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人間ドックで死にそうになった話
私はその日は人間ドックだった。
普段からジャンクフードばかり食べている私にとってはまさに恐怖そのもの。
再検査となればまたもや余計な費用がかかるというもの。
元旦から毎日10km走りまくっていた。まさに焼き付け刃もいい所で突然体が変化するわけでもない。
それでもやらないよりはマシだろうとひたすら走っていたのだ。
そして満を持して迎えた人間ドック。
ドラゴンボールで言えば100倍重力で修
トンガ海底火山噴火によって予定が狂った私の1日
1月16日未明に突然スマホが鳴り響いた。
眠り眼をこすり画面を凝視すると『トンガ大規模海底火山噴火による津波警報』とある。
トンガ??どこだっけ?
私の家は海から離れたチベットにあるために特に気にすることなく眠りについた。
翌朝。
それはすでに地球規模で危機的状況に発展していた。なんとも凄まじい噴火だ。
テレビに映し出された日本地図に黄色や赤のラインが添ってる画面はあの東日本大震災の忌
その時!歴史が動かなかった職人
花粉が落ち着き心地よい風に吹かれる初夏になろうかという季節。世間はGW(ゴールデンウィークというらしい…)で浮かれ賑わっていた。
連休何か予定ある?とラーメン屋で飯を食ってるとあちらこちらからよく聞こえてくるが我々職人には祝日というものはない。極端な話で言えば365日平日である。
「家族とディズニーランドに行くよ」なんていかにも良いパパをしてそうな爽やかな若い兄さんの言葉にうちひしがれチャーハ
我慢したけど結局駄目だった話
「このままだと5年後には大変なことになるよ」
ぶ厚いレンズの向こうのつぶらな瞳が私を見つけてこう言った。抑揚の無い無機質な口調でありながら実に深刻な言葉である。
健康であるというとは当たり前過ぎてありがたみが感じられないものだ。どこも痛くも痒くもないにも関わらず私は病院の椅子に座り、目の前には齢80歳になろうかと思われる先生がふかふかの椅子に鎮座していた。
「え?死ぬんですか?」と問うと先生