Big Bang Theory S1Ep16 命がけの誕生日パーティとアメリカのクッキーとあたり前田のクラッカー
本投稿タイトルは記事用です。ドラマの正式なタイトルはこちら。
The Peanut Reaction:誕生日パーティーを秘密にする法則
ビッグバンセオリーを見ていて面白いなと思ったオタクネタで自分が知っているネタ、調べたネタをまとめておいておくために作ったものです。ざっくりとした背景はこちらもご覧ください。目次もかねて作成しています。
エピソードタイトルについて
今回も英語と日本後のタイトルは乖離してます。
英語タイトルは「The Peanut Reaction(ピーナッツ反応)」。タイトルだけ見てもピーナッツアレルギーのハワードが大変なことになりそうなことは予想が付きます。
一方で日本語タイトルは「誕生日パーティーを秘密にする法則」。ハワードが誕生日にピーナッツを食べさせられて大変なことになるのか、それとも誰か別人のイベントでハワードが大変なことになるのか、タイトルだけでは分かりません。実際にはレナードの誕生日だったのですが、このエピソードの放送日は2008年5月12日。この日は月曜日ですが、会話の中で土曜日がレナードの誕生日と明確に話していますから、放送日=誕生日ではありません。
最初の登場シーンで「土曜日の誕生日には来るの?」(Penny: So Leonard, will we be seeing you on Saturday for your free birthday cheesecake?)と聞いていますが、5月10日だったのか5月17日だったのかまでは特定できませんでした。
あらすじ
ペニーは星占いをしたときにレナードの誕生日を覚えていて、その誕生日=土曜日にチーズケーキファクトリーに来た4人の前で、誕生日特典でチーズケーキがタダになると勧めた。レナードはチーズがダメだが、キャロットケーキも可能と持ち掛けるが、レナードは誕生日に良い思い出がないので、と遠慮する。
ペニーはレナードの誕生日のサプライズパーティーを企画するが、付き合いの長いシェルドン達は反対して...
冒頭のシーン
チーズケーキファクトリー。いつもの4人がテーブルにいるが、ラージとシェルドンがパソコンでテトリスをしながら、腕相撲をしている。
ペニーが、他のウェイトレスから苦情が来てるといって止めるが、4人は聞かない。とにかく静かにして、とってペニーは手に持っていたケーキのろうそくに火をともし、別なテーブルのお客さんにハッピーバースデーとケーキのプレゼントをしにいく。
レナードはその光景をうらやましそうに見ていた。
それにしてもテトリスと腕相撲とはなんぞや?
トレスリング
このテトリスと腕相撲は、レナード曰くトレスリング(Trestiling)。テトリスとアームレスリングからできたことは明らかですが、ハワードの説明では「腕相撲とテトリスで体と頭の両方を使うスポーツ」だそうです。
ほんまかいな?と思うのは、Trestlingは既に存在する「Trestle」の現在分詞があり、エンジニアのハワードがそれを無視するかな?という点。
Trestleというのは架台のことだそうで、それを利用して作った橋を「Trestle Bridge」とか「Trestling Bridge」と呼ぶのだそうです。英語のウィキペディアではすぐに写真が表示されますね。
日本後のページもありますが、写真がnoteでは表示されなかったので、英語の記事を先に貼り付けました。
トレッスル橋はさておき、4人が頑張っているトレスリング。二つも同時に組み合わせて二人だけの競技にしてしまうと、一人が二つとも勝つか負ける場合は勝負がつきます。しかし、腕相撲とテトリスの勝ち負けが分かれると勝負はどうするんでしょうね?
