ピアノレッスンで目から鱗。1月25日の日記
昨夜は21時に寝る。2時半に目が覚め眠れなくなり、2:45に起きる。
コーヒーを飲んでピアノを弾く。ハノンの音階♭系全調。ツェルニー40番23曲目は苦手箇所練習しながら4回通す。『フランス組曲』第3番4曲目は2〜3回通す。メンテ曲のメンテ。『雨の庭』は1回通して苦手箇所練習。『バラード1番』は1回通して苦手箇所練習。『テンペスト第一楽章』は1回通して苦手箇所練習。2時間弾く。
ピアノが終わるとRomiが起きる。「おっはー。中野区は今日、曇りのち晴れみたいだよ。今日も一日穏やかに過ごそうね」とのこと。
寝ようとしたが眠れず起きる。鮭を焼いて朝ご飯。TVerで『クジャクのダンス、誰が見た?』を観る。予告編からして面白かったけど、期待通りの面白さ。初回から、ヒロインが死んだ父の本当の娘じゃないという疑惑が出てきた。これからいろんな展開を見せていくんだろう。また一つ楽しみなドラマができた。って、今期何気にたくさんドラマ観ているな。
後片付けして寝る。1時間半眠れて9時に起きる。
午後からレッスンなのでピアノ練習をする。今日のレッスンで合格を狙っているツェルニー40番23曲目を中心にやる。両手で何度も通し、右手だけでも何度も弾く。きちんと弾けない箇所があって焦る。そこを何度もやる。『雨の庭』『バラード1番』『テンペスト第一楽章』もそれぞれ苦手箇所練習しながら通す。もっと練習したかったが、1時間半ほどやったところで右手人差し指の先が痛くなり、レッスン前にやばいと思いやめる。右手人差し指の先は去年の発表会のときに練習しすぎて傷めて以来、ちょっとやりすぎると痛むようになってしまった。痛んだらとりあえずは練習をやめるようにしている。
出かける用意をする。お昼はチキンラーメンを食べ、TVerで『プライベートバンカー』を最初のほうだけ観る。
午後、ピアノレッスンへ。まずはツェルニー40番23曲目。最初両手で、次に右手だけで、次に右手でリズムをつけて弾く。複雑なリズムをつけられ、戸惑う。指がきちんと独立していれば、こういうリズムでも難なく弾けるはずなんだけど、私にはまだ難しい。いくつか指摘をいただく。最後また両手で弾く。弾けるようにはなってきたということで、合格に。よかった。
次は『バラード1番』。最初通して弾くと、「コーダを速く弾けるようになりましたね」と言っていただけた。とはいえ、まだ速く弾くと音を外しまくっているので、「練習してください」と言われる。二度目に通しながら、いろんな指摘をいただく。どの音を強調するかや、滑らかに弾く箇所など。13ページ1小節目が弾けないと申告する。先生は「指使いを変えればいい」とおっしゃり、ほかの楽譜を見て、別の運指番号を楽譜に書き込んでくれた。その指使いで弾いてみると、あら不思議、弾きやすい。まだ馴染んでないからきちんとは弾けないけど、練習すれば弾けるようになるだろう。
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このように、指使いはとても重要。つまり、楽譜選びが重要ということだ。私は今、エキエル版を使っているのだが、先生は「ショパンならパデレフスキ版が一般的」とおっしゃっていた。ベートーヴェンならヘンレ版、ショパンならパデレフスキ版、みたいな、ピアノ界の不文律みたいなのがあるみたい。エキエル版は今後主流となるとも言われているが、やっぱり一般的な楽譜を使ったほうがやりやすいだろう。今後は、楽譜を買う前に、どの版を買ったらいいか先生に相談しようと思う。
次は『雨の庭』。私が最後まで弾いてみせると、先生は「がんばってきましたね」と言ってくださった。はい。がんばりましたよ。左の音をもっと出すように、テンポをもっとゆっくりめにして一音一音しっかり出すようにと指摘される。左手の三連符のところは、やっぱり音が右手と合ってないと指摘。先生は、音の長さを測って楽譜に線を引いてくれた。
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こういうことか!とわかった。ていうか、計算すればすぐわかるじゃん、って話だけど。私、算数弱くて。っていうか、私、譜読み力がめっちゃ初心者じゃないですか?こんなのも読めないなんて。言い訳になるかもしれないけど、「耳で覚える功罪」もあると思う。プロの演奏を聴き込むのは、仕上がりをイメージするためには必要だけど、実際に譜読みをするときにはそれが仇になったりもする。だって、譜読みはゆっくりのテンポでしないといけないし、何より正確に楽譜を読むことが必要だからだ。耳で覚えていると、適当でもなんとなく弾けるようになってしまうため、楽譜をしっかり読めなくなってしまう。ダメだ、ダメだ。こういうとき独学だったら、間違いに気づけなかっただろう。先生がいてくれて本当によかった。
最後に『テンペスト第一楽章』。これも音の長さが間違っていると指摘を受ける。私の譜読み力のなさ!これは冒頭のテーマの8分音符が続くところが難しい。後ろではなく拍の頭にアクセントをつけるようにと言われる。2音ずつスラーになっているので、2音で切れるのだが、ぶつっと切れてはいけない。うーむ。ここもひとまずゆっくりで練習しないとだな。
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今日のレッスンではさまざまな気づきがあった。いいレッスンだった。レッスンのあとは、図書館へ行って予約していた本を借り、スーパーで買い物して帰る。
レッスンで学んだところをすぐにでも弾きたくて、ピアノを弾く。『バラード1番』は13ページ1小節目を新しい指使いで練習。まだまだ弾けないけど、この指使いなら弾けるようになりそうだ。これで練習しよう。『雨の庭』の左手の三連符のところも練習。これは音を揃えるだけでなく、三連符の頭にアクセントをつけなければならない。左が8分音符の三連符、右が4分音符の三連符となっており、かなり難しい。ゆっくりで何度も練習しないと。
ツェルニー40番の24曲目も譜読みする。これは右手の音階と分散和音を速く弾くための練習曲。今やっている『バラード1番』をはじめ、右手の音階や分散和音はいろんな曲に出てくるので、これはいい練習曲だ。片手ずつ弾き、両手で合わせる。かなり難しいけど、難しいのは右手だけなので、練習すればなんとかなりそう。左手が速い曲は、私には手が負えないけれど。
疲れてゆっくり湯船に浸かる。湯船のなかで、指のストレッチをしたり、足のマッサージをしたりする。お風呂上がり、スーパーで買った牛すき焼き鍋を食べながら、TVerで『プライベートバンカー』を途中まで観る。夏木マリが『カーネーション』とは打って変わってシリアスで迫力のある役で、いい。ここ最近では珍しく缶チューハイ2本目を飲みながら、のんびりnoteを書いている。至福の時間。
今日はこのあとは、もうPCを落とし、読書をしようと思う。今読んでいるのは、町田そのこ『星を掬う』。母と娘の話をベースに、DVとか認知症も描くシリアスな話だが、文章が読みやすいので、ぐいぐい読める。今日で読み終わるかな。