ドゥービー・ブラザーズを聴きながらタコライスを作る
1年以上前になる。note で、The Doobie Brothers の 「South City Midnight Lady」の歌詞和訳の記事を読んで、そうだ私はこのアルバムの中でこの曲がいちばん好きだったんだ、と思い出した。高校生の頃だった。その頃はCDではなく、レコードだった。レンタルもなかったから、お小遣いで買っては、擦り切れるほど聴いていた。わあ、懐かしい。今はサブスクで簡単に手に入れられる。やっぱり今聴いてもいいやん、ドゥービー。
私は音楽を聴きながら作業をするほうがはかどるタイプだ。掃除、アイロン掛け、雑巾を縫う(裁縫はそれぐらいしかできない)、料理。音楽ありのほうが、雑念が消えて集中できる。
そんな私だから、先日タコライスを作ろうとしたときに、そうだ、ドゥービーを聴こう。聴きながらタコライスを作ろう、と思ったのだ。
『The Captain and Me』というこのアルバムには、「Dark Eyed Cajun Woman」という曲があって、その、ケイジャンという言葉はスパイシーなものを想像させるし、全曲のノリがタコライスにふさわしい気がした。
調子よく、材料を刻み炒める。「China Grove」のイントロがまたいい。
「ジャーンジャーン、チャカチャカ
ジャーンジャーン、チャカチャカ
チャツツチャツツチャツ
ツッ、ジャーンジャーン」
ノリノリでスパイスを投入。ハイサイソースもどどっと入れる。調子に乗りすぎて、かなりスパイシーなタコライスになってしまった。
連日の猛暑、冷たい素麺をサラッとすするのもいいんだけど、スパイスの効いた、というかスパイスの効きすぎたタコライスを、汗流しながら食べるのも、いい。