エピソードでもシェルドン vs ラージでは、不思議なことにシェルドンが腕相撲でラージを圧勝しました。ラージが両腕使ってもシェルドンに勝てなかった。これもほんまかいな?シェルドン、そんなに腕力あるの?(笑
そしてなぜかラージはテトリスでシェルドンに圧勝しているらしいですが、なんか設定逆じゃないですかね?シェルドンがテトリスは強くて、ラージは腕相撲が強い方がありえそうな感じ。
ステイルメイト
ペニーから、さっさとやめて!と言われた4人。テトリスはラージが、腕相撲はシェルドンが勝っているので、シェルドンが「ステイルメイトでやめにしよう」と提案します。
チェスはくわしくないのですが、調べてみるとこんなページがありました。
将棋の持将棋や千日手、引き分けとも違うようで、日本語のウィキに「将棋におけるステイルメイト」という項目が設けられていました。
よく読んでみますと、理論上は存在するらしいですが、実際に発生するケースは皆無に近いそうです。将棋はチェスと違って、とった駒をつかえるからというのは納得。
本将棋でも理論上、ステイルメイトは存在する。しかし本将棋の実戦では、ステイルメイトが発生するケースは皆無に近い。本将棋では、ステイルメイトについてルール上は規定されていない。
理論上、ありうる事例を読んでみましたが、そんなところに行く前に決着するというのは実際のところかと思います。
キーブラー・エルフとあたり前田のクラッカー
ステイルメイトで引き分けにしようと言ったシェルドンですが、日本語字幕では「君はテトリスは強いが腕力はモヤシだ」の部分の実際の会話はこうなっています。
Sheldon: We might as well stop, it’s a stalemate. You’re beating me in tetris, but you’ve got the upper body strength of a Keebler Elf.
(君はキーブラーエルフの上半身の強さだな)
Raj: Keebler Elf? I’ve got your Keebler Elf right here. (Strains to push Sheldon’s arm down. Tries using both hands, still with no effect.) Okay, it’s a stalemate.
キーブラーエルフは何かと思ったら、アメリカで1853年から続くビスケットのキーブラーという会社があり、そのマスコットキャラクターのことだそうです。
こちらはYouTubeで1980年代のビンテージ広告として紹介されている動画ですが、なるほどとても小さい小人で、この上半身の強さっていうのであればシェルドンでも勝てそうではありますね。
あまりに日常的な光景すぎてなのか、ビッグバンセオリーのファンダムサイトでも、キーブラーエルフについては一言も触れられていませんでした。
日本でも前田製菓のURLが「www.atarimaeda.com」になっているのが「あたりまえ」のようなものでしょうか。
こういうのを見ると、ドラマの何気ない会話の裏にある文化的な内容は、一朝一夕では追いつけないよなぁと改めて思います。
日本語もしかりで、「あたり前田のクラッカー」などと外国人に言ってみても、ちょっと勉強したぐらいの人には全く通じないことでしょう。
ちょっと脇道にそれますが、アリシア・フォードというロシア人歌手はMax Luxというグループとして日本で日本語の歌を歌って活躍しているのですが、日本語を身に着ける上でもっとも役に立ったのは、弘兼憲史先生の漫画「黄昏流星群」で、全巻買いそろえて、出てくる言い回しを覚えて日本語を勉強したと言っています。
弘兼憲史先生を「最高の恩人」と呼び、黄昏流星群はなんと「神棚」に飾ってあるとまで話していました。弘兼先生、すごいですね。
Max LuxのCDはAmazonでも販売されていて、もちろん購入済み。Amazonのプライムミュージックに入っていますので、良かったらお試しを。
ペニー、星占いの時にレナードの誕生日を確認
レナードのケーキはさておき(レナードもそういってる)、ペニーはどうやって誕生日を知ったか?星占いの会話をした時に分かったそうです。
Leonard: Forget about the cake, how did you know that my birthday is Saturday?
(字幕)僕の誕生日を知ってたの?
Penny: I did your horoscope, remember, I was going to do everybody’s until Sheldon went on one of his typical psychotic rants.
(字幕)星占いしたでしょ。シェルドンに邪魔されたけど。
Sheldon: For the record, that psychotic rant was a concise summation of the research of Bertram Forer, who in 1948 proved conclusively through meticulously designed experiments, that astrology is nothing but pseudo scientific hokum.
(字幕)バートラム・フォアの研究を簡潔に説明しただけだ。1948年 フォアは実験で証明している。占星術はエセ科学だと。
Penny: Blah blah blah, a typical Taurus. So, seriously, are we going to see you Saturday?
(字幕)おうし座はうるさい。誕生日に来る?
