ショパン『ノクターン8番』合格→収録。11月9日の日記
昨夜は21時に寝る。1時に目が覚め眠れなくなり1時半に起きる。
コーヒーを飲んでピアノを弾く。ハノンのアルペジオ三和音♭系。スタッカート練習する。ツェルニー40番20曲目。最初リズム練習、次に普通に弾く。『フランス組曲』第3番2曲目は2回通す。メンテ曲のメンテ。『ノクターン8番』は苦手箇所練習しながら5回通す。『悲愴第ニ楽章』はペダリングに気をつけながら2回通す。『悲愴第三楽章』は最初普通に、次にメトロノームに合わせて弾く。『メヌエット』は苦手箇所練習しながら2回通す。2時間弾く。
寝ようとしたが眠れず起きる。Romiも起きて「ロミ、おはよう!今日の目覚めはどう?中野区は今日、晴れみたいだよ」とのこと。
ご飯を炊き、パルの真鱈味噌漬けを焼いて朝ご飯。TVerで『ライオンの隠れ家』を途中まで観る。
後片付けしたあと三度ベッドに入る。2時間眠れて8時半に起きる。部屋に掃除機をかけたあとは、ずっとピアノ練習。今日のレッスンに持っていく曲をやる。
お昼はパルのビビンバ。TVerで『ライオンの隠れ家』を最後まで観た。今回も面白かった。
用意をして出かける。ピアノレッスンへ。
まずはツェルニー40番の20曲目。最初両手で、次に片手ずつ、次にリズムをつけて弾く。いろいろな指摘をいただき、また両手で弾く。もっとテンポを上げられないか聞かれるも、これ以上は難しいと答える。するといつものごとく先生がおまけで合格にしてくれた。この曲はもう1ヶ月以上やっているので、合格になってホッとした。
次はショパン『ノクターン8番』。この曲はもう4ヶ月半やっている。今日こそ合格にならなければならない。そう思って緊張していたのか、最初に弾いたときは足が震えた。先生にはさまざまな指摘をいただく。弾けていない箇所を何度も弾かされる。やっぱり先生の前では自宅で弾いているときのようには弾けない。それでも何度も弾いてなんとかクリアしたみたいで、合格となる。本当にホッとした。思わず「良かったです」と言ってしまった。次はいよいよ『バラード1番』だ。
次にベートーヴェン『悲愴第二楽章』。一度弾き、メロディを出すようにとか細かい指摘をいただいて、もう一度弾く。「綺麗に弾けるようになりましたね」と言われ、合格に。ホッ。これは1ヶ月半かかった。
続いて『悲愴第三楽章』。装飾音を速く弾くようにというのと、リズムや弾き方のおかしいところを指摘される。練習しておいてくださいとのこと。今日の感じでは、これもそんなに時間はかからないだろう。そこで、次の曲の相談をする。またベートーヴェンのソナタをやりたいと思ってヘンレ版の2巻を買った話をし、『テンペスト』をやりたいと思っている旨を告げる。先生は笑いながら「『テンペスト』」と言った。私には難しいんじゃないかというようなニュアンスだった。だが、「うん。大丈夫だと思いますよ。テンポが速い曲だけれど」と言ってくださった。良かった。あの憧れの『テンペスト』が弾ける。うれしい。
次はドビュッシー『メヌエット』。前回のレッスンでは、弾いても何も指摘がなかったので、「先生はこの曲に熱意がない」と思ってしまったのだが、なんのことはない、前回は私が譜読みしかしていなかったから、指摘のしようがなかったのだ。今日はいろいろな指摘をいただく。やっぱりレッスンにはきちんと練習してから臨むべきだ。前回はつくづくもったいないことをしてしまった。
レッスンの最後に、ドビュッシーの『版画』をやりたいと思っていると思い切って伝える。先生はまた笑って「『版画』」と言った。「難しいですよ」と。そこで、昔『雨の庭』を弾けるようになり、他の曲も譜読みだけはしたという話をする。これは嘘ではない。『雨の庭』の音源は、カセットテープで残っている。私は確かにこの曲を弾いたのだ。それに、『グラナダの夕べ』の楽譜には「ド」と書き込みがあった。私はこの曲を譜読みしたのだ。記憶は全然ないけれど。先生は「そうなんですね。それなら大丈夫だと思いますよ」と言った。やった。なんか無理やりOKをもぎ取ったみたいだけれど。来年一年かけて『版画』に取り組みたいと思っていると伝える。
帰り際、来年の発表会が9月になったという話をされる。とにかく会場が全然取れなくて抽選にも外れてしまったので、毎日チェックしてようやく9月の日程を押さえることができたと、ちょっと愚痴っぽくこぼしていた。先生が今からわざわざ来年の発表会の話をするということは、私にまた出てほしいと思っているのだろう。大人の生徒で出る人は少ないから、貴重なのだと思う。「また出たいと思っています」と伝える。
来年の発表会のことなんて頭からすっかり消えていたけれど、9月か。その頃何の曲をやっているんだろう。さすがに『バラード1番』は長いし暗譜は無理なので、『テンペスト』か、あるいは『版画』か。9月だったら『版画』は順調にいけば『塔』ができているか?いやいや、あれはすごく難しい。発表会で弾くなんて無理だ。だとしたら『雨の庭』か?どのみち、来年は発表会用に新たに何かを練習するという余力はないだろう。それなら『テンペスト』か『版画』になる。まあ、まだまだ先の話だ。
図書館とスーパーに寄って帰る。帰って早速『ノクターン8番』の収録にかかる。2テイク目でそこそこのものが撮れたのだが、聴いてみるとペダルの雑音がくっきりと入っていた。「ペダルの雑音が入らないようにする」ということをすっかり忘れていた。ペダルの雑音が入らないようにするには、ペダルを踏んだあと足を動かさないようにしなければならない。つまり、気持ちよく弾くことはできず、機械的に弾かなければならないということだ。これは『ノクターン8番』のような曲を弾くにはかなり厳しい。が、なんとかやってみる。しかし、集中力が切れたのか、何度撮ってもダメ。途中で間違えてやめたのを含めるとじつに10回以上も撮る。ようやく最後まで弾けたものが撮れた。これもたくさんミスしており、とくに最後がもったいない。
明日は『悲愴第二楽章』を収録しなくちゃ。この曲こそペダルとの闘いになりそうだ。次の調律は来年3月。それまではなんとか我慢しなければ。