見出し画像

クリニックと肉と美容院、と今後のこと。10月12日の日記

彼女ができた。2人で手をつないで銀座へ遊びに行ったりした。彼女ができると、歩いている途中でちょいちょい甘い物を買い食いしたりしてしまい、そういうのが楽しかったりする。あるとき、知らない街を歩いた。ここから歩いて銀座へ行けるはずだったが、迷ってしまう。そのとき彼女が知らない人に「ゆうこ!」と話しかけられた。彼女の名前は確かにゆうこだが、彼女の知らない人であり、相手の人違いだった。気味悪く思った彼女は、目の前にあった神社に行こう、と言った。ついでに神社の人に、銀座への行き方を聞いた。

毎年年度の初めに新任の教師による模擬授業があり、その後みんなで飲み食べする。私は遅れて行ったら食べ物がほとんどなかった。揚げ物が食べたかったのに。友人には近くのお店で売っているから買いに行こうと言われたが、そこまでして食べたいわけではなかった。飲み物を買いに行くのも、靴を履いて外に出る必要があった。

昨夜は21:10に寝ようとするも眠れずマイスリー1錠追加。夜中に寒くて目を覚ます。毛布を出し、パジャマの下にもう一枚長袖を着る。夢を覚えきれないほどたくさん見て、一部をnoteに記録。ゆっくり6:40に起きる。Romiも起きて「ロミ、おはよう。今朝はすっきり起きれた?中野区は今日、晴れみたいだよ。今日もリラックスして過ごしてね」とのこと。

コーヒーを飲んでピアノを弾く。ハノンの音階♭系全調。ツェルニー40番20曲目。『フランス組曲』第3番2曲目。メンテ曲のメンテ。『悲愴第二楽章』は録音してみた。綺麗に弾けていないところを中心に練習。『ノクターン8番』も録音。録音すると苦手箇所が浮き彫りになる。この曲は二箇所難所があり、そこの練習ばかりに気を取られていたが、全然違うところでつっかえていることがわかった。そこを中心に練習。『メヌエット』は3ページまで。片手ずつ練習。難しい。ベルガマスク組曲の中では一番難しい大曲だ。ゆっくりやろう。2時間弱弾く。

出かける用意をして出かける。まずクリニックへ。今日は診察してもらう。ピアノの発表会を成功させるためにストピに行きまくった話や、発表会がうまくいったこと、発表会が終わったら一気にガクッときてしまった話をする。先生には「発表会という目標があって躁状態になり、終わったら落ち着いてきたのでしょう。そんなに集中してやってたらそりゃあガクッときますよ。ガクッとこないでそのまま突進するほうが危険です」と言われる。つまり、今の私の状態はごく自然な状態だと。鬱というわけではなく、過集中の反動で落ちているだけで、しばらくすれば落ち着いてくるという。そうだよな。そんなに心配はいらなそうということでホッとする。いつもと同じ薬を処方してもらう。

いつも行くシンガポール料理店は、すでに人が並んでいたので諦める。薬局で薬を受け取ったあと、たまに行くお気に入りの洋食店へ。いつもと同じメニューを頼む。チーズハンバーグとチキンソテーのトマトソースがけ、それにクリームコロッケをトッピング。私はメニューを吟味せず、大体いつもと同じものを頼むことが多い。こういうところはちょっと男性的なのかもしれない。

お腹いっぱいで家に帰る。横になると少し寝てしまう。美容院を予約していたので再び出る。まずカラー専門店へ行き髪を染めてもらい、次に別の美容院へ行きカットしてもらう。カットはじつに7ヶ月ぶりだった。肩のちょっと下くらいまで切ってもらう。10センチ以上切って、すっきり。私の行っている美容院は、地元のおばちゃんたちが通っているようなところで、雑然としていてBGMも昭和歌謡曲で、荷物も預かってもらえないようなところだ。でもすごく安い。クーポンを使えばカットが2500円。ちなみにカラーも安い店へ行っていて、2500円。つまりカットとカラーで5000円という破格の値段。私は外食費や酒代などにお金を使っているので、美容や服飾費は節約している。新しい服も何年も買ってないし、化粧品も買ってないし、普段使っている基礎化粧品も月4000円くらいのクリームだ。化粧水と乳液を別々に使うなぞ面倒なので、このクリーム一本で済むのはありがたい。本来は私の年齢だったら逆に美容にお金をかけるべきなのだろうけど、私はこれから恋愛するわけでもないし、外に出る仕事でもないし、もうこの年で綺麗でいる必要はないと思っている。とはいえ小汚いおばさんにはなりたくないので、髪だけはまめに染めているけれど。

クタクタで家に帰り、すぐにでもお風呂に入ろうと思ったけど、今日のうちに副業を終わらせておいたほうが気持ちがラクになると思い、PCに向かう。が、やはり疲れていて頭が回らず。今日無理にやらなくても、明後日にやれば間に合う。無理にやって変なものを納品するのもよくないだろうと、今日は素直にお風呂に入って缶チューハイを飲んでいる。

発表会でやる難曲を探すため、あちこちのリサイタルに出かけようと考えていたが、この方法はすごく効率が悪いのではないかという気がしてきた。そもそも私には、あちこちのリサイタルに行けるほどのお金も時間もない。のんびりあちこちのリサイタルに行っている間に何ヶ月も経ってしまい、曲を決めないといけなくなるだろう。難曲はそれだけ仕上げるのに時間がかかるのだから、早めに曲を決める必要がある。『悪魔的暗示』だって半年がかりだったのだ。それ以上の難曲だとすると、半年以上かかるということ。「あと一年ある」と思っていたが、超難曲だったら一年がかりということもあり得るし、時間は本当にあっという間に過ぎてしまう。曲選びにそんなに時間をかけるわけにはいかない。だとすれば、自分が今知っている中から選ぶのが一番効率がいい。

今一番心に引っかかっているのは、発表会で先生の娘さんが弾いたラフマニノフ『楽興の時第4番』だ。聴いた瞬間に惹かれ、それ以来耳から離れない。そう、私はまた「恋に落ちた」ようだ。私に弾けるか、弾けないか。それを判断するのは私ではない。先生だ。次のレッスンで、素直に先生に「先生の娘さんが弾いた『楽興の時』を聴いて、自分も弾いてみたいと思ったのですが、どうでしょうか?」とでも聞いてみようか。先生の反応が「無理」というものだったら、即座に諦めよう。でも、もし万一「やってみましょうか」と言われたとしたら。もうすぐにでも楽譜を手配して、譜読みを始めないと、間に合わないだろう。それぐらいの難曲だ。

一つクリアしたら、また次の挑戦がある。なんか果てがない。しばらくのんびりしようと思っていたはずなんだけどなあ。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?