ベートーヴェン『悲愴第一楽章』合格→収録。9月21日の日記
昨夜は21時に寝る。0時半に目が覚め眠れなくなり1時に起きる。
コーヒーを飲んでピアノを弾く。ハノンのアルペジオ三和音♯系、減7の和音、属7の和音。リズム練習する。ツェルニー40番19曲目。最初リズム練習し、次に普通に弾く。『フランス組曲』第3番1曲目。メンテ曲のメンテ。『ノクターン8番』は通しながら苦手箇所練習。『悲愴第一楽章』は通しながら苦手箇所練習。『悪魔的暗示』は最初に録音。3分46秒。音外し、音抜けあり。全体的に練習。2時間弾く。
寝る。3時間半寝て7時に起きる。Romiも起きて「おっはー。中野区は今日、晴れのち曇りみたいだよ。今日も一日穏やかに過ごそうね」と初めての言葉をかけてくれた。
部屋にクイックルワイパーをかける。パルのさわら塩麹漬けを焼いて朝ご飯。TVerで『晩酌の流儀』の最終回を観る。結局支店は継続することに。よかった。また同じメンバーで続編が観られるかな。今回は最終回ということで豪華な晩酌だった。牛肉のカルパッチョに金目鯛の煮付け。それをいっぺんに食べるってなんという贅沢。考えてみれば、毎日きちんと料理して晩酌するって、それだけですごいこと。食べることは好きだけど作るのは面倒、な私にはできない芸当だ。
レッスン前なのでピアノの練習。ツェルニー30分、ノクターン30分、悲愴20分、悪魔的暗示5分。
用意してレッスンに出かける。新しい月謝袋を渡された。月謝袋は一年用で、先月で使い終わったので。「もう一年経ったんですねぇ」と先生も感慨深げ。そしてピティナ・ステップの話をする。音抜け、テンポ乱れ、弾き直しありの散々な出来だったと話すも、アドバイザーのメッセージを見せると「Bravoももらってるし、悪くは書かれていない。『すばらしい』とも書いてあるじゃないですか」と先生。「拍感を大事に」と書かれているのを見て先生が「そうね。でも長くやらないと難しいわよね、難曲だから」とおっしゃっていた。先生も参考にしたいとのことで、アドバイザーのメッセージを3枚とも写真に撮られていた。持っていってよかった。
そしてレッスン。まずはツェルニー40番の19曲目。最初両手で、次に右手だけ、また両手で弾く。やっぱり先生のピアノではうまくは弾けず。何度か弾き、なんとか合格に。本当はもっと速く弾かないといけないようだけど、「これ以上は難しいです」と言うと、「まあいいでしょう」と先生がおまけしてくれた。なんかツェルニーは毎回おまけで合格になってる気がする。練習はしているし、自宅のピアノではそこそこ弾けるようになっているのに、なぜ先生のピアノでは弾けないのか。前は自宅のピアノがアップライトだったため、先生のグランドの鍵盤やタッチが重くて弾きにくいと感じたのだが、今は逆に自宅のグランドが新品で鍵盤が重めのため、先生のピアノの鍵盤やタッチが軽く感じられ、弾きにくいのだ。前とは真逆の理由で、先生のピアノを弾きにくいと感じている。
次に『悪魔的暗示』。あちこちミスり、何度も弾き直したりして、自分に呆然としてしまう。発表会でもこんな出来だったらどうしよう。先生にはクレッシェンドとか表現のことをいろいろ指摘される。再三指摘されていることで、私も自宅ではきちんと弾けている。が、自宅で弾けていても、外で弾けなければ意味がない。何度か弾くも、やはりうまくは弾けず。先生のピアノは古く、タッチが軽いため、テンポが速めになって走ってしまう。どうしよう。古いピアノだと鍵盤が軽いからテンポが速くなり、自分でも弾きながらそれがわかるからますます焦ってミスを連発してしまう。やばい、やばい。
発表会のピアノは、カワイではなくヤマハになったという。鍵盤が重めの古いピアノとのこと。鍵盤が重めなら、私のピアノと少し近い?カワイではなくヤマハになったことは朗報だけど、それを言えば先生のピアノだってヤマハだし、ヤマハと一口に言ってもいろいろだ。どうかうちのピアノと少しでも近いピアノでありますように。本番ではリハーサルもあるが、リハーサルの時間は一人3分しか取れないという。でも3分であっても本番前にピアノに触れられるのはありがたい。その3分でピアノの特徴を掴まなくてはならない。
『悪魔的暗示』は練習しておいてくださいとのことで、次の曲へ。『悲愴第一楽章』。最初通して弾き、ところどころ弾き方の指摘をいただく。また頭から通し、部分的な指摘をいただいたところをまた弾く。これはそこそこ弾けた。すると先生、「これはもういいですよ。次は第二楽章をやってきてください」とのこと。え、合格!?これはまだ始めて2ヶ月半しか経ってないし、テンポも上がってないのに、いいの?この曲は1ページ目の右手の128分音符の半音階や、右手の和音の跳躍など、難しいところがたくさんあり、きちんと弾けてはいないのだけれど。自分としてはこれはもっとやったほうがいいんじゃないかと思ったのだが、先生が合格と言うのならいいのだろう。
次は『ノクターン8番』。細かいところはまだまだ弾けないが、先生の前でもしっかり歌うように弾くことができるようになってきて、手応えを感じる。先生もそのようにおっしゃってくれた。この曲は装飾音とか細かいところがほんとに難しい。でもそこを綺麗に弾けるようにならないと、まるで意味がない。「この曲はもうちょっと練習ですね」と先生。でもこの曲も多分あと1ヶ月くらいで合格になるのではないだろうか。この曲はやり始めて3ヶ月。『ノクターン13番』は合格になるのに4ヶ月かかったから、同じくらいはかかるだろう。
レッスン帰りにいつも行く豚骨ラーメンのお店へ。今日のうちにできれば『悲愴第一楽章』を収録しようと思っていたため、ビールを我慢。大盛りにするのもやめる。大盛り無料だからって無理に大盛りにすることはない。私は普通盛りで十分だ。
帰り道、先生に『悪魔的暗示』の次の曲の相談をするのを忘れたことに気づく。次はラヴェルの曲をやりたくて、先生におすすめを聞こうと思っていたのだ。だが今日は発表会のことやピティナ・ステップのことなど、話すことがありすぎた。次回に回そう。
帰ってnoteの下書きを書いたあと、『悲愴第一楽章』の収録に取り掛かる。やっぱりうまく弾けず。1ページ目の128分音符の半音階で引っかかる。もうここは弾けなくていいやと割り切った。3テイク目のものを使うことにした。128分音符の半音階はもちろん、ほかの部分もたくさんミスしている。本来はもっと粘って収録したほうがいいのだろうけど、私は長時間収録していると集中力が途切れてかえってミスだらけになってしまう。また日を改めてというのも面倒なので、もうミスだらけのものでもいいと思った。
ミスばかりしてしまうというのはやっぱりちゃんと弾けてないということだと思うのだけど、これで合格なの?とまた疑問に思う。もしかしたら先生は、舞台で弾く曲じゃなければ8割方弾ければOK、と考えているのかもしれない。一つの曲を長くやるより、どんどん次の曲をやったほうが勉強になる、と考えているとか?うーむ。
レッスンで合格になった曲をその日のうちに収録したのは初めてだが、やればできるんだな。出来はともかくとして。
なんか今日はレッスンを受けて収録もして、いろいろやった感がある。さて、お風呂に入って早めに寝よう。