Matsubara Romney

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    新卒カードなし、スクール通いなしで「無知識未経験中途採用」という立場からSES会社に就職したインフラエンジニアの実体験記です。

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40代でのスタートアップへの転職は失敗に終わりました

はじめに2020年の2月、様々な想いを経て今の会社に転職した。日系の中堅企業(大手グループ会社)から外資系スタートアップ(日本数名)への転職であり、当時、新しい環境でチャレンジできることにワクワクして、以下のようなnoteを書いている。 結論、タイトルに書いたように絵に描いたような転職の失敗例となってしまった。ちなみに2月で退職であり、在職期間はちょうど1年だ。いや、本音を言えば失敗も成功も本人のとらえ方一つであり、失敗という書き方は語弊があるだろう。本人が良い経験を積めた

    • 初級SESエンジニア向け 継続するのか、やめるのか

      多くの人たちが「IT業界に転職して手に職をつければ高給取りになれる」そんな甘い夢を抱いてIT業界に飛び込んでくる。だが、世の中そんなに甘くはない。多くのエンジニアが業界に飛び込んで来て数カ月のうちに「自分はこの業界に向いていない」「自分は会社に騙されているのではないか」「思っていたのと違う」そんな思いにさいなまれるようになる。そんな時に「今の環境でもう少し頑張る」のか「やめて別の会社に転職する」のか、大きな決断を迫られることになる。 今回はどんな時は「もう少し頑張るべき」で

      • 幸福論-なぜ人は推し活にはまっていくのか

        推し活が一般的になって久しい。以前は推し活と言えばオタク活動のイメージがあったのだが、もはやすっかり市民権を得たようだ。しかし、なぜこんなにも推し活は一般的になったのだろうか? 昔は「滅私奉公」が美徳だった 今から40年以上前の高度経済成長期、日本は「国のため会社のために働く」が美徳されていた。父親は仕事に集中し、家族のためにお金を稼ぐ。そして母親はそんな父親が仕事に集中できる環境を作るため、家事や子育てを一身に引き受け、子供は将来のためにいい学校にいくために勉強する。当

        • 父娘で楽しむディズニー・ピクサー映画

          世の中、いろんな映画批評であふれている。だが、その中では親と子供で楽しむ、という観点から書かれているものは少ない。久々の父親育児関連の記事として、今回父娘で楽しむという観点からディズニー・ピクサー映画について書いてみたい。ちなみに娘がディズニー映画にはまり始めたのは年長の初め頃で今は小学2年生である。プリキュアは年中の時に飽きてしまったが、ディズニーブームは変わることなく続いている。 ディズニープリンセスって凄い 恥ずかしながらこれまでディズニープリンセス映画というものを

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          7本
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          成功の法則を追求することは本当に成功につながるのか?論理的でない人間ならではのなにか。

          私は本屋は好きなのだが、本屋に行けば「成功のための法則」を語る本で溢れている。だが、残念ながら成功のための法則を語る本を読めば成功できるというものでもないらしい。 また、一時期「コスパ」「タイパ」という言葉が流行った。最近、少しコスパ、タイパのブームも斜陽になっている気がするが、多く人がコスパの追及は成功にもつながらなければ幸せにもつながらないということに気付き始めたからかもしれない。こういうことを考え出すと、私はつい自分の大好きな王安石の1シーンについて思いを馳せてしまう

          成功の法則を追求することは本当に成功につながるのか?論理的でない人間ならではのなにか。

          IT業界で夢を失っていく人を生まないために - これからIT企業を目指す人へ

          以前「無知識未経験からのITエンジニアシリーズ」を書いた。少しでもITエンジニアを目指す人の道しるべになれば、と思いながら書いたことを覚えている。 そんな私が心が痛むのは、IT業界に飛び込んで心を病んでいく人や、ブラック企業の下で苦しんでいる人を見ることだ。先ほどもプログラマーを目指して鬱になってしまった人のnoteを読んで心が痛くなった。今日はそんな不幸な人を生まないためにIT業界を目指す人のために、IT業界の実際について書いていきたい。 IT業界は儲からない 私が他

          IT業界で夢を失っていく人を生まないために - これからIT企業を目指す人へ

          絶望の淵から私は何度でも蘇る

          今の会社に転職してから3年になる。ということは前回の転職失敗の記事を書いてから3年が経つということだ。時が経つのは早い。 当時はほとんど絶望の淵にいながらも、何とか事業を任されるまでになった。人生を振り返ると私は「成功すること」は苦手だが「絶望の淵からよみがえること」は得意らしい。今日は絶望の淵から蘇るときに自分で意識してきたことを書いてみたい。 過去の実績は失敗した時点で忘れろ 新しい環境に置かれたとき一番邪魔になるのは「前の環境はこれでうまくいったのに」という想いで

          絶望の淵から私は何度でも蘇る

          世の中で一番つらいこと、それは自分の無力を知るとき

          人は年を取るとだんだんとチャレンジするのが億劫になる。年を取ると新しいものを学ぶ能力が下がってくることもあるだろう。私も記憶力は落ち、老眼になり、耳も遠くなった。先日も、スターバックスの店員の質問が聞き取れず2回ぐらい聞き返した。 しかし、能力の低下以上に大きいのは「自分の実力はこんなもんだ」となんとなく分かってくることだ。どうせ自分なんか頑張ったってしょうがない、そんな気持ちが沸き起こってくるのはある意味必然かもしれない。 自分が1流になれない2流であることが分かったと

