Roma Kumakura

2005年東京生まれの東京育ち。哲学、音楽、美術、エンタメその他あらゆることを呟きます。 Podcast「いしうらまさゆきの『倫理』ラジオ」の相方、編集担当。 作曲/Mix/写真/映像やってます。 お問い合わせはTwitter(X)のDM(メッセージ)まで。

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最近の記事

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「あなたの手を、絶対に離しはしない」という覚悟。〜愛が包む存在の意味〜

今回初めて参加させていただく「お茶代」サークル、2月の課題はこちら→https://note.com/waganugeru/n/n512dae00e009 (この記事は上記サークルに寄稿するものです。) Abstract ・他者理解における愛の限界 ・他者の犠牲によって生まれる愛の肯定 ・「祈り」という愛 ・新しい愛の形とマモルくん ・「人生は絶えざる幻想に過ぎない」 「J-POPマモル(まもる)君」の歌詞が象徴するところは、人の悲劇的アイロニーである。しかし、それが

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    • K-POPの成功から学ぶ:その戦略とJ-POPの未来

      最初にお断りいたしますと、これはChatGPT o1-previewの実地テストを兼ねた投稿です。以下の文は全てGPTが書いたものです。(まあ相当数のプロンプトを重ねてはいますが…。)しかし記事の内容・分析は確実に一級品ですし、正確でこの分野における私見とも一致するものです。一読をお勧めします。 ちなみにサムネイルはGrok AIで作成しました。(Fluxが入ってから本当に便利になりました。) 韓国の音楽がここまで国際的な影響力を持つようになった背景には、どのような戦略や努

      • 1ヶ月でIELTSの基準スコアをとった話〜イギリスの大学に、公立の高校生が入学するまで②〜

        前回の記事はこちら↓ 1ヶ月しかない!  さてさて、なんとかイギリスの大学に一般の都立高校生が入学する道筋が見えてきたところで、次なる課題が出現します。 イギリスの大学に入学するためには、前回の記事で述べた「ファウンデーションコース」への入学・修了が必要でした。したがって、まずはそのファウンデーションコースの入学要件を満たさなければなりません。 この要件は当然大学によって違いますが、私のケースを書きます。 主な入学要件は3点。 高校の3年間の全教科内申点平均が3.0以上

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        • イギリスの大学に、公立の高校生が入学するまで〜IELTSからビザ取得の方法①〜

           この一連の記事が対象にしている読者の方は、今の日本ではかなり限定的なのではないかと思います。大学進学を前提にした9割の高校生は、卒業後は日本の大学に進学するでしょう。(私の高校の同期もそうでした)日本では、いわゆるトップ校とされている進学校でも、卒業後に海外にそのまま進学するという生徒は少ない、という話を実際に教鞭を取られている先生方からもお聞きしています。これは、実際に海外大学に進学を決めた私のような人間にとっても厄介な問題です。というのも、国内で海外に進学する高校生が少

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        「あなたの手を、絶対に離しはしない」という覚悟。〜愛が包む存在の意味〜

          NewJeansを支える英米のグラミー・エンジニアたち

           新生K-Pop界の寵児、NewJeans。数多の音楽雑誌や評論家が取り上げてきたこのグループに関しては、もはや多くの説明は不要かもしれません。天才プロデューサー・ミンヒジン氏がイチからプロデュースを担当、韓国四大事務所のひとつ・HYBE傘下の事務所であるADORからデビューしたのが二年前のこと。それまでの女性K-Popアイドルの人気路線であったトラップやガールズクラッシュといった音楽ジャンルとは一線を画した、そのユニークな音楽性で話題を博しました。記事執筆当時(2024年5

