調に合わせて選んだり切り替えたりして曲の盛り上がりやフロアの雰囲気を視覚的に盛り上げるのが仕事です。
サビまえに映像を点滅させたりしてね。
クラブは暗いのでフロア照明を兼ねてたりもします。



  • VJをするには何が必要?

VJをするには以下のものが必要です。

■必須!!
ノートPC(mac or Windows)
VJソフト(VirtualDJ、GrandVJ、Resolume、VDMXなど)

■ほぼ必須!
Midiコン
ポータブルHDD

■あると便利
VJミキサー

一つづつ解説します。


パソコン

ノートパソコンは必須です。映像を出すのに必要です。
クラブに持ち込むのでノートPCがいいです。
デスクトップは持ち運びに不便なので論外。
iPadでもやろうと思えばできます。

パソコンからHDMIケーブルでプロジェクターやモニターに映像を写すのが一般的です。
GPU(グラフィックボード)がついているものがBESTですが
VirtualDJのみであれば無くてもギリいけます。

私はWindowsでずっとやっていますが、MacでもGPUがついたもののほうが良いと思います。
※もしかしたらM1チップ搭載のMacならGPU無しでも大丈夫かもしれませんがMacはよくわかりません

推奨スペックは使用するVJソフトによって変わりますが、下記のスペックのPCはほしいところです。

CPU:       core i5 以上
メモリ:16GB 以上
GPU:    GTX1050以上
モニター解像度:  フルHD以上

モニター解像度はフルHDでも十分ですが、2K、4Kモニターだと作業領域が広がって使いやすいです。
VJソフトは作業領域を多く使うので、作業領域は広いに越したことは無いです。

参考までにロンが今使っているPCのリンクを貼っておきます。



VJソフト

VJソフトも必須です。
ソフトが無いと映像ファイルがあっても映像を出すことができません。

一般的なVJソフト

■VLCやGOMプレイヤーなど
厳密にはVJソフトではなく動画プレイヤー。
映像を出すだけならこれで問題なし。
  メリット:  タダ
 デメリット: 1系統しか映像を準備できない。そのため頭出しができない

■VirtualDJ、Rekordbox videoなど
これらも厳密にはVJソフトではなくDJソフト。
DJで曲を扱うのと同じように映像を扱えるのでVDJ(映像と曲を両方かけるDJスタイル)のときにも重宝する。
VirtualDJは近年VDJソフトとしての機能がだいぶ充実してきた。
Rekordbox videoはrekordbox DJをCreativeプラン以上にすることで使用できる。
VirtualDJは 月額約2,500円、買い切りなら約4万円。
rekordbox DJのCreativeプランは¥1,480/月(税込1,628円)。
 メリット:  DJ感覚で映像を扱えるのでDJにも扱いやすい。
                        2~4系統映像を用意できる。次に流す映像の頭出しが可能。
デメリット: そこそこ高い。無数に映像を切り替えたい場合には向かない。


■GrandVJ
Dirigent製のVJソフト。
最大16レイヤー使用可能。
レイヤースタイルとは別にピアノモードという鍵盤を演奏するようにして使用する独自のVJモードに切り替えが可能。
対応する動画がめちゃくちゃ多い。
どんな拡張子のファイルでもソフトに突っ込めばだいたい使える。
ただし使ってみるとVJソフトとして意外と融通が利かないところも多い。
自分のプレイスタイルをソフトに合わせるのが必要かも?
¥44,990 (税込)

 メリット:  レイヤー数が多い。対応ファイルが多い。
デメリット: そこそこ高い。クセが強い。プリセットのエフェクトがやぼったいのでかっこよくVJするには動画素材をうまく組み合わせる必要がある。

■Resolume
オランダ製のVJソフト。
世界でも使用者多数。
マジでなんでもできる。が、細かい設定が必要なので使いこなすにはスキルも必要だし設定する時間も必要。
あとクソ高い。買うならBlack Fridayで半額のときに買おう。
基本的VJ機能のみの「Avenue」 とマッピングなどの機能がついた「Arena」がある。
普通にVJしたいならAvenueで十分だが、LEDマッピングが必要なところでのVJやプロジェクションマッピングがしたいならArenaを買おう。
後日アップグレードもできる。
Avenue:  € 299.00 Euro / 12ヶ月   更新  € 79.00 Euro / 12ヶ月 
Arena:     € 799.00 Euro/ 12ヶ月    更新  € 219.00 Euro   / 12ヶ月 

メリット:  なんでもできる。レイヤー数も自由に増やせる。
                    ソフトが安定している
デメリット: クソ高い。設定が難しいし時間がかかる。


■VDMX
Mac専用ソフト。
Windows派なので正直VDMXのことは良くわからないが一応解説する。
無料でも使えるソフト。
設定を保存したい場合は有料版を購入しよう。
Resolumeよりも「VJをすること」に特化している印象を受ける。
ソフトのレイアウト配置が自由自在。
Macを持っているならVDMXがいいと思う。
周りのVJでもよく見かける。
有料版は$349。

メリット:  VJに特化している。レイヤー数を自由に増やせる。
                    タダでも使える。
デメリット:Mac専用。

MIDIコントローラ

Midiコントローラー。
ソフトをマウスとキーボードだけで操作するのはかなり難しいのであると便利です。
ソフトによって使いやすいコントローラは違うと思いますが、VJブースは狭いことも多いので小さいMIDIコンを使う人が多いと思います。
ちなみにロンのコントローラはクソでかいです。
おじさんはね、でかいのが好きなんだ。
代表的な小さいMIDIコンはKORG nanoKONTROL2ですね。

ポータブルHDD

クラブVJなら必要無いかもしれませんが、アニソンやJPOPなど多くの映像を使用するVJをするならポータブルHDD/SSDはあったほうがいいです。
最初は2TB以上あれば十分だと思います。
足りなくなったら大きい容量のHDDに買い替えましょう。


VJミキサー

DJイベントには複数VJがいることも多いです。
スムースに映像を切り替えるにはVJミキサーがあるときれいに映像を切り替えることができます。
HDMIスイッチャーでも切り替えることは可能ですが、切り替えのかなりのタイムラグがありその間は画面が真っ黒になるのであまりオススメしません。

現在はHDMIのVJミキサーは様々なものが出ておりますが、今回は安心安全のRoland社製の2ch VJミキサー 「V-02HDMK2」をオススメしときます。
VJミキサー機能の他、USBからPCにつなぐと配信映像の取り込みもできるすぐれものです。



今回は以上となります。
この記事でこれからVJを初めたい人の参考になればうれしいです。

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