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BLと腐女子とエンヴィガブリエラ


こんにちわ。

BL小説を書いている、田丸楡(たまるにれ)と申します。

腐女子です。

女子という年齢ではないけれど、貴腐人というのもいまいちしっくりこない、かなり年季の入ったBL愛好家です。

私がどうしてBL小説を書き出したかというと。

中学生の時、当時好きだったアニメ雑誌を見に行った書店で出会った、分厚い漫画本。見知ったキャラなのに、様子が変。ってゆーか、絵のタッチも違うし、いろんな人がひとつの作品のキャラを描いてる。そして………あら?男の子同士だよね?

いわゆる二次創作のアンソロジー本でした。原作がなんだったかは覚えていませんが、その時の衝撃ははっきり覚えています。見ちゃいけないものを見てしまったような背徳感と、ドキドキ感。BL細胞が初めて活性化された瞬間でした。

今でこそ市民権を得てお洒落に「BL」と呼ばれていますが、とにかく当時はひた隠し。同じクラスにBL好きな子がいたとしても、結局集まってひっそり楽しむしかありませんでした。

ひた隠し期を経て、高校に上がると興味は他のものに移り、私のBL細胞は体の中で眠りにつきます。高校を卒業し、就職し、バリバリ働いている間、BL細胞はぐっすり眠りすぎて、持ち主に存在を忘れられてしまいました。

それから○十年が経ち、体を壊したことで仕事を辞め、自宅療養中に暇潰しに電子書籍の漫画を読み始めたのがきっかけでした。

そういえば好きだったな。

くらいの気持ちで昔好きだった漫画を読み返しているうちに、あの感覚がふつふつと湧き上がってきたのです。

ドキドキしたい。背徳感を感じながらもっとBLを読みたい。そこからはすごいスピードで、まず原作を読み、それからいろいろなサイトで二次創作BLを読み漁りました。

一度は満足したものの、ふと、私は立ち止まりこんなことを考えました。

読んでるだけじゃ足りない。自分が読みたいものを描きたいと思うようになりました。私も描きたい。でも絵は描けない。じゃあ文章は?書くことが昔から好きで、文章を書くのは全く苦にならないし、本も好きだし。

そこで、○十年ぶりに私はBL細胞を活性化させ、二次創作のBL小説を書き始めました。ちなみに今は一次創作を主に書いています。


エンヴィガブリエラ


表題に戻ります。

最近になって知りました(ごめんなさい)。

オネェのユニット ENVii GABRIELLA (エンヴィガブリエラ)。

BLはファンタジーだと良く言われています。多くは女性が楽しむ創作物ですからそれはそうだと思います(リアルな作品ももちろんあります)。私の場合は書くにあたり、今のLGBTQについての知識は入れておきたいと調べるうちに、エンヴィガブリエラのYouTubeにたどり着いたのです。

一気に虜になりました。

かっこいいときれいと可愛いが同居する人たちに初めて出会いました(画面越しに)。動画を見まくり、CDを買って、ズブズブと沼に落ちてゆく日々……そしてある動画で、タカシママがBL好きだとわかり、画面の前で歓喜の舞を舞いました。推しと同じ趣味を共有できる喜びはとてつもなく幸せでした。

多分私のようにエンガブファン&BL好きという方は他にもいらっしゃるでしょう。しかし私に何か特色があるとするならば、それはBL小説を書いているということ!

私はいつか紙の本を出すのが夢です。が、エンガブを知った今、夢がもう一つ増えたのです。

タカシママに自分の書いたBL小説を読んでもらいたい!


中学生の頃はただドキドキワクワクしていたBL。今は文章にする時に、登場人物の抱える背景を考えます。ファンタジーとして、現実にはあり得ないストーリーを好む人もたくさんいますが、私は「もしかしてこんな人がどこかに本当にいるんじゃないか」と思えるようなBLが好きです。私たちの現実のすぐ隣に位置するような。

LGBTQであってもなくても、それぞれ人が持つ背景は、その人だけのもの。BLという枠ではありますが、私の中ではAという人とBという人の真剣な恋愛を書いているだけで、男女の恋愛ものとあまり変わらないのです。じゃあ男女で書けば?と言われると……なぜかドキドキしないので、無理なんですね。もうこれは、癖です。

自分の大好きなBLを書けることが幸せ。

読んでくださる方がいることが幸せ。

推させていただきたい方がいるのが幸せ。

推しと共通の嗜好があるのが幸せ。

これらの点がいつか線になるんじゃないか、と私はひそかに目論んでいるわけです。

大変ありがたいことに、小説投稿サイトで私の書くものを読んで、感想をくださったり応援してくださる方がいらっしゃって、そのおかげで私はこうして文章を書き続けられています。エンガブのタカシママを名指しさせてもらいましたが、支えてくれた読者さんたちがいて、だから今の私がいて、そんな私がたかしママに読んでもらえたら嬉しい、なので、これらは一直線上なのです。

エンガブの曲で、Lover Boyという曲があります。男性同士の恋愛を描いた曲で、初めて聴いた時に、こんな世界観を小説に出来たらいいのに、と震えました。


https://youtube.com/watch?v=1rDEMB0IPXo&feature=share

 

目標を明確に、これからも好きな文章を書き続けます。手が動く限りは。

小説と違って締め方がわからない(笑)




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