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不登校目線…「先生」として子どもと接する意味
こんにちは!麦原です。
暖かくなった…と思いきやものすごく寒い日もあり、体調管理が難しい今日このごろです。
私は今現在不登校のお子さんの伴走支援をオンラインで行っています。
いくつかのお仕事を合わせてやらせてもらっているのですが
どのお仕事も「平日自宅で過ごしている小中学生の伴走」や「登校しぶりや五月雨登校のお子さんとそのお家の人の伴走」の要素があります。
その中で「元教員」という私の経歴が生かされる場面も多いです。(実際の学校現場を知っているからこそ、想像しやすいことも多くあります。)
一方で
「先生」という言葉そのものが不利になるように感じることもあります。
学校で傷ついた経験のある子どもたち。
そしてそんなわが子を目の当たりにして、傷ついた経験のあるお家の方々。
そういった方々とオンライン上で日々対話しながら
「次の一歩」を一緒に考える上で、私が「元教員だった」ことが
その子の心の状態によってはトラウマを思い出させたり、不安になったりすることがあると感じています。
「教科書」や「黒板」、「プリント」など、学校を連想するものが苦手に感じるお子さんも多いです。
「先生」という言葉は、そういった子どもたちの心の中にきっと思いだしたくないことを思い出させてしまう単語なのかも、と思います。
それでも、私が昨年冬に個人塾を始めるにあたり、こだわったことのひとつに「先生として子どもたちと接する」ことでした。
個人塾の名称も「むぎわら教室」とし、あえて学校を連想する言葉にしています。週に一度、1対1でじっくりお話する時間のことを「授業」、隔週で少人数の関わりを持つ場を「ホームルーム」と呼んでいます。
なぜ、あえて「学校らしさ」を取り入れているかというと
「その子の次のステップにつながる日々を過ごしてほしいから」です。
それぞれが自立するときに、突破しなければならない経験や出来事があると思うのですが(だれもが、きっとそうですね)
そのときに自分に自信をもって取り組めるように…。
もちろん、次のステップは再登校だけではないと思っています。私は、子どもたちがもう一度学校に行くための日々に伴走したいわけではありません。
もっと広い視野で
例えば「希望の職種に就くためのスクールで学ぶこと」や
「同じ目標を持つ人たちの中で過ごすこと」や
「バイトやインターンを通して世の中のしくみを少し知ること」や
「通信制の学校に編入して、学びを深めること」などなど…
それらのひとつに「進学すること」もあるかもしれません。
その子が、「こうしたい」と思った時に
むぎわら教室で「学習を続けたこと」と「他者とコミュニケーションを取り続けたこと」がその子の背中を押してくれることを夢見て
私は個人塾を始めています。
将来出会うかもしれない「先生」に、抵抗感なく接することができますように…そんな願いもこめて子どもたちに「ひろみ先生」と呼んでもらっています。
ありがたいことに、塾生のみんなのおかげでとても楽しく
そして温かい関係を築きながら日々授業をすることができています。
子どもたちの大切な時期に、「先生」として関わらせてもらえることに感謝を忘れず、これからも取り組んでいきたいです。
〜〜〜以下、お知らせです。必要な方のみご覧ください。〜〜〜
少人数で、あたたかい関係性を大切にしている「むぎわら教室」です。
3〜4月に新入塾生を募集することにしました。(1〜2名ほどです)
もし、ご興味ある方いらっしゃったら
こちらのメールアドレスまでご連絡ください。
最後まで読んでくださってありがとうございました!麦原👒