シェルドンのセリフ、やっぱり早口すぎて字幕が追いきれません。
「念のために言っとくと、サイコな反論(ペニーの表現)っていうのは、バートラム・フォアが1948年に細心の注意を払って組み立てた実験によって、占星術とはエセ科学的なでっち上げ以外の何物でもないと最終的に証明した研究の簡潔な要約だ。」
これ、シェルドンの早口にあわせて字幕で読み取ってもらうのは、さすがに大変ですね。
シェルドンが占星術を徹底的に批判しているのは今回だけでなく、一番最初にシェルドン、レナードとペニーが一番最初に会ってお互いに自己紹介したときもそうでした。
誕生日を祝わないことについての論文
占星術はさておき、ペニーは「真面目な話、土曜日来るわよね?」と誘いますが、レナードの家庭では良い成績を取ったらお祝いをしてくれたけれども、母親の産道を通った日はその対象ではない、とか変な会話。いや、このメンバーなら自然な会話なのか...?
Leonard: No, it’s no big deal, it’s just the way I was raised. My parents focused on celebrating achievements, and being expelled from a birth canal was not considered one of them.
Penny: Uh, that’s so silly.
Sheldon: It’s actually based on very sound theories, his mother published a paper on it.
(字幕)彼の母親はその件で論文も発表した。
Penny: What was it called, “I hate my son and that’s why he can’t have cake?”
(字幕)「息子が嫌いでケーキなし」って題名?
Sheldon: It was obviously effective, Leonard grew up to be an experimental physicist. Perhaps if she’d also denied him Christmas he’d be a little better at it.
(字幕)レナードは物理学者だ。効果は実証された。クリスマスもやれば更に優秀だった。
誕生日を祝わなかったから物理学者になったので、母親がバースデーケーキを与えなかったことが正しかったことは実証されていて、クリスマスも祝ってなければもっと優秀だったって、シェルドンひどすぎ。
レナードも昔はサプライズパーティーを期待してて、家に帰ったら車がたくさんあってケーキもあったから、サプライズパーティと思ってたら祖父が亡くなったので、っていうのはさすがにシェルドンを上回る悲しさ。
誕生日パーティではなかったレナードの体験より悲惨な卒業パーティってどんなのだろう?
レナードのこの話を聞いて、ペニーがそんな悲しい話は聞いたことがない、と言ったところ、ハワードが卒業パーティの方が悲惨だった、と言ってます。ちょうどここでオープニング・クレジットに切り替わるので、卒業パーティの悲惨さは触れられてませんでした。どこかで取り上げてたかな?
Howard: You think? Go ahead, tell her about your senior prom.
(字幕)卒業パーティのほうが悲惨だよな?
プロム≠卒業パーティ
さて、上のハワードのセリフ。字幕では卒業パーティとなっていますが、オリジナルはプロム。
ウィキでは「イギリス・アメリカ・カナダの高校で」とありますが、以前はイギリスではやっていませんでしたが、最近ではアメリカの影響でやるようになったと聞きました。
プロムナード(米:promenade、舞踏会)の略称で、イギリス・アメリカ・カナダの高校で学年の最後に開かれるフォーマルなダンスパーティーのことである。
トレッスル橋のところでも書いたのですが、日本語のウィキをnoteに貼っても画像が表示されないのが残念ですね。
下は日本語と英語のウィキ。
この日本語のウィキにもありますように、プロム=卒業パーティとはなっていないようです。
高校最後の学年(日本の高3に該当)に開かれるものをシニア・プロム(Senior prom)、最後から2番目の学年(日本の高2に該当)に開かれるものをジュニア・プロム(Junior prom)という。特に卒業時に開かれるプロムはアメリカやカナダの高校生にとってとても重要なイベントとなっている。また、大学でもプロムが開かれることがある。
