『ソロ戦争』#10 「ソロ」としてどう生きるか?

自分の体験も交えながら女性の生き方について考え、結婚もせず子供も産まない「ソロ」としての生き方を模索するシリーズ。これまでは「結婚していない女」「子供のいない女」「若くない女」「男も女も愛する女」について、それぞれ項目立ててお話してきました。

ここからは、具体的に結婚してなくて子供もいない「ソロ」の女性としてどう生きるか?についてお話していきたいと思います。

その前に、女性の「ソロ」あるいは「おひとりさま」といっても、さまざまな立場の人がいます。結婚していたけど死別したり離別してソロになった人たちは、遺族年金が入ってきたり、財産分与があったりで、余裕のある人もいるようです。もちろんそういう人ならではの大変さもあるでしょう。ただここではずっと独身で子供のいないソロについて書こうと思います。私自身がそうだからです。

ソロであることを受け容れる

これが一番大事だと思います。別に婚活や妊活をしている人を否定しているわけではありません。そういう人にはさまざまな事情ややりたいこと、描いている人生があるのだと思います。ただ私は年齢的にも、そういったことから「降りて」しまいました。そして、降りたらラクになりました。

結婚もせず子供も持たず、一生一人で生きる。この覚悟ができたら、怖いものがなくなりました。自分のためだけの人生なので、別に長生きをする必要もありません。お金を残しておく必要もありません。だから私はそれほど健康には気を遣わず、食べたいものを食べたいだけ食べ、毎日酒を飲み、運動もしていません(さすがにそれはまずいかと最近思いはじめましたが)。貯金は少しはありますが、老後のためというよりは、失業したときのためです。老後どうしようと今から悩んでも仕方がないと思います。もちろん、老後の資金計画を立ててお金を貯めている人もたくさんいると思います。でも、そのために無理をしたり、現在の生活を疎かにするのは、私は嫌です。どうなるかわからない老後より、今の生活を楽しみたいです。

お金の問題

で、生活を楽しむにはどうしたらいいか、です。世知辛い話ですが、まずある程度の収入があることが前提になります。でも私の場合は非正規で、同年代の正規雇用の人たちに比べると、おそらくは年収は半分くらいかと思います。それでもなんとか楽しく暮らしています。もちろん、お金がもっとあったらあれもできるしこれもできるのに、と思うことはしょっちゅうです。でも分相応な今の生活に満足しています。今の収入に応じた生活で満足できるようになること。これも大きいのではないでしょうか。

パートナーの問題

結婚せず子供がいなくても、パートナーはいたほうがいいかもしれません。とくにいまは仕事もリモートになっていて、友達にもなかなか会えない状況。定期的に会えるパートナーがいたほうが、精神的に落ち着くと思います。とはいえこれは自分一人の問題ではないので、そう簡単にはいきませんが。

友達がいない人の場合

ソロでも友達が多い人の生活は充実しているように見えます。でも私のように友達が少ない人だっているでしょう。私の場合親しい友人は地元や海外に住んでいるのでなかなか会えないという事情もあります。それに大人になると新たな友達というのはなかなかできなくなります。これまでの友達も、結婚したり子供ができたりすると離れていってしまいます。

ここで2つのパターンに分かれると思います。まずは積極的に「友達を作ろう」とする人。趣味のサークルに入ったりあるいはSNSだとかで気の合う人を探し、友達になるのです。友達がいないと寂しい、という人は、このような手段で友達を作ってみるのもいいでしょう。

もう1つのパターン、これは私も該当しますが、「無理して友達を作らない」という人。向こうから声がかかれば飲み会に参加したりはするけど、こちらからの声かけはあまりしなかったり。人付き合いがそれほど好きじゃなかったり、一人でいることが苦にならない場合は、無理して友達を作る必要はないでしょう。友達はいればいたで楽しいものですが、やっぱり人間相手だから気も遣います。ソロは自分のことをまず第一に考えるべきなので、友達の意向を気にしたりするのは違うと思います。

趣味を作る

ソロは時間があり余っていますから、なにか趣味を作って没頭するのもいいでしょう。趣味というとどこかにレッスンに通わないと、とか思うかもしれませんが、無料で始められる趣味だっていっぱいあります。

私の場合は今はこうして早起きしてnoteを書くことが趣味みたいになっていると思います。それだけで充実しているかといったら違いますが。

私は腰が重いので、なにか始めるのに時間がかかります。あと飽き性でもあります。私が唯一ずっと続けているのは文章を書くこと、映画やドラマを観ることだけです。

やってみたいことはいろいろありますが、腰が重い・・・。ということはじつはそんなにやりたくないのかも?とも思います。ほんとにやりたかったらすぐにでも始めてますよね。

まあ、趣味については所詮趣味ですから、「趣味を作らなきゃ」とか気負わず、「興味のわくことがあったらやってみてもいいな」ぐらいに気楽に構えていればいいと思います。

次回はソロでいることのメリット・デメリットについて書こうと思います。



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