ron870

生きること、学ぶこと、読書を通じて、 自問する。

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最近の記事

生きること、学ぶこと

生成AIの発見と神話 生成AIが、Google DeepMindのengneersによって、2017年に偶然発見されたのは知られています。誰も予想できない結果がおきました。 その時、生成AIはやがて人類を滅ぼすとして開発を中止すべきという議論が行われました。 scaleの拡大を人間が制御できないからです。 1000億ものnuronの構造を真似て、computerが同じ規模のparameterを操作しますが、それらがどう働いているのかを人間はもはや把握することはできませ

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      学校がなくなったら?  学校に行かない子どもが大勢います。 学校に行かない理由は色々ですが、根本には子供による学校の不承認ということがあるのではないでしょうか。学校制度の不承認と言ってもいいでしょう。 勉強したい。友達と遊びたい気持ちがいっぱいなのです。でも、そこには教師のやり方、学校の決まり、子どもには納得のいかないことばかりです。子どもから見ると監獄のような場所です。正門まで行けても教室には入れません。 https://note.com/ron870/n/n918

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        生きがい:意味喪失感から自己超越へ 人にはどんな状況においてもmissionがある。 「夜と霧」を書いたV.F.FranklはそうしてAuschwitzから生き伸びてきた。 「ロングセラピーと物語」(勝田茅生)を読む。 しかし、勇気を持ち続けることはpressureに耐えることでもある。 そうした緊張とは別の生き方、自己超越の方法はないものかと考える。 脳科学者の茂木健一郎が「脳がときめく魔法の言葉」で、幸せとは脳の作る幻想であると言う。それならば、どんどん幻想を膨ら

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          英語ができるようになりたい人のために  言語脳学者の酒井邦嘉の英語を習得する方法「勉強しないで身につく英語」を読む。  これまでも英語習得について、渡部正和、勝又美智雄、今井むつみを読んできたが、酒井を含め言語習得のための共通していることがあるので、それを整理した。 schemaから学ぶ英語とは   https://note.com/ron870/n/nf677d1360780 global人材教育に英語は必須ではない? https://note.com/ron870/

          生きること、学ぶこと

          地方分権はなぜ必要か? 〜福沢諭吉の「分権論」から〜  福沢諭吉は「分権論」で、「政権」と「治権」の区別をする。 「治権」は公共的なものであり、たとえば道路、学校、公衆衛生など、地方に住む人の幸福のために守られるべきものだと考えた。地方分権を目指した考えがある。その背景には荒廃する士族の意識を変えて、故郷を守ることに貢献して欲しいという願いがある。  だから、西郷隆盛の西南戦争を、薩摩人の抵抗の精神として地方の権利を守るものとして理解した。それが、人民自治の権利として

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          なぜ子どもの時に本を読まないと「想像力」が鍛えられないのだろう? 〜人間の脳の仕組みから解明する〜  最近は大人も子ども本を読まなくなっているとよく言われる。本当にそうなのか。平野啓一郎は、朝日地球会議で、どうもそうでもないようだと言う。純文学の読者は一定しているらしい。どんな本を読むかは別にして、学校図書館や地元の図書館の利用者は決して減っていない。全国学校図書館協議会の調査でも、子供の読書量は減っていない。ただインターネットと繋がる社会では一人で考える時間が少なくなっ

          生きること、学ぶこと

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          「アフリカの子ども学を語る会」から学んだこと   名古屋大学大学院の国際開発研究科で比較教育を研究をしている山田肖子から学んだことを書く。山田はアフリカ研究を通じて、日本のことを多面的に研究している。感動的な話であった。山田自身が、国際協力に関わり地球レベルでの社会と自然の関わりを実践している猛烈活動家である。 今回は、アフリカ教育研究フォーラムでの「アフリカ子ども学を語る会」の紹介で、アフリカを研究する様々な専門家との討議は面白い。「子どもの視点で、子どもを取り巻く社会

          生きること、学ぶこと

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          本当に伝えたいことは何か? 〜アフリカで教育について何が起きたのか? そのことから人間の生きることについてもっと深く掘り下げてもらいたかった〜 新聞で、山田肖子「学びの本質」の広告見つけた。あれ!確か教育専門ではなかったのではと思いつつ読む。 山田はガーナやエチオピアでの長い経験がある。文化人類学的なものとは違うがその経験から学んだことを何冊か書いている。実戦に即した問題提起という視点は、本書でも著者が述べるように、人類学という枠から出たところで観察し、問題を見出したいと