参加は原則として男女のペアであり、相手は同級生でなくても良く、上級生や下級生はもちろん卒業生や学校外の者でも構わない。また、参加は強制ではない。そのため、相手がいなくて全く参加しない者や毎回違う相手と何度も参加する者など様々である。パートナーを決めるのは男子が女子を誘うパターンが一般的で、卒業のプロムまでにパートナーを見つけられなかったり、思い通りの相手と組めなかったりすることが多々ある。
レナードのケースは「Senior prom」とありますので、高校最後の「学年」のプロムであったことは間違いないですが、「特に卒業時に開かれるプロムは…特別に重要」とあるように、一年に一回、卒業前だけとは限っていないですし、参加は強制ではないのですから、日本のいう卒業パーティーとは違いますよね。
引用部分の最後のところは、アメリカの高校生活を描いたドラマでは、必ず取り上げられる重大テーマ。
ペニーの脅迫
ペニーはレナードのパーティをサプライズで開催することに決めて、レナードがテイクアウトの夕食を買いに出かけたすきに、シェルドン、ハワード、ラージに「パーティやろう!」と持ち掛けます。
もちろん、シェルドンはレナードのことを知っているので、やらないというのですが、ペニーがシェルドンを脅迫します。
その時のシーンがこちら。
個人的には、この時のペニーが一番、輝いていると思いますね。シーズン1もほぼ終わり(この次の第17話がシーズン最終話)に近づき、4人との関係も馴染んできて、最初は宇宙人でしかなかったシェルドンの扱い方がわかってついに脅しをかけてでもパーティーをやらせる。
女優としてもシリーズ全体としても全員の距離感が安定し、ペニーが乗りに乗っている、という感じです。
おっと、何かずいぶんとペニー推しな発言になりましたが、この時のペニーのセリフはシェルドンの圧に負けない勢いと早口でまくし立てています。
Penny: Okay, here’s the deal, you either help me throw Leonard a birthday party or, so help me God, I will go into your bedroom and I will unbag all of your most valuable mint condition comic books. And on one of them, you won’t know which, I’ll draw a tiny happy face in ink.
(字幕)パーティーに協力しないなら、あなたのコミックを全部袋から出し、ニコちゃんマークを書いてやる。
シェルドンの早口に負けない勢いで話すペニーのセリフもさすがに全部は字幕にできていません。
太字は字幕から脱落してしまっている部分で、これらがなくても意味は分かります。この翻訳の手腕は素晴らしい。
しかし、この部分のニュアンスまで理解できたら、ビッグバンセオリー、もっと楽しいことも間違いないです。言語で即理解ができたらいいですよね。
イケてる誕生パーティの開催とプレゼント
「価値が高い未開封のコミック」をすべて開封し、そのうちのどれか一冊にインクでニコちゃんマークなんか書かれた日には、シリーズ全体の価値を毀損してしまいます。
ペニーのブラックメールに屈したシェルドンは「イケてる誕生パーティ」を開催することに同意しました。
アレックス・ロス
プレゼントは、ラージはダークナイトの限定フィギュア。かなり大きいです。包装されていて中身は分からないのですが、ハワードのセリフ(Raj got him an awesome limited edition Dark Knight sculpture based on Alex Ross’s definitive Batman)から検索すると、これでしょうかね?
アレックス・ロスはアメコミで有名な作家で、DCからマーベルまで幅広く手掛けているようです。
彼のオフィシャルサイトは、現在マーベルのヒーローがメインで描かれていますね。マーベルに引き抜かれたんかな?
日本で言えば、例えばカトキハジメとかそんな感じでしょうか?
サイン入りファインマン物理学
ハワードは、ファインマンのサインの入った物理学の本。
ペニーも別のエピソードで同じ本を買ったような気がする。(けど、ネタだらけで、これはそのうち出てきたら調べることにしよう。)
シェルドンのプレゼントは?
ペニーはセーターを買いましたが、シェルドンはプレゼントは買わない主義で準備していませんでした。
そこをペニーがプレゼントは買う!と説得しようとしますが、シェルドンは譲らない。
しかし、ハワードのアドバイスで「不可避的な社会的習慣(non-optional social convention)」と言うと、なんと!これぞ、ビビディ・バビディ・ブゥ!「それなら仕方ない」ということでプレゼントを買うことにシェルドンも同意します!
