マイナ保険証問題と公金受取口座問題の報道について(雑感)
標題の昨今の報道について、気がついた点を2点述べてみたい。
1.正しい報道がなされていないこと。
誤処理という現象に対して、それがいかなる原因によるものか事実を伝える力がないのはメディアとして致命的ではある。
ネット社会においては、専門性のある個人の無料ブログの方がはるかに正確で本質に迫る深い記事であることを一般読者及びネット民は知っている。(有料記事がスキップされ、紙新聞購読者が減少傾向にある原因の一端はこういうことにもあるのかもしれない。)
ex.
ヨシモトアキヒラ「マイナ保険証問題とか公金受取口座問題とかは個人番号利用事務実施者問題ですから」
https://note.com/akhysh/n/n9bdace9058b6
2.国民のマイナンバー制度に対する漠然とした不信、不満、不安をすくい取って、それはいかなるものであるか、文字化することができないこと。
こうした事故に対して、被害実態以上に世論が反応する原因は何か。それを探る姿勢も、それを解き明かす力もないようではある。
事故の原因の探求もできず、国民の不満や不信や不安の原因に迫ることもできず、むしろそれに乗じるように、またはそれを刺激するように煽っていくことで支持を得るような記事作りは、無自覚的ではあっても、それはまさにイエロージャーナリズムそのものであろう。
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