本当は私もきらきらしたい

ずっと何もできない自分の生きる意味ばかり考えてた。なんだか生きてることがとてもつまらなくて、退屈で、誰かのために生きるわけでも、自分のために生きるわけでもなく、誰かの役に立ててるわけでもない私が生きる意味ってなんなんだろうってばかり考えてた。
役に立つどころか人に迷惑ばかりかけているし、誰かの好きになれるような人間でも、誰かの憧れになれるような存在でもない
周りの人がみんな輝いて見えた。きらきらして見えた。みんな私にないものばかり持っている。私には何もない。

やりたいことが、やりたいという気持ちだけが空回りして、周りを気にしてばかりで、前に進むことができない。
本当は目立つことが好きで、しゃべることが好きで、歌うこともダンスも好きだからアイドルになりたい。でも周りの目が怖い。周りに笑われるのが怖い。だから本音を隠して生きている。
自分のした選択にこれでいいのかなばかりがいつまでも付きまとう。私の人生これでいいのかな。

今日もあの子はかわいくて、今日もあの子はきらきらしてた。こんなこと自分でも言いたくないけど正直羨ましい。
私があの子だったらいいのに、憧れるみんなに対してそう思ってしまう。
大好きな人を見るとあの子になりたい、あの子になるにはどうしたらいいのかしか考えられなくなってしまうのであんまり直視できない、大好きなのに。
好きな人の写真は「かわいいね」「私もかわいくなりたい」で終わることができるけど、動画だと「あの子になりたい」がいっぱいで苦しくなるので見るのを躊躇ってしまう。大好きなあの子のYouTubeはいつまでも再生リストに保存したままだ。大好きだから見たいのに、自分の憧れが存在しているということを自分の目で直に感じるのが苦しい。

いままでずっとかわいくなる努力をしてきた。でも、外見は簡単に変わっても内面はそう簡単には変わらない。私には取り柄がないし、これといった特技も趣味もないし、内面だって褒められるような人間じゃない。強いて言うなら、かわいくなるために頑張ってきたことだけが取り柄だ。でも今のままじゃだめなんだ。だって前よりかわいくなれたって私にはまだ何もないし、この苦しみから解放されたわけじゃない
憧れは憧れのまま、今日もあの子にはなれない。

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