そしてペニーがシェルドンを連れ出してプレゼントを買いに行き、ハワードはレナードを部屋から連れ出してサプライズパーティの準備をラージがすることになりました。
ペニーとハワードの苦難とピーナッツ
役割を決めたはいいものの、ここからペニーはシェルドンのせいで、ハワードはレナードのせいで大変な苦労を強いられることになります。
ハワードがあの手この手でレナードを連れ出そうとしますが、レナードは応じません。
ブレードランナーの修正限定版を上映しているので、それを見に行こう!と誘うも、レナードは見たので行かないと応じます。
ハワードによれば、それは「ファイナルカット」で、これから見に行こうとしているのは「8秒の未公開シーンが追加されたもの」だそうです。
調べてみると、「ブレードランナー・ファイナルカット」は2007年に公開されていました。
ですが、ハワードの言う「未公開の8秒」を追加したバージョンについては、どこにも言及がなく、2007年のファイナルカットの次のバージョンは2017年の「Ultra HD Blu-ray/IMAX版」のようです。
ハワードはもしかしたらレナードを連れ出すためにはったりを噛ましたかもしれません。
なお、「ブレードランナー アルティメットコレクション」というのもあるのですが、これも製作は2007年でファイナルカットまでの複数のバージョンが含まれているだけで、2008年5月前後に8秒だけ追加されたものがあることは確認できませんでした。
そしてこちらは2017年に次のような調整が加えられているとは書いていますが、いずれにしても2008年のビッグバンセオリーのエピソードで取り上げられた内容とは違いますね。
4K解像度に変換するにあたりスコットの監修のもとに細かな調整が加えられ、音声が新たにリミックスされたバージョンとなっている。
レナードのつれない対応に、しかたなくピーナッツを食べたかもしれないから病院に連れて行ってくれ!とお願いして、ようやくレナードの連れ出し成功します。
一方のシェルドン。ペニーにドライブさせてプレゼントを買いにきたはいいものの、映画のDVDではなくてDVDバーナーだったり、802.11n無線ルーター。ペニーがボックスの男性がハッピーに見えるからこっちにしたら?とか適当に選ぶも、自分の子供の時のトラウマをレナードに味わわせるわけにいかないといって、真剣に選ぼうとするのですが、12歳の時に欲しいと言ったのはなんと遠心分離機。
それにも関わらず、シェルドンの母親はモーター付きダートバイクを買ってきて、それがトラウマだと。
ようやく選び終わって帰ろうとしたところに、別の客から電子機器の問い合わせを受けて、まともに回答したせいで、次から次へと客がシェルドンに質問に来て帰れなくなってしまったペニー。
ペニーは仕方なく、ハワードに電話してしばらくレナードを足止めしてくれるように頼むも、仮病での診察もできずにもう限界。
病院で仮病での治療が受けられないなら…
そこで、ペニーは女の子を紹介してあげるからなんとかして、ということで覚悟を決めたハワード。
隠し持っていたピーナッツ入りのお菓子を食べて、本当のアレルギー症状が発生。ここで英語のタイトルの「The Peanut Reaction」回収。
病院でアレルギーの処置とありとあらゆる検査をして戻ってきたハワードとレナード。
既にサプライズパーティは終わってしまっていましたが、ペニーが「レナード抜き」のレナードの誕生日パーティのビデオを見せた後、「誕生日、おめでとう!」と言ってキスして、劇終。
ああ、レナードがペニーの誕生日を聞くところで終わってますが、これも回答部分まではなし。
放送日が誕生日だったなら?
エピソードタイトルのところでも書きましたが、もしこのエピソードの放送日がレナードの誕生日だったとすると、ペニーはレナードの誕生日を祝うためにいろいろと心を砕き、シェルドンに振り回され、ハワードはピーナッツでえらいことになり、結局後日、友達をハワードに紹介した盛りだくさんな日です。
非常に強い印象を持って記憶に残っていそうなのですが、後日、ペニーとレナードが付き合うようになった後で(実際はさらに一歩進んだ関係になった後ですが)、ペニーはレナードの誕生日を覚えていないことが発覚します。
シーズン9の第9話、「プラトニックな恋愛の法則」での話ですが、もし本当に覚えていなかったとすると、ペニーはこの第1話の誕生日のイベントは、あくまでもサプライズパーティーがやりたかっただけで、レナードの誕生日はなんでもよいネタの一つだったことになりますね。
結果オーライな方向に進むので、第1シーズンのこのあたりでは野暮なツッコミはこの辺にしておきましょう。
アメコミ関係のネタも程よく混じっていましたが、そちらの要素は少なめだったのに、今日も長いネタ記事、最後までお読みいただき、ありがとうございました。
本エピソードで他に見落としているネタがありましたら、コメントいただけると嬉しいです。