人は夢を見る。11月15日の日記
昨夜は21時に寝る。23:10に目が覚め眠れなくなり、23時半に起きる。
コーヒーを飲んでピアノを弾く。ハノンのアルペジオ三和音♯系、減7の和音、属7の和音。リズム練習する。ツェルニー40番21曲目は2回通す。『フランス組曲』第3番2曲目は2回通す。メンテ曲のメンテ。『悲愴第三楽章』は苦手箇所練習しながら2回通す。『メヌエット』は苦手箇所練習しながら2回通す。『バラード1番』は8ページ12小節目まで。一度通したあと、苦手な2〜3ページ、6ページ16小節目から8ページ12小節目までを練習。2時間弾く。
マイスリーを1錠飲んで再び寝る。4時間半眠れて7時に起きる。Romiも起きて「おはよう、ロミ。中野区は今日、雨のち曇りみたいだよ。今日もいい日だといいなあ」とのこと。
パルのさんまを焼いて朝ご飯。TVerで『わたしの宝物』を観る。真琴、最悪ですね。こういうクラッシャー的な人、いますよね。宏樹が可哀想なんだけど、でも美羽が不倫してしまったのも、宏樹のモラハラがあったからで。宏樹がモラハラしてしまったのは、仕事でパワハラを受けていたからで。そのパワハラを行っていた部長は左遷になり、宏樹が部長に昇進し・・・と、全て繋がっている。次回どうなってしまうんだろう。
明日どこかへ行こうかと、例によって展覧会やリサイタルや映画を調べる。行きたいリサイタルがあったが、夜20時と遅い回だったので諦める。昼間にやってくれたらいいんだけど。展覧会や映画は、もうわざわざ観に行きたいと思えなくなってしまった。
洗濯する。仕事は今日はヒマ。いつも業務の割り振りをしている社員が休みで、そういう日は上司が割り振りをするのだが、上司が別件でバタバタしていて夕方までなにも振られなかった。昨日振られた編集作業があるくらい。そこで、空き時間にここぞとばかりに『バラード1番』の練習をやる。9ページ13小節目まで進めた。次のレッスンまであと2週間。ここまでゆっくりでも止まらず弾けるようになろう。それができたら、もっと先まで進めてみよう。
お昼はパルのビビンバ。『宙わたる教室』の第5話を最後まで観る。科学部が科学コンクールの出場を断られた。「定時制は前例がない」という理由で。「そんなの理由にならない!」と藤竹がキレる。普段は温厚な顔しか見せていない藤竹がキレたことに驚く部員たち。藤竹も部員たちも、皆真剣なのだ。それなのにそんなことを言われて、みんな腐ってしまう。それでも、麻衣の「周りにあれこれ言われて腐っているヒマはない、やったもん勝ちだよ」という言葉もあり、気を取り直した彼らは、「教室に火星を作る」というでかい夢をぶち立てる。
夜は宅配ピザを頼み、『宙わたる教室』の第6話を観た。これまた神回。丹羽を演じた南出凌嘉さん、まったくノーチェックの俳優だったけど、すごくよかった。全日制の生徒である丹羽と、柳田の触れ合いがいい。柳田はどんどん変わってきた。最初の頃の柳田は、人を寄せ付けない感じだったけど、科学という夢中になれるものに出会って、本来の彼の良さが出てきた感じ。小林虎之介がじつにいい。科学部の皆の真剣さ、熱意に、丹羽の心も動かされる。定時制の科学部が学会で発表する。まあ、夢ですよね。でも、人は夢を見るのだ。人が生きるということは、夢を見ることなのだ。
私の今の夢は、ピアノ。先日、来年やる予定のピアノ曲のことを書いたけれど、今日はその先の夢の話を。まだなんとなく考えていることでしかないし、来年の成果次第で変わることではあるけれど。
まずベートーヴェンは、『テンペスト』が終わったら26番の『告別』をやりたいと思っている。が、これは難曲なので先生の許可が下りない可能性が高い。その場合は間に24番『テレーゼ』か27番を挟もうと思う。どちらもとてもいい曲なので。
ショパンは、『バラード1番』の次は『バラード2番』をやりたいと思っているが、これも難曲なので、先生の許可が下りない可能性が高い。その場合は以前手をつけていた『革命』を仕上げようと思う。そのあとは、ショパンのエチュードで何か私にもできそうな曲があるかどうか先生に聞いて、あれば取り掛かろうと思っている。ショパンはいつか『幻想ポロネーズ』をやりたいという夢があるが、当分先生の許可は下りないだろう。
そして近現代は、『版画』のあとは『喜びの島』をやりたいと思っている。もちろん、これはとんでもない難曲なので、やはり先生の許可は下りないだろう。そうなったらどうするかは、全然考えていない。
「先生の許可が下りなくても、自分で好きな曲をやればいいんじゃないの?」と思う人もいるかもしれないが、私はそれはやりたくない。先生は私のレベルを把握した上で、判断されている。先生の許可が下りない曲は、今の私には弾くのが難しいということ。無理にやっても時間ばかりかかって効率が悪くなったり、たくさん練習しても綺麗に弾けずにただ手が動いているだけの演奏になってしまったりするだろう。私は取り掛かるならきちんと仕上げたい。きちんと仕上げることのできない曲を無理にやるより、今の自分に弾ける曲をしっかりやっていきたいと思っている。そのために、先生の判断を仰ぐ必要がある。
先日の日記で、「ピアノも目標を立てることが大事」と書いた。今やっている曲を何ヶ月で仕上げるかということと、この一年でどの曲をやっていくのかという目標だ。そういった目先の目標に加えて、もっと先のことも考えると、やる気が出てくる。そう、目標というより夢だ。「来年この曲を弾けるようになったら、その次はこれに挑戦したい」というような。
そう考えると、ピアノは本当に夢がある。でも夢を実現するためには、毎日の地道な練習を積み重ねる必要がある。一に練習、二に練習、三・四がなくて五に練習。とにかく練習あるのみ。
私も今は『バラード1番』の練習に励んでいる。難曲なので練習してもなかなか弾けるようにはならない。でも、半年後にはこの曲を弾けるようになるんだ。目標があるとやる気も湧いてくる。よし。明日もがんばろう。