気軽に文章が書けず、下書きだけが溜まっていきます。私の「文章を書く」という行為は、その時間中だけは自分のアタマの中と対峙し、アウトプットすべき(=早く忘れてしまった方がいい)ことを選び取り並べて箱にしまうような、そのような丁寧で静謐な時間であったわけですが、選び取って並べたそのスタッフたちが、あまりに乱雑で、例えば卵の上に牛乳を置くような、ペットボトルを無理やり差し込むような、そんな有様なのでなんか納得いかず、箱にしまう途中でやめてしまうことの繰り返しで、かれこれ体感では2か月くらい文章を完結させられていないので、私のアタマの中というのは男子大学生の一人暮らしくらい乱雑なものになってしまっている。

結局なにが足りないかと言えばただ一つ勉強な訳ですが、それは単なる知識ではなく、「なにかとじっと向き合う体験」そのものであって、それは「なにかにじっと向き合う」こと以外では得られないものです。

なのでとっかかりとして「あ」と発声してみる。これはそのような試みです。コンビニで絶叫しないように、「おはようございます」が流暢に言えるように、そこから言葉ははじまっていくのですから、訓練しかないわけです。すみませんね。

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