          NewJeansを支える英米のグラミー・エンジニアたち

          サステナブルは飲めない。

          自販機で飲み物を買ったり、珈琲を頼んだりする生活から抜け出して、もっとサステナブルな暮らしをしようと決意した。今日から外出時は水筒を毎日バックに入れて持参することにする。 ティーパックをポットに入れ、少し多めのお湯を注いで2分。ちょっと渋い自分好みの紅茶が完成。ポットから台湾で買ったお気に入りの魔法瓶に紅茶を注げば、1日分の水分が準備完了。ペットボトルや缶と違って数分で冷めてしまうようなこともない。これぞ新しい生活様式だと思いながら、意気揚々と家を出た。 2時間後、喉が渇

          サステナブルは飲めない。

          10年前の中古ミラーレスでドキュメンタリーを撮って、コンテストで入賞した話。

          2024年は、私が今のところ所有している唯一のカメラ、GH4(生産完了)が発売されてからおよそ10年になります。 先に申し上げておくと、GH4は今でもミラーレス界の名機だと思います。現行のGH5、GH6のアーキテクチャを確立し、発売当時、4K/24fpsで撮影しても熱暴走しないカメラとして市場で注目されたカメラだと聞いております。 事実、その性能は10年経った今でも通常の用途(インタビュー・物撮り)においては、YouTube等の動画プラットフォームで求められる動画品質を、十二

          10年前の中古ミラーレスでドキュメンタリーを撮って、コンテストで入賞した話。

          今、「帰ってきたヒトラー」をもう一度観て思うこと。

          映画「帰ってきたヒトラー」(Look Who's Back)では、タイムスリップを遂げたばかりのヒトラーが、ドイツの広大な公園の中を困惑の表情とともに歩き続けるシーンがある。いかめしい軍服に身を包み、あの有名すぎるヒゲを携えた人物が現代のドイツを闊歩しているのは、観るものに事態の異常さを予感させる。果たして映画の制作陣はどのような緊張に包まれてあのシーンを撮ったのだろうか。映画の中では、現代にタイムスリップした、オリバー・マスッチ演じるヒトラーは、ドイツ市民からはやや好意的に

          今、「帰ってきたヒトラー」をもう一度観て思うこと。

          誰でもできる、Podcastの始め方。

          決心の仕方 メソドロジーの前に、まずは個人的なお話から。 去年の大晦日の四日前、とある都立高校の社会科室で私たちのPodcast番組・「いしうらまさゆきの『倫理』ラジオが始まった。 すぐに人気が出るとは思えなかった。それでも10年後、20年後に聞いてくれる誰かのために番組を作ろう、「残すこと」が大切なんだ。 そう二人で決心して録音を始めた。 幸いなことに、私の相方のパーソナリティ・いしうらまさゆき先生はとても話し上手な人である。いち教員として、高校生たちへ、主に哲学

          誰でもできる、Podcastの始め方。

          Feynman’s Rainbow:ファインマンさん 最後の授業

          二週間ほど前、どうにも宇宙物理学を勉強したくなった。 はじめにことわっておくと、私は自他共に認める数学下手である。 その足で書店に向かい、「宇宙物理学」と書かれた本棚の見出しを探して丹念に基本書を選別する。この作業こそが書店に足を運ぶことの醍醐味である。ちょうど往年のレコード蒐集家が、素早い手つきで盤を取っては離し、取っては離しと選定するのに似ている。 自分の財布と相談しつつ、選んだ基本書2冊をレジに持っていく。この購入の瞬間も私にとっては快楽的なものなのである。 さ

          Feynman’s Rainbow:ファインマンさん 最後の授業

          東京都現代美術館「ディヴィッド・ホックニー展」

          1973年、講談社現代新書から「美について」と題された本が出版された。 十章にわたるテーマから、「美」という存在そのものに焦点を当てつつ、美学という学問を新書ながら本質的な部分まで説明する名著である。 その著者、今道友信氏が亡くなってからもう10年が過ぎた。 私がその本を読んだのは3年前、足繁く通う池袋のジュンク堂書店に、帰り際立ち寄った際のことだった。彼は日本の哲学者・美学者としてもっと名前が知られても良い人物であると私は常々思っているので、ジュンク堂にある全ての今道関

          東京都現代美術館「ディヴィッド・ホックニー展」