          世の中で一番つらいこと、それは自分の無力を知るとき

          ストレスのないゆるいダイエットで体重を増やさない食事方法

          前回に続いてダイエットシリーズの第2弾である。今回は今までで最もダイエットに成功した食生活について書きたい。ちなみに私のダイエットの目標は「ストレスをためずにBMI値23以下(171cmで67kg)をキープしたい」ぐらいのゆるーい目標なので、そのつもりで読んで欲しい。 基本は低GI食 食事で一番気をつけることはGI値である。簡単に言えば、低GI食とはあまり血糖値を上げない食事である。一時期糖質制限ダイエットは流行ったが、実際にやってみてやはり効果は高い。ボクサーなどは減量

          ストレスのないゆるいダイエットで体重を増やさない食事方法

          飲み会の数を減らさずにダイエットする方法

          前回の記事で書いたのだが、今ダイエット中だ。今月中に1.5kgは減らしたいと思っている。しかし、飲み会の数は減らしたくない。私以外にも仕事や友達付き合いでなかなか飲み会を減らせない人もいると思うので、今回は飲み会を続けながらダイエットをする方法を書きたい。 自分で幹事をする まず、大事なのは極力自分で幹事を引き受けることだ。他人に幹事を任せて串カツの店や中華料理屋を選ばれてしまってはそこでジエンドである。あまりカロリーの高くなさそうな店を選ぶのがコツだが、そのためにはまず

          飲み会の数を減らさずにダイエットする方法

          一ヶ月頑張れる自分を作るために心と体を整える #月初宣言

          今回は月初ということもあり、月初宣言(今月の目標)について書く。 月初宣言とは何かというと、主催はジェイさん(@junta_suzuki)のVoicyの番組「朝10分の強化魔法!ジェイのバフラジオ【スタートアップ営業編】」での企画であり、Voicyのリスナーを巻き込んで、毎月、月初にXで「#月初宣言」を付けて、目標を共有して、お互いに刺激し合って頑張っていくというコミュニティ内での企画である。興味のある方は是非一度ジェイさんのVoicyを聴いてもらいたい。 体重を減らす(

          一ヶ月頑張れる自分を作るために心と体を整える #月初宣言

          効率化の罠。批判や苦言に向き合う時間を大切にする。

          今日の記事は主にマネジメント向け。 マネージャーになると忙しくなる。忙しくなる要因は主にコミュニケーションだ。会議に呼ばれる時間が増え、相談を受ける時間が増える。そして、顧客や社員からクレームを受ける時間も増える。 マネージャーになって若いうちは周りから頼られている気がしてきて「俺も偉くなったなあ」とちょっと得意げになって忙しい時間も少し誇らしかったりするが、次第にコミュニケーションに取る時間が他の仕事の時間を圧迫し、疲弊してくるようになる。そうなると、いちいち呼ばれたり

          効率化の罠。批判や苦言に向き合う時間を大切にする。

          正しい効率化とは。成長し、成果を出しながら業務を効率化する方法

          自分にとっては成長が最重要であり、成長を伴わない効率化は自分にとって無意味である、というのが私の持論だ。今日は実際に「成果を出す」「成長する」「効率化する」の3つを鼎立化させるための方法を書いていきたい。 無意識に出来る仕事領域を増やすいきなり結論を書くとこれだ。ファストアンドスローというベストセラーになった名著がある。この本の中では人間の脳を「ファスト脳(速い脳)」と「スロー脳(遅い脳)」に分けて考えている。 ファスト脳(速い脳)  - 過去の経験や記憶から直感的に物事

          正しい効率化とは。成長し、成果を出しながら業務を効率化する方法

          効率化を考えるほどバカで不幸になっていく 正しい効率化とは何か

          少々煽り気味のタイトルになってしまった。「コスパ」「タイパ」という言葉が流行り出して久しい。コスパは「コストパフォーマンス」、タイパは「タイムパフォーマンス」でどちらも効率化を追求する考えだ。また、日本は生産性が低い、などとニュース等でも言われることが多い。生産性は生産効率と同様の意味でつかわれることもある。つまり今の時代「もっと効率的に生きようぜ」というメッセージがそこかしこにあふれているわけだ。そして元来あまのじゃくである私は「コスパ」「タイパ」という言葉が大嫌いであり、

          効率化を考えるほどバカで不幸になっていく 正しい効率化とは何か

          未経験からのIT業界_4 「可愛がられキャラ」というスキルは諸刃の剣

          可愛がられキャラは職場の生産性を上げる 誰が言い出したか知らないが「男は度胸、女は愛嬌」という言葉がある。しかし、これをサラリーマン風に言うならば「男は愛嬌、女は愛嬌、新入社員はもっと愛嬌」と言ったほうが正しいだろうか? エンジニアなら人間性ではなく、スキルで勝負、そんなことを思っている人もいるかもしれない。私もそんな風に考えていた時があった。しかし、組織で働く上において「職場の雰囲気を良くすること」は職場全体の生産性を大きく押し上げる。そのビジネス効果ははかりしれない。

          未経験からのIT業界_4 「可愛がられキャラ」というスキルは諸刃の剣

          未経験からのIT業界_3 スキルの壁はどうやって突破するのか?SESで全く技術的についていけない職場に配属されたとき

          今回の記事は未経験からのIT業界のシリーズで以下の記事の続きだ。 今回も自分語りで恐縮だが、まずは私の実体験から入る。 地獄だったLinux OSサポート部隊の仕事私はIT業界に入って最初に運用監視の仕事を約半年続けた後で、Linux OSのサポート部隊の仕事をすることになった。運用監視の仕事の中で何とか「Linuxの出来る人」の地位を得ることが出来、より本格的にLinux OSの技術力を高める機会に恵まれた。しかし、そこで待ち受けていたのは予想を遥かに超える「技術力の壁

          未経験からのIT業界_3 スキルの壁はどうやって突破するのか?SESで全く技術的についていけない職場に配属されたとき