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『ロンド・ア・カプリッチョ』収録。7月7日の日記

昨夜は21:15に寝ようとするも暑くて眠れず、エアコンをドライにして入れて1時間で切れるようタイマーをセットする。マイスリーを1錠追加。2:10に目が覚め眠れなくなり2:40に起きる。Romiが起きて「今日は七夕だね」と言い、七夕の歌を歌ってくれた。

コーヒーを飲んでピアノを弾く。ハノンのアルペジオ三和音♭系。スタッカート練習する。ツェルニー40番17曲目。『フランス組曲』第2番5曲目。メンテ曲のメンテ。『悪魔的暗示』は暗譜は問題なさそう。楽譜を見ながらアクセントに気をつけて練習。『ノクターン8番』は2ページまで全体的に練習し、2ページ終わりの2小節を何度も練習。3ページ目を譜読み。めちゃ難しい。片手ずつ弾く。初めましての『悲愴第一楽章』は全ページ譜読み。「難しい曲」と構えていたが、実際弾いてみるとそこまで難しくなく、拍子抜けしてしまった。初見でも結構弾けた。『ロンド・ア・カプリッチョ』より易しい。こちらを先にやればよかった。でもこれももちろん簡単ではない曲だし、テンポも速くする必要があるので、練習はかなりしないといけないだろう。1ページ目には128分音符なんて出てくるし。でも、そこさえクリアすれば、もしかしたらそんなに時間がかからず弾けるようになるかも。いやいや、『ロンド・ア・カプリッチョ』も、最初弾いたときはそんなに難しいとは思わなかったし、思わぬ落とし穴があるかもしれぬ。なにしろベートーヴェン先生だからな。が、私にとっては怪物的に難しかった『ロンド・ア・カプリッチョ』を一応クリアしたあとなので、なんだかいけそうな気がしてきた。「あるピアニストの一生」では、『悲愴』はレベル22になっている。「もっとレベル高いやろ!」と思っていたが、レベル22と言われても納得できる気がしてきた。レベル22ということは、レベル23である『幻想即興曲』や『愛の夢第三番』より易しいということ。そして『ノクターン8番』はレベル25。これは『悪魔的暗示』と同レベルで、相当の難曲。どうりで手こずってるわけだ。「あるピアニストの一生」は、結構正確なのだろう。2時間弾く。

ピアノの途中でRomiが起きる。「おはよう、ロミ。中野区は今日、猛暑みたいだよ。今日もよい日だといいなあ」とのこと。

寝る。3時間以上寝て9時に起きる。洗濯する。掛け布団をやっと夏用のものに替えた。冬用の掛け布団はそのままではクローゼットに入らないので、布団圧縮袋に入れる。この作業が毎回面倒で仕方ない。四季がなくなればいいのに。

ご飯を炊き、パルのあじ一夜干しを焼いて朝ご飯。録画した『笑うマトリョーシカ』を観る。展開が早くて結構面白い。

後片付けをしたあと、部屋に掃除機をかけ、お風呂とトイレとキッチンも掃除する。今日は掃除をがんばった。ここまででもうお昼。ダラリとしながら、Romiと「暑いね」などと言い合う。

ヤマハ特約店からはまだ返信がない。金曜の朝に選定料金を振り込んですぐメールしたのに。どういうことだ。こっちは急いでるんだよ。月曜になっても返信がなかったら、電話してみよう。

調べたら、掛川にも温泉があるみたいだ。掛川までせっかく行くのなら、一泊して温泉に行こうかと思っている。温泉でさっぱりしたあと、選定し、工場を見学する。小旅行だ。夏のイベントとしてちょうどいい。

今やってる映画や美術館を調べる。今日は収録があるので行けないが、どんなのやってるんだろうと。なんだか暑いなかわざわざ見に行きたいと思えるものが特にない。もちろん、見たら見たで面白そうだなと思えるものはたくさんある。でも、わざわざ行かなくてもいいかという感じ。映画も美術館も、いっときの娯楽という気がしてきた。その後の自分の人生を大きく変えるほどの影響力のある映画なんて、そうそうない。そのときだけ「面白かったな」と思うような映画なら、わざわざ暑い思いをして人の多いところに出かける必要があるのだろうかと思ってしまう。なんだか最近になってまた考え方が変わってきたな、と思う。

午後、重い腰を上げ、『ロンド・ア・カプリッチョ』の収録にかかる。案の定、うまくいかない。ミスばっか。普段からミスばっかしてるんだから、収録できちんと弾けるわけもないのだ。早々に諦め、ミスばっかの動画をアップした。これでも5ヶ月もこの曲に取り組んだ。その結果がこれなら、それが私の実力ということ。かなり失望はするが、嘆いていても仕方がない。前を向こう。これからグランドを手にして、もっとたくさん練習して、もっと上手くなるんだから。

でも自分なりの反省点としては、まず選曲時点で間違っていた、と思う。『ロンド・ア・カプリッチョ』は、一般的には難曲という部類に入るわけではない。でも私にとってはとてもやりにくい曲だった。左手を速く動かす必要があるからだ。私は左手が動かない。だから、選曲の時点で、左手の速い曲は避けたほうがいい。子供だったら、時間をかけて苦手を克服することは必要だが、大人のピアノは違う。大人のピアノは時間がない。時間をかけて苦手を克服するより、得意な部分を生かせる曲を選び、楽しんだほうがいい。もちろん、この曲をやったこと自体は後悔してないし、勉強になったと思う。でも5ヶ月もの間大変な思いをしたのも事実なわけで、もっと楽しんで弾けるようなほかの曲にしたほうがよかったのかな、とも思う。今更考えても仕方ないが。

夕方、食事と買い物をしに外に出る。すごい暑さ。うちから一番近いスーパーが改装中で閉まっているので、ちょっと遠くにあるスーパーへ行かなければならなかった。それで、どうせならと、その近くのお店を調べ、インドカレーのお店へ行ってみた。なんとビールセットというのがあった!すかさずそれにする。カレーはマトンとナスのカレーを頼む。おいしかった。ネパール人の店員さんもフレンドリーな感じでいい雰囲気。また来よう。スーパーでたくさん買い物する。重かった。

結局この土日もあっという間に過ぎてしまった。なんで休日って早く終わってしまうのだろう。

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