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アヤワスカを20回やったのに、人生が変わらなかった話
アヤワスカを20回やっても、人生は変わらない?
ヒーリングのメッカ、バリに住んでいると、もうここでは必須科目なのか?というくらいアヤワスカ経験者と出会う。
その中でも「俺、もう20回くらいやってるよ!」みたいな"アヤワスカ賢者"たちに出会うことも少なくない。
でも、そんな人たちと話していると、ある違和感を覚えることがある。
「え、20回もやったのに、まだこんなに苦しんでるんだ…?」
あれだけハードな体験だと言われているヒーリングを何度も繰り返した先の結果として、かなり驚きを感じた。
そもそも、アヤワスカとは?
アヤワスカは、南米アマゾンのシャーマンが儀式で使用する 植物由来の幻覚性飲料。
主成分の DMT(ジメチルトリプタミン) により、強烈なビジョン体験 をもたらす。
✔️ 過去のトラウマや潜在意識にアクセスする
✔️ 死や宇宙との一体感を感じる
✔️ 深いヒーリングや自己探求が起こる
しかし、その効果は人それぞれ。
劇的な変容を感じる人もいれば、「何も変わらなかった」という人もいる。
そして、ここで重要なのが、「アヤワスカをやること」=「人生が変わる」ではない ということ。
アヤワスカは、苦しみの特効薬ではない
アヤワスカは、確かに深い体験をもたらす。
しかし、それを 「苦しみを解消する魔法のツール」 だと思い込むと、永遠に「次のセッション」を求め続けることになる。
✔️ 苦しみを解消するために、またアヤワスカをやる
✔️ 体験の直後は「人生が変わった!」と思うけど、すぐに戻る
✔️ それを繰り返し、気づけば10回、20回…
つまり、「やっている感」だけが積み重なり、日常は変わらない。
でも、本当に人生を変えている人たちは、
決して 「アヤワスカを何回やったか」 では決まらない。
本当に人生を変えている人たちの共通点
私が出会った中で、最も変容を遂げている人たち には、明確な共通点があった。
✔️ 自己一致している(=本音と行動がズレていない)
✔️ 日常の中で、自分のブロックを外し続けている
✔️ 「外部の体験」に依存せず、日々の選択を大切にしている
「自己一致」 とは、自分の本音と行動が一致している状態。
外側の期待や「こうあるべき」に振り回されるのではなく、「私は本当にこれを望んでいる?」 という感覚を大切に生きている人。
また、彼らは日々の中で 小さなブロックを外し続けている。
✔️ 「私にはできない」と思っていたことを、まずやってみる
✔️ 自分の本音とズレている選択を、勇気を出して手放す
✔️ 外側のツール(アヤワスカなど)に頼らず、日常で気づきを深める
こうした積み重ねが、本当の意味での「変容」 を生み出している。
日常を大事に生きられる人に、勝る人はいない
アヤワスカのような強烈な体験は、確かにインパクトがある。
でも、「その後、日常でどう生きるか?」 が変わらなければ、結局何も変わらない。
✔️ 自分の声を聞くことを怠らない
✔️ 目の前の小さな選択を丁寧に積み重ねる
✔️ 日常の中で、自分と深く向き合う習慣を持つ
このシンプルなことを 本当にできる人 ほど、確実に人生を変えていく。
アヤワスカは「人生を変える魔法」ではなく、
本当に変容を遂げる人は、日常の中で静かに 「自己一致」 を深めている。
結局、「毎日の積み重ね」こそが最も強力な変容のツール なのかもしれない。