非モテだった私が理想の女性とお付き合いするまでの話 ~第10話 「モテ」への執着が消える瞬間~
【前回のあらすじ】
前回は、アプリ「いきなりデート」でマッチングした2人目の女性との顔合わせでした。私の理想に近い女性で、ランチでの会話も弾み、雰囲気良く過ごせました。
これまで、理想の女性像の設定に始まり、、立ち居振る舞いの訓練、おしゃれ等、様々な努力を重ねてきた結果を出すことができました。
【今回の話のまとめ】
顔合わせしてから2日後に、華さん(仮名)からからデートのお誘いがありました。内心とても嬉しかったですが、舞い上がらずに冷静にデートプランを提示しました。今までの私だったら喜んで浮足立っていたところでしたが、自分でも驚くほど冷静でした。
なぜ、冷静だったのかというと、当時の私は理想の自分に少しでも近付こうと、
①仕事で成果を出すこと
②趣味のトライアスロンの大会で上位に入ること
を目指して日々学習とトレーニングを頑張る中で、モテることへの「執着」が消えていたからです。
乱暴に言えば、「正直モテるとか、どうでもいい」というマインドになっていたのでした。「モテる」こと以上に、目標達成が重要と感じるようになっていたのです。
当時の心理状態は自分でも経験したことがなく、”不思議”に感じたので、その時の感覚を文章化しておきたいと思います。
今回は、私の内面的な話です。抽象的で、とりとめない話です。
1.顔合わせした華さんから食事の誘いが来る
顔合わせした2日後、華さんから「美味しそうなレストランがあるんです。」と、LINEで連絡がありました。
当時の私は、これメッセージを「デートに誘ってください」という意味だと解釈しました。(拡大解釈だったら、勘違い野郎ですね。)
私は心が踊りました。
今まで、女性から食事の誘いや、それと似たようなシチュエーションは経験したことは当然無かったです。しかも、誘ってくれた女性は自分では今まで会ったこと無い上品で、知的で、職業意識の高い女性で、私の理想の女性でしたから、嬉しいのも当然です。
しかし反面、誘いに対して「冷静」でもありました。
確かに、華さんが教えてくれた店は美味しそうでしたし、二人で楽しく食事ができそうと思いましたが、結局私は、彼女の食の好みを聞いた上で、もっと楽しめそうなデートプランを考えようと決めました。
友人の恋愛コンサル、ジャックからアドバイスを受けてデートプランを検討し、ただ食事するだけではなく、もう少し時間をかけて楽しめる計画を華さんに提案したのでした。
(デートプランの考え方はまた別のテーマで取り上げたいと思います。)
2.”デートの誘い”冷静だった自分に驚く
①華さんから”デートの誘い”があった時に冷静だったこと
②そして、華さんから提案されたお店ではなく、自分で考えた
デートプランを提示したこと
当時私は、自分自身の行動に、自分で驚いてしまいました。
モテなかった頃の私だったら、女性から誘われた間違いなく浮かれて、調子に乗っていたはず。しかも、女性からお店を提示されていたら、相手に迎合し、思考停止状態で言われたお店に間違いなく行っていたはずです。
それまでの自分だったら、絶対にやらなかったはずの行動を実践したことに、自分の心理的な変化を感じ取りました。
なぜ、”デートの誘い”に冷静だったのか。
1つ目の理由は、当時私は、女性との出会いを探す以外にも、理想の自分を目指して決めた目標の達成に没頭していたからです。
理想の女性に見合う男性になるべく、
①その年中に仕事で職階を1ランク上げること
(シニアコンサルタントになること)
②その年のトライアスロンの大会で上位15%に入ること
を目指し、日々計画を立てて、とにかく仕事の学習とトライアスロンのトレーニングを積み重ねる日々でした。
(理想の女性像を決める際に、同時に立てた目標↓↓)
理想の女性からモテるようになることも大切でしたが、仕事で成長して成果を上げ、スポーツでも結果を出すことが人生の中でウェイトを占めるようになっていたのでした。
だから、女性からデートの誘いがあっても冷静でいられたのだと思います。
2つ目の理由は、モテる自己イメージを受け入れられるようになっていたからです。
毎日、女性と自然と会話したり、デートを楽しんでいる姿を想像し、その時の自分がどんな感情で、相手の女性とどんな会話をしているのかをイメージトレーニングしていました。(※やっていたことを文字にすると、ちょっと気持ち悪いのですが、いたって真剣でした。)
続けるうちに、モテる状態が自分の「脳」にとって当たり前の状態になってくるので、女性からの誘いがあっても別に驚かなかったです。
3.「モテ」への執着が消える瞬間
「仕事で昇進するために学習する」、「トライアスロンの大会に向けてトレーニングする」、「毎日のイメージトレーニングする」、どれも理想の女性からモテるようになりたいから始めたことでした。
にも関わらず、続けているうちに、仕事も趣味のスポーツも自分の人生にとってかけがえのない存在となり、「モテる」ことと同等か、それ以上に大切になってしまいました。
結果、全くモテなかった過去のコンプレックスも、「モテたい」という執着もほとんど消えてしまいました。
その時、1人の男として、自律し、自信を持ってどんな女性と接することができる状態でした。これは今までに味わったことのない、本当に「不思議な感覚」でした。
”無敵状態” といえるでしょう。
相手がどんな美人でも、社会的なステータスを持っていようとも、引け目を感じることなく自信をもって対等に話ができましたし、たとえ、相手の女性が私に好意をもってくれなかったとしても執着がないので、精神的に引きずることもない状態でした。
相手の女性からはどのように見えたでしょうか。きっと、「下心を全く感じなくて、それでいて自信があり、女性の価値を高めてくれそうな男性」として映るはずです。
(そんな男性なら、女性の方からデートに誘いたくなるのも当然ですね。。)
このときの経験を踏まえると、私の結論としては、
モテること以上に人生で大切なことができて、自分の価値観に従って自律した人間となり、「モテとかどうでもいい」と思えるようになった時、本当にモテるようになる。
矛盾を感じる瞬間でしたが、自分にとって不思議な感覚・経験でした。
もし、自分に息子ができたら、息子が女性に困らないよう、「モテへの執着が消える瞬間」を伝えようと思い、ここに記録を残しておきます。
ここまでわざわざ読んでいただき、ありがとうございました。
次回は、マッチングした3人目の女性との顔合わせです。
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