          生きること、学ぶこと

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          安倍晋三の不正義とは 〜日本の経済活力をとことん奪った異次元の金融緩和と財政バラマキの負の遺産、そして-----〜  アベノミクスの名付け親である原真人の解説はわかりやすい。「アベノミクスは何を殺したか」を読む。 専門的な経済の知識がなくても理解できる。  安倍の政治的歪みは、旧統一教会との選挙協力を始め、今回の衆議院選挙の最大の争点である裏金問題まで、多くが未解決のままである。強権的ポピュリズム、国民分断の政策、言論統制のメディアへの対応など堂々と不正義を繰り返してき

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          崩壊する大学、それでも大学は必要か? 〜新しいリベラル・アーツを求めて〜  明治以降、日本の大学は西洋から移植された知を天皇のまなざしの下に統合する帝国大学モデルに収斂していく。  この外苑には出版システムを基盤とする知識人、私塾があった。出版メディアが大学文化を取り込んでいく世界の潮流があった。  大学出版はアメリカでは学術出版の中核をなしてきた。日本では、戦後、南原繁の東京大学出版があるが、福沢諭吉も時事新報を作っていた。つまり、日本においても大学と出版メディアの

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          なぜこんなにも日本社会は息苦しいのか? 〜「能力」により順位づけされ、「資質と態度」によって画一化される教育〜 憲法第二十六条を読む。 第二十六条 すべて国民は、法律の定めるところにより、その能力に応じて、ひとしく教育を受ける権利を有する。 ②すべて国民は、法律の定めるところにより、その保護する子女に普通教育を受けさせる義務を負う。義務教育は、これを無償とする。 国民はひとしく教育を受ける権利があるが、個人の能力によって受けることができる教育には差があることを前提とし

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          なぜ裏金を作ったのか? 〜日本の政治はどこまで落ちるのか?〜 裏金作りの目的の一つが、「公職選挙法の適用がない自民党総裁選において、裏金で買収するため」という、上脇博之の指摘には驚く。「検証 政治とカネ」を読む。 党首討論で、石破首相が裏金ではない、不記載だと釈明したが、裏金は英語でsecret moneyであるから、不記載で秘密にしたわけである。従い、まさに裏金なのである。裏金には悪質性の意味があるので、裏金=悪意という図式を避けたいだけの反論である。 まず、政治

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          スキーマ(schema)から学ぶ英語とは 〜スキーマとは何か? どのように習得するのか?〜  私たち人間は、推論によって知識を自分で増殖していく力がある。子供は大人に母語を教わらないでも、自分の力で学習できる。アナロジーを使うとき、それまで蓄積した知識を使う。この知識は記憶として存在しているというよりも意識下にある。スキーマである。言語習得のために、スキーマは鍵となる。それぞれの言語には独自のスキーマがある。今井むつみ「英語独習法」から学んだことである。 以下に、英語を

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          個人情報保護法への彼我の違い 〜どうしても経済優先なのか?〜 個人情報保護法に関する、日本と欧米の根本的な違いの指摘を、山本龍彦「おそろしいビッグデータ」から学ぶ。 EUのGDPR(一般データ保護規則:General Data Protection Regulation)は、日本の個人情報保護法とはその思想が違う。EUでは民間企業による個人情報の取り扱いは厳しい。憲法の人間の尊厳、個人の尊重、という基本的権利と結びついている。 そのために、弱者である個人の立場に立った

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          AIの「予測力」の問題について 〜人類のもたらしたAIへは開発・運用の規制だけでいいのか?〜 山本龍彦のAIの「予測力」の視点からの問題提起について考える。 鳥取宣言で「最後は人間が判断する」というメッセージを、日本では初めて提供した。 慶応大学法科大学院の中に、X Dignity センターを作り、AI時代の人間の尊厳について考察する文理融合の研究所も立ち上げた。 「生成AIを含むテクノロジーの加速度的発展によって、人間そのものが「イノベーション」される時代を迎えつ

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          Google 中心に、子供の世界が回っていることの問題は何か? 〜ソクラテスは、2000年前に、情報リテラシーについての危険と戦っていた〜 「人間としての成長は、吟味した言葉と分析に基づく思考のみが真の徳につながる道である。真の徳のみが社会を正義に導く。」ソクラテスの教えである。この学習方法は、対話によって思考を深めるもので、対話によって日々議論を重ねることが最大の善である。ソクラテスは、書き言葉は社会に深刻な危険をもたらすと強烈に感じていた。 「プルーストとイカ」の著

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